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iPhoneシリーズには様々な種類のモデルがありますが、コンパクトで軽い機種が欲しいならminiモデルがおすすめです。しかし、miniモデルは2021年リリースのiPhone13 mini以降は登場せず、iPhone16 miniやiPhone15 miniでの復活はありませんでした。miniモデルは不人気だから復活しなかったなどと噂はされていますが、小型のiPhone端末も需要がありますので代替モデルなどを解説します!
Back Market Japanの第1号社員・サプライチームリーダーとしてサイト内全ての商品を仕入れから販売、最適化まで管理。販売事業者との連携業務に従事しており、iPhoneなどのデバイスに関する専門知識はBack Market社内で最も精通している。業務経験と専門知識を活かし、正確で役立つ情報をご提供できるように努めている。 *監修記事一覧を確認
はじめに、iPhone miniシリーズについてこれまでの歴史やモデルとしての特徴を解説します。コンパクトなiPhoneではSEシリーズもよく比較されますが、iPhone12 miniやiPhone 13 miniはバッテリー持続時間やカメラ性能で優れています。
iPhone miniは2020年リリースのiPhone12シリーズではじめて登場して、詳しくはiPhone12 miniのレビューページでも解説していますが以下のような特徴があります。
5.4インチの画面サイズ
無印モデルよりも軽い端末(133g)
5G通信対応、マスク着用時の顔認証対応などスペックも向上
162gのiPhone12モデルと比較してもコンパクトで軽く、片手で扱いやすい端末になっています。加えて、価格も無印モデルよりも安いため予算を下げて購入したいユーザーに適しています。
また、2021年リリースのiPhone13シリーズでもminiモデルが登場し、iPhone12 miniと比較してiPhone13 miniでは様々な改善がされています。
バッテリー持続時間が延びる(動画再生で15時間から17時間に改善)
プロセッサ性能の改善(iPhone14・iPhone14 Plusと同じA15チップ)
カメラ性能のアップグレード(写真や動画で便利なフォトグラフスタイル・シネマティックモード)
コンパクトなminiモデルの中ではiPhone13 miniが最も高性能で、SEシリーズでも課題であったバッテリー持続時間も良くなっています。
小型のiPhoneではiPhone SE(第2世代・第3世代)もよく比較されますが、SEシリーズと比べてminiモデルは以下の点で優れています。
超広角カメラを搭載(SEシリーズはシングルカメラ)
iPhone13 mini・iPhone12 miniの方がより軽量
手を使わずロック解除できる顔認証を搭載
SEシリーズは指紋認証(ホームボタン搭載)のメリットもありますが、カメラ性能が微妙であったり、顔認証(Face ID)に慣れている方にとって不向きです。気になる方は、iPhone SEシリーズのサイズ・画面の大きさもご参考ください。
iPhone12 mini・iPhone13 miniはリリースされた一方で、iPhone14シリーズ以降ではminiモデルは廃止になり、以降のiPhone16シリーズまで復活しませんでした。
2022年にリリースされたiPhone14シリーズでは、下位機種のラインナップがiPhone14モデルとiPhone14 Plusモデルに変更されました。
Plusモデルはminiモデルと対照的な特徴があり、iPhone14 Plusでは6.7インチの大型ディスプレイに動画再生で最大26時間持続するバッテリー容量の大きさも評価されています。140gのiPhone13 miniと比べて、iPhone14 Plusは203gと重くなりましたが、大画面モデルを下位機種で安く買える点で注目されました。
iPhoneシリーズでは以降もPlusモデルが登場しますが、全体的に端末や画面サイズが大きくなっている傾向が見られます。
2024年リリースのiPhone16シリーズではPro・Pro Maxモデルの画面が従来と比べて、より拡大されています。iPhone16 Proモデルは6.3インチ、iPhone16 Pro Maxモデルは6.9インチと大きくなり、オンラインゲームや動画視聴・動画撮影など幅広い用途に対応したような仕様となっております。
これまでiPhone12 miniモデルや、ホームボタン搭載のiPhone 8やiPhone SE2などコンパクトなサイズのiPhoneを愛用していたユーザーにとって、iPhone16 miniやiPhone15 miniが復活しない理由が気になるところですよね。
