歴代モデルのMacBook AirとProを比較解説!年代別の性能とおすすめモデルは?

2025年1月15日


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人気のMacBook AirやMacBook Proではどのような機種が発売されてきたか、歴代モデルについて性能比較とあわせてご紹介します。最新のM3・M4世代チップの機種も注目されていますが、型落ち機種も充分な性能で安く購入できるメリットがあります。どの年代のモデルを狙うべきか、またどんなユーザーに向いているかなどを確認するほか、比較的安く購入できるリファービッシュ品(整備済製品)の中で特におすすめのモデルや狙うべき機種など、歴代モデルの中から選びましたのでぜひご参考ください!

MacBookシリーズの歴代モデル・種類に関する概要

MacBook各シリーズの歴代モデルや性能を解説する前に、まずはMacBook全体の種類やそれぞれの違いについて見ていきます。

Apple Macシリーズでは大きく分けてデスクトップラップトップの2種類があり、デスクトップではiMacシリーズが一般的なモデルです。対して、本記事で歴代モデルを詳しく紹介していくApple MacBookシリーズは、機能や用途に応じてMacBook AirとMacbook Proが選択されます。

Apple Macシリーズのラップトップ(MacBook)は3種類

以下でも詳しく紹介していますが、MacBookは3つに分類されます。2017年が最終モデルのMacBookを除くと、実質的にはMacBook AirかMacBook Proのいずれかを選択することになります。

  • MacBook Air(リリース年:2008年〜2024年)

  • MacBook Pro(リリース年:2006年〜2024年)

  • Mac Book(リリース年:2006~2010年・2015~2017年)

歴代のMacBookシリーズで遡ると、2006年モデルが最も古い機種になります。ただ、2025年1月時点でMacBookの購入を検討する場合、古すぎる機種は市場に出回っていなかったりスペック的に不安があるため、新品だけでなく中古品やリファービッシュ品でのご購入を検討する際には古くても2017年モデルあたりが現実的な選択肢になります。

MacBook AirとProの違い

MacBook AirとProに関して、性能や重量のほか画面サイズなど異なる点があり、主な違いや用途的におすすめのユーザーの傾向は以下の通りです。

  • 13インチのMacBook Air:最新モデルは1.24kgと軽量で、持ち運びする機会の多いユーザーが特に使いやすい

  • 15インチのMacBook Air:2023年から登場したモデルで、大画面のMacBook Airが欲しいニーズに応える

  • 13インチ・14インチのMacBook Pro:性能が良く、ビジネスシーンで多用するユーザーにおすすめ

  • 16インチのMacBook Pro:ゲームや動画編集など、画面の大きさとハイスペックを求めるユーザーにおすすめ

本記事ではMacBook AirとPro、それぞれの歴代モデルを重点的に解説しますが、MacBook AirとProの性能を比較したい場合や違いを詳しく知りたい際には、以下の関連記事が参考になります。

👉MacBook AirとMacBook Proの違い・各モデルの選び方を解説!

MacBookシリーズの歴史・特徴

Apple MacBookシリーズについて、それぞれの歴史やこれまで発売された歴代モデルについて見ていきます。

本ページでは、Mac製品をメインに解説していますが、異なるOSであるWindowsのノートパソコンも需要があります。気になる方は、MacとWindowsの違い比較ページもご参考ください。

MacBook Airシリーズの歴代モデル

macbook air

MacBook Airシリーズは、2008年にスティーブ・ジョブズが封筒から取り出し、「世界最薄のノートブック」とのキャッチコピーを掲げ発表されました。

そのキャッチコピーに恥じない薄いアルミニウム筐体は、当初から光学ドライブなどを排除し、必要最低限のポートだけを搭載し、現在に続くWi-Fi時代を見据えた設計となり話題を呼びました。また、MacBook Proモデルと比較して端末の軽さが特徴的で、ノートパソコンで重要視される持ち運びのしやすさで大きなメリットがあります。

2024年現在発売されているのは、CPUもApple製のM3チップを搭載した13インチのモデルが販売されています。また、2023年にリリースされたM2チップモデルと同様、15インチのモデルも引き続き登場しています。

MacBook Proシリーズの歴代モデル

MacBooks

アップルのハイエンドノートブックモデルとして位置づけられているMacBook Proシリーズは、それまでハイエンドノートブックとして発売されていたPowerBookシリーズに変わるモデルとして、2006年に発表されました。

