Apple Watch 6でできること|Apple Watch 5からのアップデート
Apple Watch 6とよく比較対象になるApple Watch 5との違いとして、血中酸素濃度の測定機能が大きなポイントです。また、プロセッサなど基本的なスペックも向上していますが、日常的な使用ではそこまで違いを体感できないかもしれません。
👉Apple Watch Series 5と6の違い・比較を解説!
血中酸素ウェルネスセンサーの搭載
健康状態を管理・計測する機能としてこれまで、心拍数や心電図アプリを使った機能はありましたが、Apple Watch 6では新たに血中酸素ウェルネスセンサーが追加されました。血中酸素濃度は血液の働きや流れの状態を示す指標で、日常的な健康状態やスキーや登山などのアクティビティで、自分の体のコンディションを把握するのに役立ちます。
血中酸素ウェルネスアプリケーションについて、医療目的でなくあくまでフィットネスやウェルネスの用途として使えるものなので、医療的な診断とは異なります。ただ、心肺機能の低下など日々の健康管理が気になるユーザーにとって血中酸素濃度の測定は有用で、15秒の短時間ですぐ計測できるので簡単に使えます。
Apple Watch 5では血中酸素濃度の測定はできないので、ある程度のヘルスケア機能が欲しい場合にはApple Watch 6以降のモデルがおすすめです。
その他ヘルスケア・ワークアウトに関する機能も使える
心電図(ECG)や心拍数、脈拍センサーなどのその他の健康機能は、Apple Watch 5と基本的に同じスペックです。Apple Watch Series 6は、スポーツアプリとヘルスアプリに加えて前モデルと同様、様々な機能を搭載しています。GPSセンサーによって、ユーザーが歩いたルートを測定・記録し、iPhoneのApple Watchアプリからデータを確認できます。
また、スマートフォンのアクティビティアプリで呼び出せるフィットネスプログラムも同様です。定評のあるアクティビティ・リングが搭載されており、日常的なトレーニングやフィットネスを心掛けるユーザーにとって役立ちます。
常時表示ディスプレイに関するレビュー・改善
常時表示ディスプレイはApple Watch 5から導入された機能で、手首の角度を変えたりアップルウォッチの画面を見るような動作をしなくても、常に画面を確認できる点で便利です。Apple Watch 6でも基本的には同じ性能ですが、最大2.5倍明るくなるといった視認性での改善があります。
体感では2.5倍までの明るさは感じませんが、Apple Watch 6の常時表示ディスプレイは確かに見やすくなり、屋外でも時計の確認がしやすくなっています。
また、画面が明るくなってもバッテリー性能はApple Watch 5と同等で最大18時間持続します。ですが、常時表示ディスプレイによってバッテリーの消耗が早くなるといったレビューもあり、必要に応じて常時表示ディスプレイをオフにするといった判断もできます。
処理速度やプロセッサのレビュー・改善
Apple Watch 6には新しいS6チップが搭載されており、前モデルのApple Watch 5(S5チップ)からアップグレードされています。テストでは、Apple Watch 6は前モデルよりも約20%ほど処理性能が向上しているとされており、iPhone11モデルで導入されているA13 Bionicチップをベースにしています。
ただし実際には、処理速度の向上はわずかな効果しかないため、一世代ほどのプロセッサの性能はあまり体感できません。ただ、前モデルのApple Watch 5でも問題ないスペックであるため、Apple Watch 6も同様にヘルスケアやワークアウト、iPhoneとの連携活用など幅広いシーンで問題なく使用できるでしょう。