iPhone14 miniが登場しなかった理由とも関連しますが、最近のスマートフォン市場全体の需要やminiモデルの売上などを考慮して、miniシリーズが廃止になった可能性が高いです。
近年のスマートフォン市場は明確に、大画面化の傾向を示しています。スマホユーザーは動画などメディアの視聴やゲーム、マルチタスクをより快適に行える大画面のデバイスを好むようになっています。
iPhone miniシリーズのようなコンパクトなスマホは一部のユーザーに支持されていますが、大半のユーザーはより没入感のある体験を提供する大画面を優先しています。加えて大画面スマートフォンは、バッテリー容量が大きくなるなど実用的な利点もあります。外出先での利用が増えていくにつれて、バッテリー容量の小さい端末だと不安になるためモバイルバッテリーの持参も一般的になっています。
iPhone12 miniとiPhone13 miniの販売実績は乏しく、海外サイトのデータを参考にするとiPhone12 miniは全体の売上の6%未満にとどまり、iPhone 13 miniに至っては売上の約3%しか占めませんでした。これらの低調な販売実績は、小型デバイスへの需要が充分でないことを示しており、Appleがminiモデルの生産を継続しない要因と言えます。
miniモデルの売上不振は海外の方が顕著で、QWERT配列のキーボードが小さい画面だと打ちづらいといった操作面のデメリットも考えられます。
小型デバイスを好むユーザーには、代替としてiPhone SEシリーズがあります。2022年にリリースされたiPhone SE(第3世代)は4.7インチの小型ディスプレイを搭載しており、ホームボタンや指紋認証(Touch ID)など昔のiPhoneモデルに合ったデザイン要素を残しています。
SEモデルには最新機能こそ搭載されていませんが、iPhone14モデルと同等のA15 Bionicチップによる優れた性能を備えており、手頃な価格で提供されています。そのため、最新技術よりもサイズを重視するユーザーにとって便利な代替モデルとなります。
また、小型スマホでは折りたたみタイプのスマートフォンも最近では注目されています。Androidスマホでは折りたたみ型の機種が増えており、Galaxy Zシリーズが特に人気です。
iPhoneとAndroidスマホの違い・比較では、カスタマイズ性の高さや幅広いラインナップのモデルから選べるなどAndroidが評価されているポイントもあります。iPhoneシリーズの折りたたみ機種はまだ公表されていませんが、開発中との噂もありますので2025年以降のリリースも可能性としてはあります。
現状、コンパクトなiPhoneモデルについては2021年のiPhone13 mini、2022年のiPhone SE3以降登場していないため、次世代のSEモデルに期待する方もいるでしょう。
しかし、残念なことにiPhone SE(第4世代)の最新情報によれば、miniシリーズの5.4インチ画面から一回り大きい6.1インチのディスプレイが予測されていますので、これまでの小型モデルとは異なる特徴となります。
iPhone SEシリーズは既存のモデルをベースとしており、第2世代と第3世代の本体・外観に関してはiPhone 8モデルが基となっています。そのため、コンパクトな設定やホームボタン(指紋認証)の搭載がされていました。
一方で、2025年以降のリリースが推測される第4世代のiPhone SEは、iPhone14とiPhone16の無印モデルがベースとなります。ホームボタンが廃止になる代わりに顔認証(Face ID)が搭載され、iPhone15シリーズ以降で変更されたUSB Type-Cのコネクタも反映されそうです。従来のLightningコネクタは互換性が低く、使いづらいと感じていたiPhoneユーザーにとっては朗報です。
2024年11時点での最新情報であるため実際の仕様とは異なる可能性もありますが、iPhone SE(第4世代)もスマートフォン市場全体のトレンドに影響され、6インチ以上の大画面モデルといった傾向が見られます。
顔認証(Face ID)の対応やアクションボタンの搭載など改善ポイントもありますが、端末の拡大や重量アップなどのデメリットが気になるところです。Back Market(バックマーケット)のリファービッシュ品ではSEシリーズが特に人気でしたが、SE4の評価については賛否あるかもしれません。
iPhone miniモデルの歴史や特徴、今後復活しない理由などこれまで解説しましたが、小型モデルでなくても問題ないiPhoneユーザーの傾向を参考までにまとめました。