初代のMacBook Proモデルは、はじめてIntel製のプロセッサが搭載された機種です。従来のPowerBookモデルと比較して最大4倍の性能を発揮するなど、当時から高い性能が注目されていました。高性能なハイエンドモデルとして、オンライン会議などよくある用途からハイパワーを発揮できる動画編集や音楽制作、グラフィックデザインなどの分野で愛用されてきました。

MacBook Proの歴代モデル比較は、種類が多すぎるので全ては本記事で書ききれませんが、大きく分けると初期のアルミニウムボディモデル、次のユニボディモデル、Retinaディスプレイモデルと進化しており、Touch Bar搭載モデルも登場しました。また、2021年モデルから14インチと16インチの2種類が一般的となり、Apple製のシステムオンチップ(SoC)では、同時期にリリースされるMacBook Airより高性能なプロセッサが搭載されています。

生産終了したMacBookシリーズの歴代モデル

MacBookという名前として、歴代のMacBookシリーズにはもう一つモデルがありました。2015年に発表された12インチのMacBookで、いわゆる無印のMacBookです。

MacBook Airよりさらに小型な最軽量モデルとして発表されましたが、削ぎ落としすぎた性能のおかげで人気が出ず、2017年モデルを最後に生産終了しました。販売も2019年で終了しており、最新のmac OSにも対応しなくなりました。2017年モデルのMacBookは、macOS Venturaのバージョンまでアップデートが可能です。

2017年最終モデルも12インチのディスプレイで、0.92kgの重量とかなり軽いです。モバイルの最軽量マックを探している人なら最後のチャンスと言えるでしょう。

ただし、よほどこのモデルが欲しいという方以外はあまりおすすめできません。12インチの小型が使いたいというユーザーには適していますが、メイン機種として利用するには使いづらく、古いモデルのためリファービッシュ品でもあまり出回っていないため基本的にはMacBook AirとProのいずれかで選択します。

MacBook AirとProの性能やスペックについて、歴代のモデル・機種を一覧で比較することで、どれだけの変化があったという情報や最新モデルだけでなく型落ちモデルでも充分使えることがお分かりいただけます。個別で詳しく解説しますので、引き続きお読みいただけますと幸いです。

MacBook Air/Proの歴代モデルをプロセッサ(CPU)で比較

まずは基本的な性能の比較で、MacBook AirとProのプロセッサ(CPU)の仕様について歴代モデルで見ていきます。プロセッサは言わばノートパソコンの頭脳的な役割があり、作業の速さや効率化などの性能で大きな影響があります。

以下表で各年代モデルのプロセッサとコア数をまとめましたが、コア数が多いほどMacBookの処理スピードが向上します。

MacBook Air歴代モデルのプロセッサ・コア数

リリース年

プロセッサ

コア数(CPU)

2024年

Apple Silicon M3

8

2023年

Apple Silicon M2

8

2022年

Apple Silicon M2

8

2020年(11月)

Apple Silicon M1

8

2020年(3月)

Core i3-1000NG4

Core i5-1030NG7

Core i7-1060NG7

4

2018年

Core i5-8210Y

2

2017年

Core i5-5350U

2

2015年

11インチ:Core i5-5250U/Core i7-5650U

13インチ:Core i5-5250U/Core i7-5650U

2

Macbook Airでは2022年モデルより、M2チップセットによる処理速度の向上が見られます。2023年モデルのMacBook Pro(M3チップ)と比べたら劣りますが、それでもビジネスシーンやオンラインゲームなど、一般的な動作・作業であれば問題なく快適に使えるレベルです。

また、高性能なスペックを重視している場合には2024年にリリースされたM3世代のMacBook Airも比較してみるといいでしょう。詳しくはMacBook ProとMacBook Airの違いもご参考ください。

MacBook Pro歴代モデルのプロセッサ・コア数

MacBook Proの歴代モデルでは、ディスプレイサイズごとでリリース時期や性能が変わるため、以下の通り13インチ、15/16インチ、14/16インチでそれぞれ記載しました。CPUのコア数について複数のオプションがある場合、最大のコア数で比較しています。

リリース年

プロセッサ(13インチ)

コア数(CPU)

プロセッサ(15/16インチ)

コア数(CPU)

プロセッサ(14/16インチ)

コア数(CPU)

2024年11月

Apple Silicon M4

Apple Silicon M4 Pro

Apple Silicon M4 Max

10(M3)

14(M3 Pro)

16(M3 Max)

2023年11月

-

-

-

-

Apple Silicon M3

Apple Silicon M3 Pro

Apple Silicon M3 Max

8(M3)

12(M3 Pro)

16(M3 Max)

