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白ロムはSIMカードが入っていないスマートフォンなどの端末で、中古品やリファービッシュ品などに該当します。定価と比べて安く購入できることや、SIMフリー端末であれば個人で使っている格安SIMで簡単に機種変更できるなど、白ロムは利用価値が高いです。ただ、白ロムを購入する際の注意点やデメリットがあるほか、SIMフリー(またはSIMロック)や赤ロムとの違いなどを知っておく必要があります。
Back Market Japanの第1号社員・サプライチームリーダーとしてサイト内全ての商品を仕入れから販売、最適化まで管理。販売事業者との連携業務に従事しており、iPhoneなどのデバイスに関する専門知識はBack Market社内で最も精通している。業務経験と専門知識を活かし、正確で役立つ情報をご提供できるように努めている。 *監修記事一覧を確認
iPhoneやAndroidスマホの買い替えでは、安く購入したり機種変更を簡単にしたいなどの要望があるかと思います。そこで、SIMフリー対応の白ロムがおすすめですが、そもそも白ロムやSIMフリーとは何か、疑問に感じる方向けに基本的な知識や各端末の違いから解説します。
中古スマホを販売店やネットショップで探している際、「白ロム」という言葉・表記をよく目にしますが、これはSIMカードが挿入されていない端末を意味します。総務省のサイトにも白ロムについての定義があり、SIMカードが入っていなく通話ができない携帯電話(スマホ・ガラケー)を示します。
大手キャリアや格安スマホ・SIM(MVNO)で初めてスマホを購入する際、端末とあわせてICチップが埋め込まれたSIMカードも受け取りますが、このSIMカードにはユーザーの契約情報が入っており、端末に入れることでデータ通信や通話が可能になります。
白ロムと呼ばれた背景・経緯として、SIMカードが登場する以前のガラケー(携帯電話)と関連があります。当時の携帯電話では利用者が変わるたびに、端末本体の記録領域(ROM:ロム)に電話番号などの個人情報・契約情報を書き換える必要がありました。
契約情報が記録された状態のROMを「黒ロム」と呼んでいたのに対し、機種変更や解約時に情報が消去された状態のROMは、「まっさらなロム」という意味で「白ロム」と呼ばれていました。
現在はSIMカードの普及により、端末とは別にSIMカードを使って契約情報を記録・管理できるようになっていますが、SIMカードが入っていなく未使用もしくは解約済みの端末を「白ロム」と呼ぶ習慣は残っています。
一方で、白ロムなど中古品・整備済製品だけでなく新品も含めたスマホの中で、SIMフリー端末とSIMロック端末に分類されます。
SIMフリー:利用できるSIMカード・キャリアの種類に制限がない状態
SIMロック:自社など特定のキャリア・回線以外の通信が不可
SIMロックをかける理由としては、自社以外のSIMカードを使わせないことが一つの目的でしたが、総務省による規定・ルール変更により2021年10月以降に発売されたスマホ端末は全てSIMフリー端末になっています。SIMフリー端末であれば、大手キャリアや格安SIMなど種類を問わず、SIMカードを入れればすぐにインターネット通信・通話が可能となります。
👉 SIMフリーとSIMロック解除済みの違いとは?おすすめの購入方法も解説!
古い型落ちモデルの中にはSIMロック端末の白ロムが残っていることが多いため、SIMカードが入っていない白ロムを購入する際にはSIMフリー端末であるかどうかのチェックが重要となります。
SIMロック端末でも、過去のユーザーが利用していたキャリアと同じSIMカードであればそのまま利用可能ですが、格安SIMでの通信をしたい方はまず使えないでしょう。Wi-Fi接続でのネットワーク通信は可能ですが、通話などができないため不便に感じます。
白ロムと関連して、赤ロムもよく比較される端末です。フリマアプリなど個人間取引で販売される中古スマホでは、赤ロムの可能性が高いため要注意です。
赤ロムはSIMカードを入れてもネットワーク通信ができず、携帯回線やデータ通信が制限されている状態を示します。赤ロムによる通信制限が発生する理由として、端末の分割払いを全て済まさず転売したり、盗難品や犯罪グループによる使用が発覚したことでの利用停止が考えられます。
盗難や端末の紛失により利用停止された赤ロム端末は中古スマホ市場に出回っており、中古スマホの販売業者は「ネットワーク利用制限」など明記していますが、フリマアプリやネットオークションで販売される中古スマホの中には盗難品や分割払い中の端末も含まれており、赤ロムだと知らないうちに購入してしまったというトラブルも想定されます。
また、白ロムや赤ロムとは別で「黒ロム」と呼ばれる端末もあります。黒ロムは白ロムと反対のスマホ端末で、購入時にSIMカードが入っている状態を示します。大手キャリアや格安スマホ・SIM(MVNO)で、通信プランとの契約とあわせて端末も購入する場合、黒ロムのスマホを使うことになります。
