ガラケーと比較したスマートフォンのデメリット
スマートフォンに乗り換えることで様々なメリットがある一方で、ガラケーと比べて気になるポイントやデメリットも確認していきます。
バッテリーの持ちが悪い
スマートフォンは、小型の筐体に大型の液晶画面を搭載しているため、どうしても電池の持ちがガラケーに比べて悪くなってしまいます。バッテリーの小型化および高性能化は常に進化していますが、毎回新モデル発表時に注目されるほど、裏を返せば弱点とも言えるのでしょう。
そしてスマホはシンプルなだけあってこの店に強く、電池の持ちは抜群に良いです。使用頻度や方法、通話時間などにもよりますが2〜4日充電しなくても持つという人が多いようです。
スマホと同様のリチウムイオン電池は、古くなってくると100%の容量を発揮できなくなりますが、それでも長持ちする傾向にあるようです。
ただ、最近のiPhoneシリーズではバッテリーの持ちが改善されており、特に下位モデルで6.7インチの大画面が使えるPlusシリーズはバッテリー持続時間が長いです。iPhone14 Plusでは動画再生目安で最大26時間の高性能なバッテリーがあり、ディスプレイサイズも大きいので操作や動画視聴もしやすいです。
スマホは画面が割れやすい
これも大型の液晶画面に関わることですが、液晶画面は割れやすいです。通常の使用であれば問題ありませんが、落としたり衝撃を与えてしまうと割れてしまうことがあります。最近のモデルは、サファイア強化ガラスなどを採用し、かなり割れにくくなっており、ケースや強化フィルム/グラスをつけることでも防げますが、それでも完全に防げるわけではありません。
画面を割ってしまうと見にくくなったり、操作しづらくなったりするので、修理をしたいところですが、修理代も高価な傾向にあります。落とさないようなケースや、保護グラス、または保険などに入るなどの対策があります。
ガラケーももちろん液晶画面ですので、この危険からは逃れることができないのですが、1.大型液晶ではない 2. ガラスなどではないので割れにくい 3. そもそも落としづらい形状、などの理由により、ここも大きくガラケーに軍配があがるところです。
ただ、最近のスマホカバーは耐久性が高く、手帳型のカバーでは支払いに使うクレジットカードや交通系ICカードを入れておくのにも便利です。スマホは画面こそ割れやすいですが、防塵・防水などの耐久性は優れており最近のiPhoneモデルでは水没しても問題なく利用可能です。
電波感度の強さに左右されやすい
スマートフォンは接続速度が速く、そしてインターネットを介して様々なことが可能になるのが特徴です。ただしその反面、通信技術が高度になりカバーエリアが狭い、電波の届きにくさ(周囲の建物や地形など)に左右されやすいという弱点があります。
ガラケーは速度は遅い3Gが最高ですが、すでにカバーエリアが目一杯広がっている、安定して遠くまで届きやすい、などシンプルなゆえにどこでも使え、さらに通話機能をメインに絞っているため、通話やメールなど最低限が送れれば十分なので、速度や電波環境に依存されにくいという特徴があります。
しかし、ガラケーより電波感度に影響されると言っても、スマホでは通信接続が多用で5Gのほか4G回線も使えたり、外出先ではフリーWi-Fiを使った通信も可能です。外ではあまりネットワーク通信をしないというユーザーでは、自宅で動画コンテンツをダウンロードして、電車などの移動中に視聴するといった運用もできます。
ユーザーによっては操作が複雑に感じる
スマートフォンはその機能性で様々なことができるようになっていますが、かなりシンプルな操作性になっているものの、それで分からない人や使ったことない人には難しい印象を与えてしまうようです。
電話だけできればいいのに他のものは要らない、となってしまうと、スマートフォンの高機能性は仇になってしまい、シンプルに使いたくても使えないという状況に。ガラケーはやはり「電話」ですので、シンプルさでは負けません。
ですがスマートフォンも慣れてしまえば、直感的な操作が便利だと感じるユーザーも多くいます。通話はもちろん、メールなども専用のボタンがあり簡単な操作を可能にしています。
スマートフォンも黎明期にはハードキーを搭載した機種がありましたが、今ではほぼ全てがタッチ(タップ)入力となっています。シンプルに電話を使いたい場合、不要なアプリをアンインストールで一通り消去するといった手段もあります。
スマホの新品購入価格が高い
スマートフォンは小型の筐体に様々な電子回路やセンサーを積み、そして高性能なレンズ、液晶画面を搭載しているので、価格がどうしてもガラケーに比べて高価になりがちです。以前より価格帯の選択肢は増えましたが、それでもやはり新品購入時には高価格になることがどうしても多いのはスマホのデメリットと言えるでしょう。
スマートフォンとは対称に、ガラケーは価格が安い傾向にあります。とはいえ、すでに新品の生産は終了しているので、在庫のものを探すしかありません。基本的に価格は安い傾向にありますが、部品点数や性能を考えたら当然ともいえます。
ただ、スマホ=高いというイメージがあるかもしれませんが、新品だけでなくリファービッシュ品(整備済製品)を検討することで、低価格での乗り換えが可能となります。リファービッシュ品は中古品と異なり、新品と同等の品質であることや専門家による検品・クリーニングがされているので安心してご利用いただけます。
以下でもガラケーからの乗り換えでおすすめの中古&整備済iPhone機種を解説していますが、5万円以下で購入できるiPhoneモデルも多数あります。格安SIMとあわせて使うことで、機種変更のコストを大幅に削減できますのでおすすめです。