2023年2月

-

-

-

-

Apple Silicon M2 Pro

Apple Silicon M2 Max

12

2022年

Apple Silicon M2

8

-

-

-

-

2021年10月

-

-

-

-

Apple Silicon M1 Pro

Apple Silicon M1 Max

10

2020年11月

Apple Silicon M1

8

-

-

-

-

2020年5月

Core i5-1038NG7

Core i5-8257U

Core i7-1068NG7

4

-

-

-

-

2019年

Core i5-8257U

Core i5-8279U

Core i7-8557U

Core i7-8569U

4

Core i7-9750H

Core i9-9880H

Core i9-9980HK

8

-

-

2018年

Core i5-8259U

Core i7-8559U

4

Core i7-8750H

Core i7-8850H

Core i9-8950HK

6

-

-

2017年

Core i5-7267U

Core i5-7360U

Core i7-7567U

2

Core i7-7700HQ

Core i7-7820HQ

Core i7-7920HQ

4

-

-

2016年

Core i5-6267U

Core i5-6287U

Core i5-6360U

Core i7-6567U

Core i7-6660U

2

Core i7-6700HQ

Core i7-6820HQ

Core i7-6920HQ

4

-

-

2015年

Core i5-5257U

Core i5-5287U

Core i7-5557U

2

Core i7-4770HQ

Core i7-4870HQ

Core i7-4980HQ

4

-

-

2019年よりプロセッサコアが増加しており、2024年11月にリリースされたM4世代チップのMacBook Proモデルは、Pro Maxの最上位機種だと16コアCPU/40コアGPUと性能が格段に上がっています。

歴代のMacBook Air/Proモデルでベンチマークスコアも比較

MacBookの各機種について、処理速度の目安としてベンチマークスコアが参考になります。海外サイトのnanoreview.netで公開されているデータを基に、Geekbench 6のベンチマークをモデルごとにまとめました。

ベンチマーク比較

Geekbench 6(シングルコア)

Geekbench 6(マルチコア)

16インチMacBook Pro(M4 Pro Max/16コア)

3898

25470

16インチMacBook Pro(M4 Pro/14コア)

3775

21977

14インチMacBook Pro(M4/10コア)

3691

14287

16インチMacBook Pro(M3 Pro Max/16コア)

3141

20930

16インチMacBook Pro(M3 Pro/12コア)

3061

14579

14インチMacBook Pro(M3/8コア)

2871

11434

15インチMacBook Air(M3 /8コア)

2958

11376

13インチMacBook Pro(M2 /8コア)

2563

9898

13インチMacBook Air(M2 /8コア)

2425

9590

13インチMacBook Pro(M1 /8コア)

2269

8368

13インチMacBook Air(M1 /8コア)

2331

8630

15インチMacBook Pro(  Intel Core i9 9880H /6コア)

1479

6618

15インチMacBook Pro( Intel Core i7 8750H /6コア)

1256

4612

同じM4世代チップでもM4 ProとM4 MaxのMacBook Proはマルチコアのベンチマークスコアがかなり高く、改善されていることが分かります。また、Apple製シリコンチップが導入される前のIntelCPUと比べると、M1世代のモデルでベンチマークスコアが大きく改善されています。

以下でバッテリー性能の比較もしていますが、バッテリー持続時間においてもIntelCPUとM1世代以降の機種で大きな差があります。ある程度のスペックを求めるユーザーは、M1世代のMacBookモデルがコスパが高くおすすめです。

MacBook Air/Proの歴代モデルをディスプレイサイズで比較

MacBook Pro

上記でもディスプレイサイズについて少し紹介しましたが、各MacBookシリーズで登場している画面のサイズ(インチ数)について確認します。

歴代モデルのサイズ比較

MacBook Air

MacBook Pro

MacBook(無印)

11インチ

○(古いモデル)

-

-

12インチ

-

-

○(古いモデル)

13インチ

-

14インチ

-

-

15インチ

-

16インチ

-

-

17インチ

-

○(古いモデル)

-

MacBook Airは13インチが主流で、使いやすさや見やすさのほか持ち運びにも適しているベーシックなサイズです。2023年モデルでは15インチのMacBook Airも登場したため、軽量と画面の大きさを両立できるようになりました。

MacBook Airは軽さでのメリットがあるため、13インチの機種が比較的人気ですが画面の大きさによる作業効率性の良さも重視するなら15インチもおすすめです。詳しくは、MacBook Air13インチと15インチの大きさと選び方をご確認ください。

MacBook Proも13インチがメジャーな画面サイズでしたが、2023年モデルでは廃止になり14インチと16インチの2パターンになりました。高スペックのほか、動画編集など大画面でMacBook Proシリーズを使いたいユーザーの需要が大きいことが伺えます。

