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2019年にリリースされたiPhone11シリーズは、無印モデルのほかiPhone11 ProとiPhone11 Pro Maxの3種類があり、それぞれのモデルは何が違うのか気になる人もいるでしょう。数世代前の型落ちモデルですが、iPhone11シリーズは最低限のスペックがあり安く買い替えができるメリットがあります。そこで、こちらのページではiPhone11の各種類について、サイズなど基本的なスペックの違いや選び方、買うべきモデルについて解説します!
Back Market Japanの第1号社員・サプライチームリーダーとしてサイト内全ての商品を仕入れから販売、最適化まで管理。販売事業者との連携業務に従事しており、iPhoneなどのデバイスに関する専門知識はBack Market社内で最も精通している。業務経験と専門知識を活かし、正確で役立つ情報をご提供できるように努めている。 *監修記事一覧を確認
2019年9月20日、アップルはiPhone11シリーズをリリースしました 。前世代であるiPhone XRとXS・XS Max)と比べて、A13 Bionicチップのプロセッサで処理速度が向上されているほか、カメラも超広角レンズの追加やナイトモードなど改善されている点があります。
2023年リリースのiPhone15シリーズと比較すると性能面では差はありますが、広角カメラと超広角カメラのデュアルカメラシステムや、無印モデルで定番のサイズになっている6.1インチのディスプレイなど、iPhone11でも使いやすい性能・スペックが確認できます。
iPhone12モデル以降では、下位モデル2種類と上位モデル(Proシリーズ)2種類のラインナップが定番となっていますが、iPhone11では以下の通り3種類のモデルとなります。
詳しくは以下で解説しますが、価格のほかサイズやカメラのスペックによって自分に合った機種を選ぶといいでしょう。
はじめに、iPhone11シリーズについて基本的なスペックや各モデルの種類について比較するポイントを解説します。端末の大きさやディスプレイサイズ、重さが各モデルで異なるので、好みに応じて選び方が変わります。
iPhone11シリーズに関するスペックの概要は以下表の通りです。性能面ではストレージ容量やバッテリーの持ち、カメラで差があるほか、カラーバリエーションも無印モデルとProシリーズで異なります。
特徴 | iPhone11 | iPhone11 Pro | iPhone11 Pro Max |
画面 | 6.1インチ:1,792×828ピクセル | 5.8インチ:2,436×1,125ピクセル | 6.5インチ:2,688×1,242ピクセル |
端末サイズ | 150.9mm × 75.7mm × 8.3mm | 144.0mm × 71.4mm × 8.1mm | 158.0mm × 77.8mm × 8.1mm |
プロセッサー | A13 Bionic | A13 Bionic | A13 Bionic |
メモリー(RAM) | 4GB | 4GB | 4GB |
内部ストレージ | 64GB・128GB・256GB | 64GB・256GB・512GB | 64GB・256GB・512GB |
バッテリー | 3110mAh(動画再生時間目安:最大17時間) | 3046mAh(動画再生時間目安:最大18時間) | 3969mAh(動画再生時間目安:最大20時間) |
カメラ | 広角カメラ:1,200万画素(26mm:f1.8) 超広角カメラ:1,200万画素(13mm:f2.4) | 広角カメラ:1,200万画素(26mm:f1.8) 超広角カメラ:1,200万画素(13mm:f2.4) 望遠カメラ:1,200万画素(52mm:f2.0) | 広角カメラ:1,200万画素(26mm:f1.8) 超広角カメラ:1,200万画素(13mm:f2.4) 望遠カメラ:1,200万画素(52mm:f2.0) |
重量 | 194g | 188g | 226g |
カラーの種類 | ブラック・ホワイト・ (PRODUCT)RED・グリーン・イエロー・パープル
| スペースグレイ・シルバー・ゴールド・ミッドナイトグリーン | スペースグレイ・シルバー・ゴールド・ミッドナイトグリーン |
