アップルのハイエンドノートブックモデルとして位置づけられているMacBook Proシリーズは、それまでハイエンドノートブックとして発売されていたPowerBookシリーズに変わるモデルとして、2006年に発表されました。
当時、ずっとApple製のチップを搭載していたApple製のコンピューターに、遂にインテル製のチップを搭載することとなり、大きな話題となりました。
これにより「Boot Camp」を利用して、いままでは不可能だったWindowsをMacBook上で動作させることが可能になり、アップルのデザインに惹かれていたものの、ソフトウェアの条件などで断念する人たちにも裾野が広がりました。
その高性能なハイエンドモデルとして、そのハイパワーを発揮できる動画編集や音楽制作、グラフィックデザインなどの分野で愛用されてきました。
MacBook Proの歴代モデル比較は、種類が多すぎるので全ては本記事で書ききれませんが、大きく分けると初期のアルミニウムボディモデル、次のユニボディモデル、Retinaモデル、その後のUSB-C/Thunderbolt3のみのモデルで、ここまでのモデルは基本的に13インチと15インチのサイズ構成です。
現在まで続くApple シリコン搭載の、SDカードスロットやポートなどが復活した、MagSafe3電源を搭載の13インチ、14インチ、16インチのサイズ構成になったモデルが登場し、2023年の最新のモデルでは新しいチップセットのM3が搭載され、13インチモデルの販売がなくなりました。
生産終了したMacBookシリーズの歴代モデル
MacBookという名前として、歴代のMacBookシリーズにはもう一つモデルがありました。2015年に発表された12インチのMacBookで、いわゆる無印のMacBookです。MacBookの名称は過去にもありましたが今現在、最新OSに対応しつつ使用できるのはこのモデルのMacBookだけです。
MacBook Airよりさらに小型な最軽量モデルとして発表されましたが、削ぎ落としすぎた性能のおかげで人気が出ず、2017年モデルを最後に生産終了しました。販売も2019年で終了しています。
この2017年最終モデルのみが今でも最新OSに対応しているモデルで、モバイルの最軽量マックを探している人なら最後のチャンスと言えるでしょう。
ただし、よほどこのモデルが欲しいという方以外はあまりおすすめできません。12インチの小型が使いたいというユーザーには適していますが、メイン機種として利用するには使いづらく、古いモデルのため整備品でもあまり出回っていないため基本的にはMacBook AirとProのいずれかで選択します。
MacBook AirとProの性能やスペックについて、歴代のモデル・機種を一覧で比較することで、どれだけの変化があったという情報や最新モデルだけでなく型落ちモデルでも充分使えることがお分かりいただけます。個別で詳しく解説しますので、引き続きお読みいただけますと幸いです。