15インチのMacBook Proは古いモデルですが、リファービッシュ品での購入は可能なので丁度良いディスプレイサイズをお求めのユーザーにおすすめです。

ただし、MacBook Airの11インチとMacBook Proの17インチは年代的に古いモデルであるため、選択肢から除外されます。また、現在では販売されていない無印のMacBookは12インチに限られます。

MacBook Air/Proの歴代モデルをカラーで比較

MacBookが人気な理由としては、性能面だけでなくデザインや外観の魅力もあります。最近ではWindowsのノートパソコンでMacBookに寄せた機種も登場しているなど、多くのユーザーを惹きつける良さがMacBookモデルにあるでしょう。

外観に関して、歴代のMacBook Air・MacBook Proについてカラーバリエーションの比較もしてみました。

歴代MacBook Airモデルのカラーラインナップ

2017年以降のMacBook Airモデルについて、カラーの種類は以下表の通りです。古い機種は選択肢が少なかったですが、2020年以降ではゴールドやミッドナイトなど人気のカラーも登場しました。

MacBook Airのカラー

15インチモデル

13インチモデル

M3チップ

ミッドナイト・スターライト・スペースグレイ・シルバー

ミッドナイト・スターライト・スペースグレイ・シルバー

M2チップ

ミッドナイト・スターライト・スペースグレイ・シルバー

ミッドナイト・スターライト・スペースグレイ・シルバー

M1チップ

-

ゴールド・スペースグレイ・シルバー

InteCPU(2020年:Intel Core i7)

-

ゴールド・スペースグレイ・シルバー

InteCPU(2017年:Intel Core i7)

-

シルバー

歴代MacBook Proモデルのカラーラインナップ

一方で、MacBook Proモデルは歴代機種で比較してもバリエーションが少なく、スターライトやゴールドなど明るいカラーはありません。最近の機種ではシルバーとスペースブラック(またはスペースグレイ)の2種類のみとなります。

MacBook Airのカラー

16インチモデル

13/14インチモデル

M4世代チップ

スペースブラック・シルバー

スペースブラック・シルバー

M3世代チップ

スペースブラック・シルバー

スペースグレイ・シルバー(M3)

スペースブラック・シルバー(M3 Pro/M3 Max)

M2世代チップ

スペースグレイ・シルバー

スペースグレイ・シルバー

M1世代チップ

スペースグレイ・シルバー

スペースグレイ・シルバー

InteCPU(2020年:Intel Core i7)

-

スペースグレイ・シルバー

InteCPU(2019年:Intel Core i7)

スペースグレイ・シルバー

-

ゴールドやスターライトの外観が好みであればMacBook Airがおすすめですが、特にカラーのこだわりがなければシンプルなシルバーが無難な選択です。

MacBook Air/Proの歴代モデルを重量で比較

MacBook AirとMacBook Proについては、歴代モデルの重量も気になるポイントです。軽さだけでならMacBook Airの方が優れていますが、13インチモデルのMacBook Proも比較的軽量で持ち運びがしやすいです。

13/14インチの歴代MacBookモデルで重量を比較

比較的コンパクトである13/14インチのモデルで、Macbook AirとProの重量を以下表でまとめました。

リリース年

MacBook Air 13インチ

重量

MacBook Pro 13/14インチ

重量

2024年

MacBook Air - M3

1.24kg

MacBook Pro -M4

1.55kg

2023年

-

MacBook Pro -M3

1.55kg

2022年

MacBook Air - M2

1.24 kg

MacBook Pro -M2

1.4kg

2020年

MacBook Air - M1

1.29 kg

MacBook Pro - M1

1.4kg

2020年

MacBook Air - Retina

1.29 kg

-

-

2019年

MacBook Air - Retina

1.25 kg

MacBook Pro - Retina

1.37kg

2018年

MacBook Air - Retina

1.25 kg

MacBook Pro - Retina

1.37kg

2017年

MacBook Air 

1.35 kg

MacBook Pro - Retina

1.37kg

新しい年代のモデルほど軽くなりそうなイメージですが、実はそこまで変わりありません。MacBook AirではM1からM3にアップデートしても、重量は50gしか軽くならず体感ではほぼ差が分からないレベルです。

そのため、型落ちのリファービッシュ品を選んでも重量的にはそこまで劣らず、MacBook Proの場合はむしろ軽くなっています。M3世代以降の14インチMacBook Proは画面サイズが大きくなっているため、13インチのMacBook Pro(1.4kg)より重いです。