miniモデルは片手でおさまるスリムなデザインがメリットと言える一方で、端末自体が小さいためバッテリー容量も限られます。そのため、外出先でよく使うスマートフォンの電池切れが不安な方は、バッテリー容量の大きいモデルが適しています。
miniモデルが復活しない代わりに、バッテリー持続時間の長いPlusモデルが注目されています。iPhone15 Plusは動画再生で最大26時間、iPhone16 Plusモデルは最大27時間とより長く使えます。
miniモデルは持ち運びしやすい機種ですが、5.4インチの画面ではオンラインゲームや動画視聴に多少不向きです。画面が小さいと見づらく満足度が下がる方は、6インチ以上のiPhoneモデルがおすすめです。
また、最新のオンラインゲームは画面の動きが重要で、リフレッシュレートの高さも影響します。miniモデルやSEシリーズは60Hzの低いリフレッシュレートがデメリットになるため、iPhone14 Pro・Pro Maxなどの上位機種(120Hzのリフレッシュレート)から選ぶと良いでしょう。
iPhone12 mini・iPhone13 miniは超広角カメラ搭載のデュアルカメラシステムで、一般的な写真・動画撮影の用途であれば問題ないスペックです。ただし、プロ仕様の動画を撮影したり遠くの風景もキレイに撮影できる望遠カメラが必須な場合は、Pro・Pro Maxモデルがおすすめです。
カメラ性能と価格のバランスなら、iPhone15 Pro Maxモデルが特に評価されています。最大5倍の光学ズームや写真・動画編集に適したスペックが魅力的で、iPhone16 Pro Maxのリリース後にリファービッシュ品の価格も下がっています。型落ちモデルでも最新機種に劣らないため、コンパクトな機種よりスペックを優先したい方はぜひチェックしてみると良いでしょう。
バッテリー容量やカメラ性能もある程度は重要ですが、それでもiPhone miniモデルのようなコンパクトな機種が適しているユーザーの傾向もまとめました。
スマートフォンの画面が拡大されていく一方で、スクロールやタップなどの操作が片手だとしにくいデメリットもあります。特に手が小さいお子さん向けのiPhoneでは、大きい端末だと使いづらく落下による破損・故障リスクも高くなるでしょう。
iPhone 7やiPhone 8など、昔のiPhoneモデルのようなコンパクトな機種の方が操作しやすいと感じるのであれば、miniモデルを使い続ける価値があります。
特に上位モデルのPro・Pro Maxで該当する特徴で、端末が重いと持ち運びに不便です。ポケットに入れても違和感がない、軽いスマートフォンが欲しいならminiモデルがおすすめです。
歴代のiPhoneモデルの中では第1世代のiPhone SE(113g)やiPhone 6(129g)が特に軽いですが、133gのiPhone12 miniや140gのiPhone13 miniも軽量で評価されています。大画面モデルは200g以上の重さになるため、手首が疲れるというデメリットが気になるならminiモデルが適しています。
最新のiPhoneシリーズではカメラ性能のアップグレードが魅力的で、特にiPhone16のカメラスペックでは全機種にアクションボタン・カメラコントロールボタンの搭載や、マクロ撮影・空間ビデオ撮影などが注目されています。下位モデルでもプロ仕様の写真や動画が撮影できる点で評価されており、SNSへの投稿やビジネスシーンでのクリエイティブな業務に向いています。
ただ、iPhone XやiPhone11シリーズなど古い機種のカメラでも問題なく使えているユーザーは、iPhone12 miniやiPhone13 miniのカメラスペックで充分だと感じるでしょう。最新機種のカメラも進化はしているものの、日常的な写真・動画撮影ではあまり活用されない専門的な性能も多く、オーバースペックに感じることもあります。
iPhone miniモデルが今後復活・リリースされる可能性は低く、iPhone12 mini・iPhone13 miniは数世代前の機種であるため新品での購入も難しいです。そこで、お得な価格で購入できるリファービッシュ品から探してみてはいかがでしょうか。
リファービッシュ品ではiPhone12 miniやiPhone13 mini以外の型落ちモデルiPhoneも多数取り揃えており、気になる方はラインナップから価格比較してみるといいでしょう。
型落ちのiPhoneを購入するメリットは大きく、新品だと最近のiPhoneシリーズに在庫が限定されますがリファービッシュ品なら数世代前のモデルを中心に幅広い機種を販売しています。miniモデルのほか、iPhone SE(第2世代・第3世代)などの安価なモデルもリファービッシュ品で人気です。
