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2024年7月18日に更新済み
2024年7月18日
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Sun
BackMarket コンテンツクリエーター
2022年にリリースされたApple Watch SE(第2世代)は、第1世代のApple Watch SEと比較して、プロセッサのアップグレードや衝突事故検出機能などの改善点があります。こちらのページでは、Apple Watch SE2を中心にできることやスペックを解説するほか、SEシリーズのアップルウォッチでできないことやデメリットもご紹介します。性能面ではApple Watch SE(第2世代)の方が魅力的ですが、第1世代のSEでも充分なスペックがあります。
第2世代と第1世代のApple Watch SEについて詳しく比較をする前に、SEシリーズに関する概要から見ていきます。私たちBack Market(バックマーケット)では中古&整備品のアップルウォッチなど、Apple製品をリファービッシュ品で幅広く取り扱っていますが、アップルウォッチではSEシリーズのほか、ナンバリングモデルやUltraシリーズもあります。
Apple Watch SEシリーズは2020年9月に発売されたSE1(第1世代)と、2022年9月リリースのSE2(第2世代)の2種類があり、ナンバリングモデルやUltraモデルと比べて安い価格設定が特徴的です。
詳しくは以下でも解説しますが、Apple Watch SE(第2世代)では最低限の性能があるものの、常時表示ディスプレイや高速充電、血中酸素濃度の測定には非対応です。
同時期(2022年)にはApple Watch Series 8とApple Watch Ultraもリリースされましたが、ヘルスケア機能や充電スペックなど、一部の性能を下げる代わりにコストパフォーマンス面で高く評価されるようなモデルとなります。
そのため、運動やワークアウトに関する基本的な記録ができれば問題ないユーザーや、iPhoneとの連携・通知確認や通話などの用途以外ではそれほど使わないなど、エントリーモデルとしての需要がSEシリーズにあります。
スマートウォッチを初めて利用する方や、アップルウォッチの新規購入にあまりコストをかけたくないない方にとって、SEシリーズは適しています。おすすめのモデルを検討する情報として、第2世代と第1世代のApple Watch SEを詳しく比較してみるといいでしょう。
Apple Watch SE2とSE1の基本性能について、以下表でまとめました。プロセッサのスペックや衝突事故の検出機能、端末の重量、カラーラインナップが主な比較ポイントとなります。
| ||
リリース日 | 2022年9月16日 | 2020年9月18日 |
防水 | 50mの耐水性能 | 50mの耐水性能 |
LTE対応 | GPS + セルラーで対応 | GPS + セルラーで対応 |
ストレージ | 32GB | 32GB |
重量 | 40mm:26.4g 44mm:32.9g | 40mm:30.4g 44mm:36.2g |
プロセッサ | S8 SiP | S5 SiP |
心拍数/脈拍測定 | ◯ | ◯ |
トレーニングセッションの記録 | ◯ | ◯ |
衝突事故検知機能 | ◯ | × |
カラーラインナップ | スターライト ミッドナイト シルバー | ゴールド スペースグレイ シルバー |
バッテリー寿命 | 最大18時間 | 最大18時間 |
常時表示ディスプレイ | × | × |
Apple Watch SEシリーズのスクリーン・ディスプレイは、第1世代と第2世代で同じスペックです。44mmのモデルは368 x 448のピクセル数で、40mmのモデルは324 x 394のピクセル数になっています。
ディスプレイの性能も同じで、最大輝度:1,000ニトのLTPO OLED Retinaディスプレイです。しかし、Apple Watch 6やApple Watch 7のほか、Apple Watch SE2と同時に発表されたApple Watch Series 8のようなサファイアクリスタルガラスは採用されていません。
アップルウォッチではアルミニウムのほか、ステンレスやチタニウムなど複数のケースの種類がありますが、SEシリーズに関しては第2世代と第1世代、どちらもアルミニウムに限定されます。
Apple Watch SE(第2世代)のカラーラインナップは、シルバーとミッドナイト、スターライトの3種類です。対して第1世代のApple Watch SEはシルバーが共通していますが、他はスペースグレイとゴールドになっています。
第2世代と第1世代のApple Watch SEシリーズはサイズも同じで、寸法は以下の通りです。
SEシリーズの比較 | 40 mm | 44 mm |
高さ | 40 mm | 44 mm |
幅 | 34 mm | 38 mm |
厚さ | 10.7 mm | 10.7 mm |
重量については、GPSモデルとGPS + セルラーモデルでそれぞれ微妙に異なりますが、GPSモデルの場合、第2世代のApple Watch SEの方が3〜4gほど軽くなります。ちょっとした違いですが、Apple Watch SE2の方が軽量で使いやすいというメリットがあります。
SEシリーズのモデルに関する比較では、プロセッサの性能も大きな違いです。第1世代のApple Watch SEは、Apple Watch 5モデルと同じS5 SiPが搭載されており、第2世代のApple Watch SEは、Apple Watch Ultraと同じスペックであるS8 SiPが使われています。
👉Apple Watch 5とApple Watch SEの比較解説!