15/16インチの歴代MacBookモデルで重量を比較

また、画面が大きいモデルである15/16インチの機種でも重さの違いをまとめました。MacBook Airモデルでは2023年より15インチモデルも登場しましたが、MacBook Pro(16インチ)と比較して500g以上軽いです。

リリース年

MacBook Air 15インチ

重量

MacBook Pro 16インチ

重量

2024年

MacBook Air - M3

1.51kg

MacBook Pro -M4 Pro

2.14kg

2023年

MacBook Air - M2

1.51kg

MacBook Pro -M3 Pro

MacBook Pro -M2 Pro

2.14kg

2.15kg

2022年

-

-

2021年

-

MacBook Pro - M1 Pro

2.1kg

2020年

-

-

-

2019年

-

MacBook Pro - Retina

2.0kg

自宅での作業がメインで、あまり持ち運びをしないMacBookユーザーは性能重視で16インチのMacBook Proモデルを使うのも良いでしょう。ただ2kg以上の端末は重く、16インチのMacBook Proを買うと後悔するリスクもあります。

バッグに入れても負担にならないサイズ感・重量であれば、13インチのMacBook Airモデルが最適です。リファービッシュ品でも10万円以下の価格帯で購入できる機種が多く、初心者向けのモデルでもおすすめです。

MacBook Air/Proの歴代モデルをメモリ・ストレージ容量で比較

MacBook AirとProのメモリ・ストレージ容量についても、歴代モデルのスペックをご紹介します。以下表でご確認いただけますが、2020年前後の過去モデルでもストレージ容量が大きく、そこまでハイスペックを求めていないユーザーであれば快適にご利用いただけます。関連記事より、MacBookのおすすめストレージ容量も解説しています。

MacBook Air歴代モデルのメモリ・ストレージ容量

MacBook Airモデルはメモリ(RAM)は大きく変わっておらず、増量しない場合には8GBが標準となります。ストレージ容量はIntelCPUモデルだと128GB、M1世代以降のモデルは256GBが最小です。

リリース年

メモリ

ストレージ容量

2024年(M3)

8GB(最大24GB)

256GB・512GB・1TB・2TB

2022年(M2)

8GB(最大24GB)

256GB・512GB・1TB・2TB

2020年(M1)

8GB(最大16GB)

256GB・512GB・1TB・2TB

2018年

8GB(最大16GB)

128GB・256GB・512GB・1TB

2017年

8GB

128GB・256GB

2015年

4GB

128GB・256GB

MacBook Air各年代のメモリ・ストレージ容量は上表の通りで、最近のM3世代モデルと202年モデルのM1世代モデルは全く同じです。チップ性能で処理速度に差はありますが、メモリやストレージは過去機種でも充分なスペックだと言えます。

MacBook Pro歴代モデルのメモリ・ストレージ容量

対して、MacBook Proモデルは最大メモリが年々増量しており、2024年モデルのM4 Maxでは128GBまで上がっています。かなり高額になりますが、グラフィック処理など専門的な作業で高いスペックを要求するユーザーに適しています。

リリース年

メモリ

ストレージ容量

2024年(M4 Pro/Max)

24GB(最大128GB)

512GB・1TB・2TB・4TB・8TB

2024年(M4)

16GB(最大32GB)

512GB・1TB・2TB

2023年(M3 Pro/Max)

18GB(最大128GB)

512GB・1TB・2TB・4TB・8TB

2023年(M3)

8GB(最大24GB)

512GB・1TB・2TB

2023年(M2 Pro/Max)

16GB(最大96GB)

512GB・1TB・2TB・4TB・8TB

2022年(M2)

8GB(最大24GB)

256GB・512GB・1TB・2TB

2021年(M1 Pro/Max)

16GB(最大64GB)

512GB・1TB・2TB・4TB・8TB

2020年(M1)

8GB(最大16GB)

256GB・512GB・1TB・2TB

2019年

16GB(最大64GB)

512GB・1TB・2TB・4TB・8TB

動画編集など大容量のデータ保存が必須の場合、1TB以上のストレージが必要となります。バックマーケット(Back Market)のリファービッシュ品では、1TBの大容量モデルも比較的安く手に入りますので、中古・型落ちのMacBookでおすすめの機種もチェックしてみるといいでしょう。

MacBook Air/Proのバッテリー持続時間も歴代モデルで異なる?