iPhone11シリーズは無印モデル・Proシリーズの全種類で、共通してA13 Bionicチップが搭載されています。A13 Bionicは6コアの構成で、コアのうち2つはA12チップより20%高速で、消費電力は30%低いとされており、他の4つのコアも20%高速で・消費電力は40%低いといった改善が見られます。
最新モデルと比べたら古いプロセッサであるため、高画質なオンラインゲームや複数のアプリ利用では高負荷になりがちですが、基本的な用途であれば問題なく使えるレベルです。私たちBack Market(バックマーケット)で販売しているリファービッシュ品の中でも人気機種である、中古&整備済のiPhone SE(第2世代)も同じA13チップのプロセッサなので、性能面での需要はまだあるでしょう。
iPhone11シリーズの各種類・モデルの比較ポイントでは、端末やディスプレイの大きさ、重量が注目されます。iPhone12シリーズ以降とは異なるサイズのラインナップになっており、以下の通り3種類全てディスプレイの大きさが異なります。
iPhone11シリーズの比較 | 画面の大きさ・重量 | 特徴・おすすめユーザーの傾向 |
iPhone11 | 画面:6.1インチ サイズ:150.9mm × 75.7mm × 8.3mm 重量:194g | iPhoneの標準的サイズで、大きさにこだわりのない場合には無難な選択 |
iPhone11 Pro | 画面:5.8インチ サイズ:144.0mm × 71.4mm × 8.1mm 重量:188g | 比較的軽く、片手での捜査のしやすさを重視するユーザーにおすすめ |
iPhone11 Pro Max | 画面:6.5インチ サイズ:158.0mm × 77.8mm × 8.1mm 重量:226g | 画面が大きく、動画視聴やオンラインゲームでの利便性が高い |
iPhone11シリーズのディスプレイは6.5インチのiPhone11 Pro Maxが最も大きく、次に6.1インチのiPhone11、iPhone11 Proが5.8インチと最も小さく重量も軽いです。最近のiPhoneモデルは一般的になっている6.1インチのサイズが大きいと感じるユーザーは、iPhone11 Proの方が適しています。
ただ、以下でも解説していますがiPhone11 Proはカメラ性能で高スペックなものの、決してそこまで軽くないモデルなので、SEシリーズやminiシリーズの方が使い勝手が良いと感じるユーザーも多いでしょう。詳しくはiPhone SE・mini・Proなど各種類の比較でもご紹介しています。
各モデルの特徴について、まずはiPhone11(無印モデル)から見ていきます。6.1インチモデルのiPhone11はベーシックモデルに位置付けられる機種で、前モデルのiPhone XRと比べて以下のような特徴があります。
広角カメラ+超広角カメラのデュアルカメラ
プロセッサのグレードアップ(A13チップ)
カラーラインナップの違い(落ち着いたパステルカラー)
iPhone11とiPhone XRはディスプレイの大きさ、端末サイズおよび重量が全て同じですが、カラーデザインや性能面での違いがあります。最近のiPhoneシリーズではSEを除き超広角カメラの搭載が一般的になっていますが、iPhone11より以前のモデルは広角カメラのみ(または望遠レンズとのデュアルカメラ)で、撮影の性能が劣っていました。
また、iPhone XRはいつまで使える?でも解説していますが、2024年以降でも継続して使えるモデルでは、iPhone11より古い機種に関してiOSのアップデート対象外など懸念点も多く、それほど長く使えないでしょう。
広範囲の風景を撮影できたり、ナイトモード対応のカメラを使いたいほか、6.1インチの大きなディスプレイを好むユーザーにとって、安価なiPhone11を購入するメリットがあります。
性能面では古さも感じますが、iPhoneの買い替えでなるべく安い端末を購入したいユーザーに向いています。リファービッシュ品価格では3万円台で購入できる機種も多く、中古SIMフリーのiPhone11を探している方におすすめです。
iPhone11 Proは無印モデルのiPhone11と比較していくつか違いがあり、ディスプレイがその一つです。液晶のLiquid Retina HDを採用しているiPhone11とは異なり、iPhone11 Proシリーズでは有機ELのSuper Retina XDRディスプレイが使われています。5.8インチの画面ディスプレイは大きすぎず小さすぎないサイズ感で、多少コンパクトに感じます。