型落ち機種について中古品で購入する方もいますが、中古iPhoneをおすすめしない理由として無保証やバッテリーの消耗など品質が懸念されます。特にフリマサイトなど個人間取引で販売される中古iPhoneは信頼性が低く、要注意です。
対してバックマーケットのリファービッシュ品は、新品と同等の動作が確認された上で販売しており1年間の動作保証と30日間の返金保証も付いています。また、iPhoneのデータ保護やバッテリー消耗などが気になるユーザー向けに、バックマーケットのバックアッププランや新品バッテリーオプションもおすすめです。
iPhoneが年々高くなっている理由には円安のほか物価高なども影響していますが、下位モデルでも10万円以上の価格帯になっており予算的に厳しいと感じる方もいるでしょう。
そこで、miniモデルなどの型落ち機種をリファービッシュ品で購入することで、コストパフォーマンス面でも満足できます。在庫や製品の状態によって価格は変動しますが、2024年11月時点での最安値目安ではiPhone12 miniで32,000円〜、iPhone13 miniで53,000円〜とお得です。
軽量でコンパクトな機種としてminiモデルが評価されますが、iPhone16 miniやiPhone15 miniなどの後継機種が復活しなくても、別モデルで代用が可能です。iPhone16 miniやiPhone15 miniなどを期待していたユーザー向けに、おすすめの機種を最後にまとめました。
コンパクトなスマートフォンでありながら優れたカメラ性能を求めるなら、iPhone13 miniが最適です。このモデルは小型ながらも、標準のiPhone13と同じデュアルカメラシステム(1,200万画素の広角と超広角レンズ)を搭載しており、様々な照明条件下で高品質な写真を撮影できます。
ナイトモードのほか、シネマティックモードやフォトグラフスタイルの機能が便利で幅広いシーンに対応します。また、iPhone14とiPhone13シリーズの性能比較でも解説していますが、後継機種と比べても大きなスペックの差がなく様々な用途に適しています。
5万円以下の予算でiPhoneの購入を検討しているなら、リファービッシュ品のiPhone12 miniがおすすめです。最新の機能こそ欠けていますが、iPhone12 miniは依然として高い性能を発揮し、価格と性能のバランスを求めるユーザーにぴったりです。
5G通信に対応
MagSafeによるワイヤレス充電が可能
高性能なSuper Retina XDRディスプレイ
といった特徴があり、iPhone12の寿命・使える期間もまだ長いためメインスマホとして問題ないスペックだと言えます。
ホームボタンが恋しい方やTouch IDによる指紋認証を好む方には、iPhone SE(第3世代)が適しています。SE3はホームボタン付きのクラシックなデザインを維持しつつ、iPhone13 miniと同じA15チップが搭載されている高性能な機種です。
より購入価格を下げるなら第2世代のiPhone SEもおすすめですが、5G非対応やバッテリー持続時間が短いといったデメリットがあるほか、リファービッシュ品ならSE3と価格差があまりないため、第3世代の方がおすすめです。
軽量の端末を好むものの、動画視聴やオンラインゲームをよくするため画面の大きさや処理速度などの基本スペックを上げたいという場合には、iPhone15やiPhone14の無印モデルが最低な選択です。
miniモデルと比べたら端末サイズ・重量は上がりますが、それでもiPhone15モデルは171gと軽く、iPhone16シリーズのリリースに伴いiPhone15が値下げされたことから比較的購入しやすくなっています。iPhone15シリーズではUSB-Cコネクタの対応やメインカメラの画素数(4,800万画素)向上、ダイナミックアイランドなど下位モデルのアップデートが多く、ユーザー満足度が高いです。
iPhone14モデルのレビューも高評価で、動画撮影の精度が上がるアクションモードの搭載やインカメラのオートフォーカス機能など改善されています。iPhone15とほぼ同じサイズ・重量(172g)で、こちらも持ち運びや操作性の良さでおすすめです。
コンテンツクリエーターとして6年の経験を持ち、以前はゲーム業界で活動していました。BackMarketの目標である、リファービッシュ品の普及と「新しい」の再定義に貢献することをミッションとして掲げます。整備済製品の魅力やデバイス選定のポイントなど、役立つ情報を今後も提供していきます。