MacBookなどのノートパソコンでは外出先で活用するユーザーも多く、バッテリーの持ちも気になるポイントです。以下では、各世代ごとのバッテリー持続時間について比較しました。

バッテリー持続時間の比較

ワイヤレスインターネット利用

ムービー再生

MacBook Pro 16インチ(2024/M4 Pro)

最大17時間

最大24時間

MacBook Pro 14インチ(2024/M4)

最大16時間

最大24時間

MacBook Pro 16インチ(2023/M3 Pro)

最大15時間

最大22時間

MacBook Pro 14インチ(2023/M3)

最大15時間

最大22時間

MacBook Air 15インチ(2023/M3)

最大15時間

最大18時間

MacBook Pro 16インチ(2023/M2 Pro)

最大15時間

最大22時間

MacBook Pro 14インチ(2022/M2)

最大17時間

最大20時間

MacBook Air 13インチ (2022/M2)

最大15時間

最大18時間

MacBook Pro 16インチ (2021/M1 Pro)

最大14時間

最大21時間

MacBook Pro 14インチ (2021)

最大11時間

最大17時間

MacBook Pro 13インチ (2020)

最大17時間

最大20時間

MacBook Air 13インチ (2020)

最大15時間

最大18時間

MacBook Pro 13インチ (2019)

最大10時間

最大10時間

MacBook Air 13インチ (2018)

最大12時間

最大13時間

歴代モデルで比較すると、プロセッサがM1チップにアップグレードされた2020年モデルのタイミングで、バッテリー駆動時間が大幅に向上しました。以前は10時間程度のバッテリー持続時間が、ムービー再生基準で最大20時間と倍にまで延びました。

また、2024年モデルのMacBook Pro(M4世代)ではより向上して、最大24時間のバッテリー持続時間になっています。一方で、M1世代とM2世代のバッテリー持続時間はそこまで変わりません。

👉参考:MacBook Pro M2とM1モデルの比較【M2 に乗り換える価値は?】 

※上記の駆動時間の目安は最良の状態を前提としているため、実際に使用するケースでは負荷の大きい作業などをすると、バッテリーの減りは早くなります。

MacBookではプロセッサの性能が大きく影響するため、外出先で利用する機会が多いユーザーはM1チップ以上の年代モデルを選択するといいでしょう。特にM1チップ搭載のMacBook Pro(2020年)は、13インチと多少小さめですがバッテリー持続時間が17時間と長く、リファービッシュ品の価格も安いです。

MacBook Air/Proの価格で歴代モデルを比較

MacBookの購入では、価格を重視するユーザーは多いかと思います。iPhoneなどのデバイスと比べて高額になるため、より慎重になりがちでしょう。特に最新のMacBook機種は高額で、コストパフォーマンス面でのデメリットが大きいです。

Apple Storeで購入可能な新品価格

Apple StoreからMacBookを購入する際の参考価格は、以下表の通りです。2025年1月時点で、MacBook AirはM2・M3世代、MacBook ProはM4世代のモデルが新品で販売されています。

MacBook Air

新品価格

MacBook Pro

新品価格

MacBook Air M3 15インチ

198,800円〜

MacBook Pro M4 Pro 16インチ

398,800円〜

MacBook Air M3 13インチ

164,800円〜

MacBook Pro M4 Pro 14インチ

328,800円〜

MacBook Air M2 13インチ

148,800円〜

MacBook Pro M4 14インチ

248,800円〜

※2025年1月現在:Apple Storeの販売価格参考

MacBookの歴代モデルの性能が気になるユーザーの中には、比較した上で最新モデルが魅力的に感じるかもしれません。ですが、MacBookの場合最新モデルの価格は特に高くなり、比較的安いシリーズのMacBook Airでも20万円前後の価格帯で、メモリやストレージ容量を増やした最新のMacBook Proモデルは50万円以上の値段も一般的になりました。

型落ちのMacBook Air/Proならリファービッシュ品がおすすめ!

MacBook AirやProを購入検討する際には、新品だけでなくリファービッシュ品(整備済製品)も考えておくといいでしょう。リファービッシュ品は中古品と異なり、正常に動作することを点検・確認した上で販売されており、新品と同等の品質となります。

特に高い価格のMacBookシリーズでは、新品にこだわるよりお手頃な価格帯で売られているリファービッシュ品の方がコストパフォーマンスに優れています。少しでも安いMacBookが欲しいなら、ぜひバックマーケットのリファービッシュ済MacBookをご検討ください。

MacBookを安く購入する方法では、中古MacBookも検討する方はいますがバッテリーの消耗や品質保証がないことによる不安もあります。バックマーケットでは全てのリファービッシュ品に、1年間の動作保証と30日間の返金保証も付いていますので安心です。

👉参考までに、リファービッシュ品と中古の違いについて関連記事でもご紹介しています。

リファービッシュ品でおすすめなMacBook Airモデルはどれ?

