MacBook ProとAirの違いをプロセッサ・CPUで比較
以前のMacBook機種ではIntelCPUが搭載されていましたが、Apple社が独自で解説したSoCであるApple Siliconになってから、処理速度やバッテリー持続時間が大幅に改善されました。詳しくはApple M1チップとIntelCPUのMacBook性能比較で取り上げていますが、今からMacBookを購入する場合にはM1世代以降のモデルがおすすめです。
また、同世代のモデル比較でもMacBook Proの方が優れており、以下ではMacBook ProとMacBook AirのM3世代モデルを基にしたCPU・GPU性能、メモリ容量、ストレージ容量の比較をしました。
プロセッサ比較 | MacBook Air (M3, 13インチ・15インチ) | MacBook Pro (M3 Pro/M3 Max, 14インチ・16インチ) |
CPU | 最大8コア | M3 Pro: 最大12コア M3 Max: 最大16コア |
GPU | 最大10コア | M3 Pro: 最大18コア M3 Max: 最大40コア |
メモリ容量 | 最大24GB | M3 Pro: 最大36GB M3 Max: 最大128GB |
ストレージ容量 | 最大2TB | 最大8TB |
CPU・GPU性能の違い
M3世代のMacBook Airは、最大で8コアのCPUと10コアのGPUを備えています。これは一般的な日常使用には十分な性能を提供しますが、より高度な作業には限界があります。
一方、M3 ProおよびM3 Maxチップを搭載しているMacBook Proでは、最大で16コアのCPUと40コアのGPUを持っています。このため、プロユーザーやクリエイティブな作業を行うユーザーにとっては、Proモデルがより適しています。
M3世代チップでは電力効率や処理速度の改善がされており、特にM3 Pro・M3 MaxのMacBook Proが高性能です。ただ、M1やM2世代モデルと比べるとそこまで性能差がなく、M3世代ではオーバースペックに感じるユーザーもいますので要注意です。
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メモリ容量(RAM)の違い
メモリ容量に関しては、MacBook Airは最大24GBの統合メモリをサポートしていますが、価格が高くなるため8GBや16GBを選択するユーザーが多いでしょう。リモートワークでの資料作成やブラウジング、チャットアプリの利用など基本的な用途であれば8GBで問題ないスペックです。
対して、平日は常に仕事でノートパソコンを使っていたり、動画編集で高いスペックを要求する場合にはM3世代のMacBook Proモデルで18GBや36GB以上のメモリが必要となります。MacBook Pro(M3)はM3 Proで最大36GB、M3 Maxで最大128GBのメモリをサポートしており、大規模なデータ処理や複雑なタスクにも対応可能です。
プロセッサの性能と関連して、MacBook Proではファンが内蔵されていることも大きな違いです。高負荷な作業を長時間すると発熱が懸念されますが、冷却ファンがあるMacBook Proは安定した作動が可能となります。
ストレージ容量の違い
ストレージオプションにおいて、MacBook Air(M3)は最大2TBの容量まで選べますがMacBook Pro(M3)は最大8TBまでのストレージとなります。
メモリと同様に、基本的な用途であればTB単位のストレージは不要で、動画やアプリゲームなどのダウンロードをする機会がなければ256GB程度の容量で足りるでしょう。一方で、iPhoneを使った動画撮影でMacBookに保存したり編集する機会が多い場合には、4TB以上のストレージが選べるProモデルも比較してみるといいですね。
Apple Logでの撮影ができるiPhone15 Proモデルでクリエイティブな作業をしたいAppleユーザーにとって、MacBook Proが役立ちます。MacBookだけでなくiPhoneも買い替えを検討したい場合には、リファービッシュ品のiPhoneもぜひご参考ください。