初めてスマホを購入・利用する方は通信契約もする必要があるので、黒ロムの端末が適しています。ただ、すでに他の通信契約をしてスマホ端末やSIMカードを所有している場合、乗り換えや買い替え時のコストや手間を削減する目的で、SIMフリーの白ロム端末が好まれます。
赤ロムかどうかを確認する方法はあり、スマホ端末のIMEI(製造番号)を把握できれば各キャリアのサイトから赤ロムの有無をチェックできます。
ドコモ:ネットワーク利用制限の確認
楽天モバイル:ネットワーク利用制限の照会
ソフトバンク:ネットワーク利用制限の確認
ネットワーク利用制限の確認・表示結果が「◯」であれば問題なく通信可能ですが、「△」では分割支払いが継続している端末で、今後赤ロムになる可能性があることを示します。「×」の場合には、分割支払いがされていなかったり窃盗や詐欺など法令違反により不正取得された疑いがあり、赤ロム扱いとなっています。
端末の分割支払いが滞ると「△」から「×」のステータスになり、それまで白ロムだったスマホが赤ロムになり通信できないケースもあります。そのため、購入時は白ロムでも今後赤ロムの可能性があるのが、中古品・整備品の注意点です。
ただ、Back Market(バックマーケット)ではこうした中古スマホの事情も把握・対応しており、購入後に赤ロムで使えなくなった場合を想定した赤ロム永久保証も付けています。万が一赤ロムになった際にも、交換が可能ですのでご安心ください。
白ロムとSIMフリー、赤ロムとの違いや特徴など解説しましたが、スマホの新規購入や買い替えで白ロムを選ぶメリットについて以下でまとめました。新品(黒ロム)で比較的高いスマホを使うよりも、コスパを求めているなら白ロムの方が満足度が高いです。
SIMフリーの白ロムは使い勝手が良く、お使いのSIMカードを入れるだけですぐネットワーク通信や通話ができます。その他端末に保存されているデータの移行も必要ですが、SIMカードの入れ替えといった簡単な方法はメリットだと言えます。
スマートフォンの買い替えでは通信プランの変更が手間だったり、現在使っている格安SIMのコスパに満足しているため他のキャリアに変えたくないといったユーザーも多いでしょう。黒ロムの場合は通信プラン(SIMカード)を含む更新となりますが、SIMフリーの白ロムを選ぶことでいつでも楽に機種変更が可能です。
白ロムは中古品や整備済製品など、安価であることが特徴です。最近のiPhoneモデルでは2023年リリースのiPhone15シリーズなどが注目されていますが、定価での購入では10万円以上と高く、特に上記モデルのProやPro Maxシリーズが欲しい方にとって大きな出費となります。
スマホの買い替えでコストパフォーマンスを重視したい場合には、新品と同等の動作が確認された上で販売しているリファービッシュ品のSIMフリー白ロムがおすすめです。購入額を安くするだけでなく、高品質という点でもリファービッシュ品が好まれます。
また、白ロムは最新の機種だけでなく過去のモデルも幅広く取り扱っており、購入できるスマホの選択肢が多いです。iPhoneのほか、GalaxyなどのAndroidスマホでも高性能な機種が多く、数世代前のモデルでも問題なく使えるスペックであるため、わざわざ最新のモデルにする必要を感じない方もいるでしょう。
バックマーケットで販売している白ロムのリファービッシュ済iPhoneでも、iPhone13シリーズやiPhone14シリーズなど、過去モデルを中心に多くのお客様に選ばれています。ユーザー自身の予算と求めるスペックに合ったスマートフォンを探しやすく、白ロムでは購入の選択肢が多いといったメリットも伺えます。
これまでは白ロムでのスマホ買い替えに関する良さやメリットなどを中心にお伝えしましたが、購入時に気をつけるべきポイントや確認事項があります。白ロムはリファービッシュ品だけでなく、品質が安定しない中古品も含まれるため要注意です。
上記でも解説しましたが、お使いのSIMカードで機種変更をする場合には白ロムがSIMフリーであることの確認が重要です。SIMロックの有無をチェックするほか、購入前に端末の製造番号であるIMEIを知っておくことで、ネットワークの利用制限がかかっている赤ロムかどうかの見分けがつきます。
また、SIMフリー端末の白ロムでも周波数帯(バンド)がスマホ端末と通信会社で合っていないと、電波を受信できずネットワーク通信ができません。
スマホメーカーや通信事業者のホームページより、周波数帯や対応している機種を確認できます。SIMカードの会社(通信会社)で確認するのが分かりやすく、例として楽天モバイルでは楽天回線の対応製品ページから、利用可能なメーカー・機種の情報を検索できます。
SIMカードのサイズも大事なポイントで、以下の通りSIMカードには3種類あります。
標準SIM:25mm × 15mm
microSIM:15mm × 12mm
nanoSIM:12.3mm × 8.8mm
最近のスマホは最も小さいnanoSIM(ナノSIM)であることが大半で、iPhoneもiPhone5シリーズ以降、全てのモデルでnanoSIMが使われています。ただ、白ロムの機種では一部microSIMが使用されていることもあるため、場合によっては契約している通信会社に連絡してSIMカードのサイズを変更する必要もあります。