MacBook Airは発表されてから今まで、モデルチェンジを繰り返しながら、Appleのエントリーのラップトップモデルとして高い人気を誇っています。

過去には11インチモデルがありましたが、Early 2015モデルから生産終了となってしまったので、現在手に入るのは13インチモデルと、2023年にリリースされた15インチモデルの2種類になります。M2チップの15インチMacBook Airも人気ですが、初心者・ライトユーザー向けでは13インチの安価な型落ちモデルがより選ばれています。

13インチモデルではM1チップ搭載のMacBook Airが最も人気

詳しくはおすすめのMacBook機種ランキングで紹介していますが、M1チップの13インチMacBook Airがリファービッシュ品で特に人気です。このモデルのMacBook Airはリファービッシュ品だと10万円を切る価格で手に入りますので、格安でエントリーモデルを購入したい人にはおすすめです。

MacBook AirのCPUにApple製のAppleシリコン(SoC)を新たに搭載し、パフォーマンスやバッテリー稼働時間を向上させました。

このモデルのMacBook AirのCPUは比較すると、過去モデルよりも処理能力を4倍以上と驚くべき高速化に成功しています。また、歴代モデルの性能比較でもご紹介した通り、M1モデルからバッテリーの持ちが大幅に向上していますので、外出先での利用目的がメインであるユーザーにおすすめです。

MacBook Airの性能を比較するとM1世代モデルも充分なスペックですが、ビジネスシーンでよくノートパソコンを利用したりデザイン制作など専門的な作業も想定している場合には、M2チップのMacBook Airも適しています。

👉MacBook Airのリファービッシュ品を購入するべき理由とメリットを解説!

15インチモデルならM2チップ搭載のMacBook Airがおすすめ

MacBook AirとMacBook Proの比較・優先度の検討では、性能のほか持ち運びのしやすさ、画面の大きさが重要となります。その中で、「外出先での利用頻度は多いものの、13インチのノートパソコンだと画面が小さくて作業効率が悪い」といった課題がある方もいます。

そこで、15インチのMacBook Airが用途的に最もおすすめとなります。16インチのMacBook Proモデルより500g以上軽く、M3 MacBook Proとベンチマークスコアで大差ないM2チップ搭載の15インチMacBook Airがおすすめです。

MacBook Airのリファービッシュ品を購入する時に気をつけたいポイント

MacBook Airシリーズは薄い端末や軽さ、リファービッシュ品でのコスパが良い点が評価されている一方で、ストレージ容量やメモリが少ない傾向にあります。

ストレージや画面サイズのデメリットについて

多く見られる構成はメモリが8GB、ストレージが128GBと256GBとなっていて、より大きなデータを扱う際にはiCloudなどのクラウドストレージを利用する前提で設計されています。そのため、長時間の動画をダウンロード・編集したり、ビジネスシーンで大容量のデータを管理する場合にはストレージが不足する可能性もあります。

また、MacBook Proと比べて画面サイズの小さい13インチでは、外部ディスプレイがないと作業しづらいといったレビューもあります。13インチのMacBook Airだと後悔する理由など、関連記事もご参考ください。

MacBookモデルの寿命・使える期間は?

MacBook AirとMacBook Proの寿命について基本的な違いはないですが、4年前後が一つの目安となります。バッテリーの消耗は利用頻度や使い方によって進み具合が異なり、毎日のようにMacBookを利用しているユーザーは、早い段階でバッテリーの極端な減りや不具合などを感じることもあるでしょう。

ただ、Windows PCよりも全体的に高性能なので5年以上同じMacBook機種を使っているユーザーも多いです。ブラウザ閲覧や簡単な資料作成など、基本的な用途に留まる場合にはIntelCPUの型落ちモデルでも長期間利用できます。詳しくはM1チップとIntelCPUモデルのMacBook比較が参考になります。

リファービッシュ品でおすすめなMacBook Proモデルはどれ?