また、iPhone11と比べてカメラ性能に違いがあり、1,200万画素のレンズでは広角と超広角のほか、望遠カメラも追加されました。iPhoneシリーズ史上で初めてのトリプルカメラシステムで、望遠カメラによって2倍の光学ズームイン・ズームアウトや最大10倍のデジタルズームが可能となりました。
iPhoneのストレージ容量も無印モデルと違いがあり、64GBのほか256GB、512GBから選択できます。動画撮影や映画などの動画コンテンツをダウンロードする機会が多い場合、256GB以上の大容量があると使いやすいです。
また、バッテリー容量は3046 mAhで動画再生時間の目安では最大18時間持続します。後継機種のiPhone12 Proは最大17時間のバッテリー持続であるため、型落ちモデルの中ではバッテリーの持ちが良い機種だと言えるでしょう。
6.5インチのiPhone Pro Maxは、より大画面という特徴・ディスプレイの高精度が注目されます。2688×1242ピクセル、458ppiという超高解像度や、有機ELディスプレイによるキレイな映像は動画視聴やオンラインゲームなどの満足度を高めます。
一方でカメラ自体の性能やプロセッサ、内蔵メモリ、メモリ(RAM)に関してはiPhone11 Proと大きな違いはありません。ただ、バッテリーは3,969mAhと強力で、動作再生時間目安で最大20時間とより長持ちします。後継機種のiPhone12 Pro Maxと同等のバッテリー性能で、カメラやアプリゲームを多用するユーザーも安心です。
iPhone11 Pro Maxは大きなディスプレイ+望遠カメラが欲しいユーザー向け
解像度はより高い(2,688 x 1,242)
バッテリーの持続時間が長く、外出先でも使いやすい
重さも226gと、iPhone11 Proの188gより重く片手での操作が難しい
などのメリットやデメリットがあり、iPhone11 Pro MaxはProモデルと性能面での差はそこまでないですが、画面の大きさやバッテリーの持ちを優先したい場合には購入する価値があるでしょう。リファービッシュ品でも大きな価格差はなく、4万円台からお得にお買い求めいただけます。
iPhone11シリーズの各種類について特徴など解説しましたが、選び方など比較ポイントをまとめると以下の通りです。
デュアルカメラが使えるモデルで、性能のこだわりがあまりないユーザーはiPhone11
大きすぎないディスプレイで、超広角カメラや望遠カメラを使った撮影を好む場合にはiPhone11 Pro
自宅だけでなく通勤や旅行・外出先での動画視聴や撮影で使うのならiPhone11 Pro Max
iPhone11 Proは他のProシリーズとは異なる特徴で、画面・端末サイズの小ささが魅力に感じるユーザー向けです。逆に大画面で動画視聴やカメラ撮影などを好む場合には、iPhone11 Proが適しています。
また、価格などのコストパフォーマンスを重視する場合には無印モデルのiPhone11がおすすめです。2024年8月時点でのリファービッシュ品価格は以下の通りで、3万円前後の価格帯からとお安くなっています。
iPhone11(中古整備品):30,367円〜
iPhone11 Pro(中古整備品):37,297円〜
iPhone11 Pro Max(中古整備品):49,896円〜
リファービッシュ済のiPhoneは新品と同等の動作確認がされているほか、型落ちモデルでは安価な傾向があるため古い機種の購入がお得になります。新品では高額になるProシリーズも予算内での購入がしやすくなるでしょう。
これまではiPhone11の各種類を中心に解説しましたが、2020年以降のiPhoneでも魅力的な型落ちモデルが多くあります。特に後継機種のiPhone12はリファービッシュ品でも人気で、おすすめのiPhone人気機種ランキングで上位掲載されています。
5万円ほどの予算があれば、iPhone12の買い替えの方がメリットが大きいと言えます。リリースされたタイミングは比較的近いiPhone11とiPhone12ですが、機能面での差があります。
iPhoneの寿命・使える期間では、Apple Storeにて販売終了したタイミングやiOSのアップデートサポート対象などが基準となります。iPhone11は2022年、iPhone12は2023年に販売終了しており、どちらも修理サポートの長さやiOSのアップデート対象から2026〜2027年までは問題なく使えます。