古いガラケーからスマホへ機種変更する方もいますが、ガラケーとスマートフォンでは通信プランが異なり、一度契約内容を見直す必要もあります。ガラケーからスマホへの乗り換え・買い替えでは、高額になりがちな大手キャリアから格安SIMに変更する良い機会でもあります。
また、スマホへSIMカードを移した後、MNP予約番号の取得だけでなく個別で有料プランの解約もする必要があります。有料オプションがそのまま残ってしまい、払い続けるケースもあるため要注意です。
また、白ロムの端末では安い中古スマホも選ばれますが、品質面での懸念もあります。中古スマホはバッテリーの劣化や端末の故障などもあり、安く変えても端末自体の寿命が短く、コスパ的には良くないといったケースもあります。
お得に購入できる白ロムは、品質保証がしっかりしており新品と同等の動作環境で使えるリファービッシュ品がおすすめです。中古品と異なり、必要に応じた修理・部品交換のほか劣化したバッテリーは交換されるので安心です。
参考までに、白ロムのスマートフォンを買える場所の情報について以下でまとめました。様々な選択肢がありますが、価格の高さや品質に関する保証制度でデメリットもあります。
白ロムのスマホは、キャリアショップのほかApple Storeなどのオンラインショップでも購入可能です。通信プランを契約せず、端末だけ買うこと自体はできます。
ただ、新品のスマホや最新機種など特定のモデルに限られていたり、そこまで値下げされないため、コストパフォーマンスの高さを求めている方にとっては不向きです。Appleの学割制度などお得に購入する方法も一部ありますが、定価と比べて半額程度といった安価な端末はあまり期待できません。
中古のスマホショップ・販売業者でも白ロムの端末が売られており、ネットワーク利用制限(赤ロム)やSIMフリーに関する情報も確認できるので比較的安心です。
注意するべき点としては、販売業者によって保証内容に差があります。基本的には動作保証や返金に関する制度がありますが、動作保証期間が1ヶ月〜3ヶ月程度と短いこともあり、故障の可能性が高い中古スマホの利用時には不安に感じるユーザーもいるでしょう。
iPhoneを中古で購入する際の注意点でも解説していますが、中古スマホの白ロムではフリマアプリやネットオークションなど個人が販売している端末についてリスクが高いため、あまりおすすめしません。
個人で販売する白ロムは保証制度がなく、返品や故障依頼ができないほか、SIMロックや赤ロムによる利用不可もあります。もちろん、フリマアプリで販売されている全ての白ロム端末で該当する訳ではありませんが、盗難品や犯罪で使用した端末を転売するケースもあるため注意するといいでしょう。
白ロムについて一通り解説しましたが、実用性の高いスマホを購入するためにはSIMフリーであることが条件になるほか、赤ロム保証や品質に関する信頼性も重要です。
スマホの機種変更で「自分が契約しているキャリアショップ以外で白ロムを購入すると、上手く乗り換えができないのでは?」と疑問に思う方も中にはいますが、SIMフリー端末の白ロムであればキャリアショップで購入しなくても簡単に機種変更できます。
SIMカードサイズの変更や通信プランを見直す必要がある場合には、契約しているキャリア側での手続きは別途しますが、白ロム端末自体はどこで購入しても問題ありません。
白ロムでは新品や中古品のほか、リファービッシュ品(整備済製品)という選択肢もあります。リファービッシュ品と中古品の違いとして、新品と同等の動作が確認された上で出荷されている点がリファービッシュ済スマホの大きなメリットです。
また、バックマーケットでは安心してお使いいただけるように、1年間の長期的な動作保証と30日間の返金保証も付けています。白ロムを初めて使う方や中古スマホへの抵抗がある場合でも、リファービッシュ品なら品質の高さでも問題なく使えると感じるでしょう。
もちろん、リファービッシュ品は定価と比べて安く販売されているのが良さで、数世代前の型落ちモデルを中心に人気を集めています。おすすめのiPhone人気機種ランキングでも紹介していますので、ぜひご参考ください。
白ロムの端末を購入する際、赤ロムへの変更やSIMロックによる通信不可、再生品によるバッテリー劣化など気になるポイントもありますが、バックマーケットでは以下の通り全て懸念点をクリアしております。
全てのリファービッシュ済スマホでSIMフリー対応
購入後の赤ロム永久保証
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SIMフリーの白ロムでお得に乗り換え・買い替えしたい方はぜひ、バックマーケットのリファービッシュ品よりお気に入りのモデルを探してみてはいかがでしょうか。
コンテンツクリエーターとして6年の経験を持ち、以前はゲーム業界で活動していました。BackMarketの目標である、リファービッシュ品の普及と「新しい」の再定義に貢献することをミッションとして掲げます。整備済製品の魅力やデバイス選定のポイントなど、役立つ情報を今後も提供していきます。