MacBook Proのサイズについてはアップデートの度に変更があり、2020年以降のモデルは15インチがなくなり、2023年最新のモデルでは13インチも販売されず、14インチと16インチの2種類となりました。昔よりサイズは大きくなりましたが、より薄型になったので、作業領域も大きくなり使い勝手が良くなっています。

14/16インチならM1・M2世代モデルが人気

基本的に、MacBook Pro13インチモデルよりも、14インチ/16インチモデル等の大型モデルのほうが性能のキャパシティが大きい傾向にあり、主な違いとしてはポートの数もありますが、CPUのコア数の違い、最大搭載可能メモリサイズの違いなどがあります。

おすすめは、やはりAppleシリコンを搭載した2020年以降のモデルですが、M1・M2世代のリファービッシュ品が人気です。特にM1 Pro・M1 Maxモデルはリファービッシュ品で価格が下がっており、高性能な機種を安く手に入れたいユーザーに適しています。

コスパ重視なら13インチのM1モデルがおすすめ

バッテリー持続時間やパフォーマンスの良さで、M1チップ搭載の13インチMacBook Proモデルがおすすめです。同世代のMacBook Airとあまり価格差がなく、10万円前後でリファービッシュ品をご購入いただけます。

MacBook ProではM4世代の最新モデルも注目されていますが、クリエイターなど特定のユーザー以外にとってオーバースペックに感じることが多いです。大学生が使うMacBookモデルでも、M1世代の機種は性能と価格のバランスが取れています。

MacBook Proのリファービッシュ品を購入する時に気をつけたいポイント

リファービッシュ品のMacBook Proでは、少し古めでもハイエンドのものであればハード性能が高いので、今でも使える傾向にあります。ただしMacBook Proの場合、Airと同様にMacOSがハードウェアに対応しているかどうかをきちんと確認しないと、最新のものにアップデートできなくなってしまうという事実があります。

2025年1月現在、最新のMacOSはmacOS Sequoia(macOS 15)で、これに対応している一番古いモデルは2018年のThunderbolt3搭載13インチモデル以降で、これ以前のモデルはもう対応していません。

2018年前後のIntelCPUモデルを買う時は、対応OSに注意する必要があります。また、持ち運びをよくするユーザーは16インチのMacBook Proだと重く不便に感じる傾向にあるため、MacBook Proモデルのサイズ比較も確認しておくといいでしょう。

参考:現在利用しているMacBookモデルの識別方法

現在MacBookを利用しているユーザーの中で、どの年代の機種か分からずスペックが判断できないとお困りの方もいるのではないでしょうか。購入から長期間経過している場合、モデル名を忘れてしまっていることも想定されます。

機種を判断する際、最も簡単な方法は画面左上に表示されているリンゴマーク(Appleメニュー)を選択して、「この Mac について」を選ぶことです。すると、リリース年や画面サイズ、搭載されているチップ、メモリ(RAM)などが表示されます。

また、故障などでMacBookが起動できない場合にはシリアル番号から識別します。MacBookの底面にシリアル番号が記載されていますので、その番号を保証状況を確認するAppleサイトページ、または技術仕様のAppleサイトページにて検索をかけることが可能です。

MacBook AirとMacBook Proの歴代モデルまとめ

MacBook AirとMacBook Proの歴代モデルについて一通り比較しましたが、どちらのモデルも人気機種でそれなりに販売時期も長く、搭載されているプロセッサやスペックなど重要な違いがあります。

最新機種を購入する場合は、AppleStoreなどで販売されているものから選ぶ形になりますが、中古品やリファービッシュ品で過去モデルを探す場合には、価格とスペック・画面サイズなど様々な点から検討するのが望ましいです。

どちらの機種もスペックはもちろん、サイズも複数展開されていますので、まずどのように利用するのかを考えた上で、どのモデルが合っているのか、そしてどのモデルなら手に入る値段帯なのか、よく検討しましょう。

古いモデルなら中古品より、品質において信頼できるリファービッシュ品(整備済製品)がおすすめです。バックマーケットでも数多くのモデルを取り揃えていますので、ぜひチェックしてみてください。

バックマーケットではMacBookシリーズだけでなく、iPhoneなど人気のデバイスもリファービッシュ品で販売しています。全てのリファービッシュ品に対して1年間の動作保証と30日間の返金保証も付いていますので、古いモデルでも安心してお買い求めいただけます。ノートパソコンのほか、iPadなどのタブレットも検討している方はiPad ProとMacBookの比較も参考になります。

さらにバックマーケットでは、全てのリファービッシュ品を対象に学割も適用されるので、MacBookを学割で安く購入する方法もぜひチェックしてみてください。

Sun

筆者:SunBackMarket コンテンツクリエーター

コンテンツクリエーターとして7年の経験を持ち、以前はゲーム業界で活動していました。BackMarketの目標である、リファービッシュ品の普及と「新しい」の再定義に貢献することをミッションとして掲げます。整備済製品の魅力やデバイス選定のポイントなど、役立つ情報を今後も提供していきます。

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