期間的にはiPhone12の方が長くサポート対象になりますが、iPhone11も長期的にApple Storeでの販売がされているため、修理サポートもまだ継続される見込みです。関連記事より、iPhone12はいつまで使える?の解説ページもご参考ください。
iPhone11とiPhone12の違い・比較では、プロセッサ性能に関するポイントが注目されます。iPhone12シリーズはA14 Bionicチップを搭載しており、処理速度の向上が見られます。他にもスマートHDRによるカメラ性能の改善や5G通信対応、ベーシックモデルへの有機ELディスプレイ搭載、MagSafeでのワイヤレス充電など追加機能が多くあります。
顔認証もiPhone11と共通ですが、iPhone12以降ではマスク着用時のFace ID対応もされました。また、iPhone12ではminiシリーズも人気で、iPhone12 miniモデルは5.4インチのコンパクトなサイズで、iPhone11 Proより50g以上も軽い133gの最軽量機種です。
家や外出先での利用で便利な機能が多いほか、6.1インチのベーシックモデルからコンパクトなminiモデル、よりハイスペックなカメラ撮影ができるProに、6.7インチの大型ディスプレイが使える Pro Maxなど、幅広いユーザーの需要に応えられるのがiPhone12シリーズです。
詳しく知りたい方は、iPhone12シリーズの各モデルの種類・比較もお読みください。リファービッシュ品価格ではiPhone11とさほど変わらない価格帯で、2024年以降も長く使えるサポート体制・スペックが魅力的です。
iPhone11も評価されたモデルですが、2024年以降の利用では5G非対応やマスク着用での顔認証・ロック解除ができないなど、機能面で不便に感じるポイントもあります。そのためメイン端末で長く使うより、とりあえずの繋ぎ的な目的で買い替えをしたり、2台目のiPhone運用をしたいといった用途で安く買うモデルなら活用しやすいでしょう。
また、カメラ性能をあまり重視しないiPhoneユーザーはiPhone SEシリーズの買い替えもおすすめです。超広角カメラがないシングルカメラになりますが、SEシリーズは安価でiPhone SE(第2世代)なら2万円台で購入できます。
また、第3世代のiPhone SEはiPhone13シリーズに相当するプロセッサ(A15チップ)や5G通信の対応など、性能の改善が見られます。iOSのアップデートもしばらく継続されるので、長期的に使えるコスパの良い機種です。顔認証よりTouch ID(指紋認証)の方が使い慣れている方にも、SEシリーズが向いています。
iPhone11の各種類・モデルの特徴や、自分に合った機種であるかどうかの判断など役立つ情報として参考になれば幸いです。iPhone11は4〜5年以上前のiPhone機種で、安く最低限のスペックであるモデルが欲しいユーザーにはおすすめですが、よりコストパフォーマンスに優れているiPhoneシリーズもあります。
私たちバックマーケットでは中古整備品のiPhone、いわゆるリファービッシュ品のiPhoneを販売しており、iPhone11シリーズのほか幅広い種類の型落ちモデルから選べます。新品と比べて大幅に安い型落ちiPhoneが買えるほか、品質も問題なく新品と同等の動作が確認された上で出荷されるので安心です。万が一の故障や不具合に備えて、1年間の動作保証と30日間の返金保証も付いています。
リファービッシュ品は安さも大きなメリットですが、CO2や電子廃棄物の削減など環境保全の貢献も世界的に注目されており、環境問題への意識が特に強いヨーロッパではリファービッシュ品の活用が進んでいます。
iPhoneの新規購入や買い替えの機会にぜひ、経済的にも環境にも優しいリファービッシュ品(整備済製品)を使ってみてはいかがでしょうか。型落ちモデルの性能や価格を慎重に比較・検討したい方は、iPhone11/12/13の違いなど関連記事もぜひご参考ください。
コンテンツクリエーターとして6年の経験を持ち、以前はゲーム業界で活動していました。BackMarketの目標である、リファービッシュ品の普及と「新しい」の再定義に貢献することをミッションとして掲げます。整備済製品の魅力やデバイス選定のポイントなど、役立つ情報を今後も提供していきます。