S5 SiPと比較して処理速度が20%ほどアップされており、全体的な性能改善と関連して、Apple Watch SE(第2世代)では加速度センサーも追加されたことで衝突事故の検出機能も使えるようになっています。
Apple Watch SEシリーズのバッテリーは共通のスペックで、目安として18時間持続します。ただ、使い方によっては1日以上充電なしで利用可能で、SEシリーズでは常時表示ディスプレイの機能がないのでバッテリーの持ちが比較的良いように感じます。
バッテリー持ちが良く価格の安いアップルウォッチが欲しいなら、バッテリーの持ちが最大36時間まで延びる低電力モードが便利です。低電力モードはアクティビティやワークアウトの計測、衝突事故の検出など重要な機能を稼働しながら使えるメリットもあります。
第2世代と第2世代のApple Watch SEモデルについて比較しましたが、Apple Watch SE2の機能やスペックについてもう少し詳しく見ていきます。具体的な用途やできること、購入するメリットは多く、万が一の事故リスク対策にもなります。
アップルウォッチなどのスマートウォッチでは、ランニングやスポーツなどのワークアウトでのパフォーマンスを管理したり、ご自身の健康状態を正確に把握したいといった用途が多いですよね。
廉価版と呼ばれる第2世代のApple Watch SEでも、以下の通り普段の生活で役立つワークアウトやヘルスケアに関する機能を活用できます。
ワークアウトの管理(消費カロリー数・目標数値の可視化など)
心拍数・心肺機能の測定(心臓の鼓動が速い時、または遅い時など不整脈で通知)
睡眠の記録
周期の記録(頭痛・月経痛の管理)
健康管理などの機能はApple Watch SE(第1世代)とそこまでスペックの差がなく、ナンバリングモデルでもApple Watch 8など比較的新しい機種も、Apple Watch SE(第2世代)と同等です。
アップルウォッチではiPhoneユーザーにとって便利な機能が多く、LINEなどメッセージアプリの通知や通話、キャッシュレス決済など幅広い用途があります。
Apple Payを使ったキャッシュレス決済
内蔵スピーカーやマイクを使った通話
ナビゲーションで便利なGPSやコンパス、高度計
その他iPhoneとの連携(通知確認・カメラの操作・端末を探す機能など)
Apple Watch SE(第2世代)でも上記の通り、便利に感じるシーンが多く、旅行中でのナビゲーション・道案内でも役立ちます。
第1世代のApple Watch SEと異なる点として、SE2では衝突事故検知という新機能が追加されています。SE1では転倒に関する検知機能はありましたが、改善されたことで乗車中などの状況で事故が発生した場合、救急通報サービスで自動的に呼び出されます。
手動での緊急通報に加えて、重大な怪我を負ってユーザー自身が操作できない状況でも、自動的に通報してくれることでリスク回避に繋がります。普段から運転する機会が多いユーザーなどで、需要のある機能だと言えるでしょう。
一方で、第2世代のApple Watch SEではできないことや不便に感じる点も確認しておきます。第2世代と第1世代のApple Watch SEでは価格差もあり、コストパフォーマンスを考慮するとSE1も購入する価値があります。
SEシリーズのアップルウォッチは安価である反面、血中酸素濃度を測定するセンサーや電気式の心拍センサーが搭載されていないため、ヘルスケア管理に関する機能に制限があります。
血中酸素ウェルネス機能や心電図アプリは医療用での目的では利用できませんが、定期的な健康診断に加えて、普段から自身の健康状態をより詳しく把握したいユーザーは、SEシリーズが不向きです。
また、生理周期の管理などができる皮膚温センサーも非搭載で、Apple Watch Series 8以降に限定されます。アップルウォッチでできるヘルスケア機能を一通り使いたい場合には、後継機種の方が望ましいです。
Apple Watch SE(第2世代)の充電時間目安は150分で、短時間の充電(急速充電)には対応していません。急速充電が使えるApple Watch Series 7以降のモデルでは、45分で最大80%の充電が可能です。
睡眠時もアップルウォッチを使うと電池の減りが気になり、短時間での充電ができないと手間を感じます。ただ、以下でも解説していますがSEシリーズは常時表示ディスプレイが非対応であるため、電池の持ちが良く1日以上使えるといったメリットもあります。
機能性の違いでは、常時表示ディスプレイの非対応が重要なポイントです。常時表示ディスプレイに対応していないSEシリーズは、手首を上げるジェスチャーや画面のタップをしないとディスプレイ表示がされません。
あまり画面を確認することがないユーザーは、バッテリーの持ちが良くなるメリットの方が大きいと感じますが、毎回手首の角度を変えることが面倒だと思う方もいるでしょう。
もし、安いアップルウォッチモデルで常時表示ディスプレイを使いたい場合、高速充電にも対応しているApple Watch Series 6がおすすめです。リファービッシュ品なら3万円前後の価格帯と比較的安く、前モデルのApple Watch Series 5と比較して血中酸素濃度の計測もできるなど、スペックの高さで評価されます。
👉Apple Watch Series 5と6の違い・比較を解説!
また、第2世代のApple Watch SEは第1世代と比べて、端末の軽さや衝突事故検知機能などアップデートされている部分が少ない割に価格が高いといったレビューもあります。
40mmのGPSモデルで比較をすると、Apple Watch SE(第2世代)では30,000円ほどの価格帯に対して、Apple Watch SE(第1世代)は26,000円程度と多少安くなります。また、リファービッシュ品の場合には在庫数もApple Watch SE(第1世代)の方が多く、選びやすい利点があります。
Apple Watch SE(第2世代)のレビューについて一通り解説しましたが、エントリーモデルのアップルウォッチとして優れているのは確かです。
皮膚温センサーや血中酸素濃度測定センサー、常時表示ディスプレイなどは搭載されていませんが、リファービッシュ品で3万円ほどの価格帯で購入できるスマートウォッチの中では間違いなく高機能だと言えるでしょう。
常時表示ディスプレイはなくても問題ない
心拍計測や衝突事故検知など必要な機能が揃っている
軽量なアップルウォッチが欲しい
などの要望があり、比較的安価なアップルウォッチモデルを買うならApple Watch SE2がおすすめです。iPhoneとの連携で通知の確認や通話対応、キャッシュレス決済など便利な機能も多く、基本的なワークアウト・ヘルスケアの計測管理もできます。
ナンバリングモデルやApple Watch Ultraシリーズの後継機種も人気ですが、第2世代のApple Watchも日常生活で様々な使い方が可能です。これからスマートウォッチを初めて使うユーザーにとって、手軽に購入できる価格帯です。
アップルウォッチなどスマートウォッチの用途や目的に応じて、Apple Watch SEシリーズ以外のモデルも比較する必要があります。
よりハイスペックなヘルスケア機能として、皮膚温センサーや血中酸素濃度センサーや心電図アプリなどの利用が必要なら、Apple Watch 8またはApple Watch Ultraがおすすめです。
Apple Watch 8とApple Watch Ultraモデルは、どちらもApple Watch SE(第2世代)と同時期にリリースされた2022年の機種です。Apple Watch 8のリファービッシュ品は5万円前後の価格帯で販売しており、トレーニングでの血中酸素濃度を測定したい場合や生理周期の管理をしたい目的に適しています。
もしあなたがアスリートなら、チタン製で低温にも高温にも耐えるApple Watch Ultraをおすすめします。36時間持続する高性能なバッテリーや水温測定などアウトドアで活用できる機能が多く、ディスプレイサイズの大きさや最大輝度の高さなど見やすさも評価されています。
Apple Watch SEと比較すると高くなりますが、バックマーケットで販売しているリファービッシュ品であればお得にご購入いただけます。新品とは異なるデバイスでも、専門家による検品やクリーニング、必要に応じた修理・部品交換を行った上で販売していますので、安心できます。
コンテンツクリエーターとして6年の経験を持ち、以前はゲーム業界で活動していました。BackMarketの目標である、リファービッシュ品の普及と「新しい」の再定義に貢献することをミッションとして掲げます。整備済製品の魅力やデバイス選定のポイントなど、役立つ情報を今後も提供していきます。