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2024年10月25日に更新済み
2024年10月25日
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Sun
BackMarket コンテンツクリエーター
2023年にリリースされたiPhone15シリーズは、プロセッサのアップグレードや高性能なカメラ・ディスプレイなどが評価されていますが、下位モデルのiPhone15とiPhone15 Plus、上位モデルのiPhone15 Pro・iPhone15 Pro Maxの4種類について、どれを選ぶべきが分からない人もいるでしょう。iPhone15の各種類・モデルの違いや比較をこちらのページで解説しますので、ユーザー個人に適した機種を探してみてはいかがでしょうか。
iPhone15の各モデルについて、基本的な情報や種類の比較について概要を最初に説明します。性能のほか画面(ディスプレイ)のサイズなど、各機種によって異なります。
*BackMarket価格:2024年10月時点の税込み価格です。
2023年9月、アップルは前世代のiPhoneであるiPhone14シリーズから約1年後にiPhone15を発表しました。2023年9月13日にiPhone15に関する発表があり、同年の9月15日に予約開始、および9月22日に発売されました。
iPhone15の発表(Apple Event)では、iPhone14シリーズと比べたアップグレードや価格などが注目されました。円安などの影響もあり、iPhone15シリーズは特に価格帯が高く無印モデルでも10〜15万円が一般的になりましたが、下位モデルのアップデートなどもありiPhoneの買い替えではiPhone15も選択肢に入るでしょう。
また、後継機種のiPhone16シリーズの発表・Keynoteも2024年9月にあり、iPhone16シリーズの予約が開始されたタイミングでiPhone15 Pro・iPhone15 Pro Maxの販売が終了しています。ただ、後継機種のiPhone16シリーズは据え置き価格になっており、安く買える型落ちモデルとしてiPhone15シリーズの需要が伸びることが予測されます。
iPhone14シリーズやiPhone16シリーズと同様、iPhone15には4種類のモデルがあります。無印モデルとPlusモデル、ProモデルとPro Maxモデルがあり、それぞれ以下のような特徴があります。各モデルでレビュー解説ページがあるので、気になる方はあわせてご参考ください。
モデルの種類(レビュー関連ページ) | 概要と特徴 |
6.1インチの画面サイズでベーシックモデルに位置付けられる下位モデルの機種 | |
iPhone15と比べて画面サイズが6.7インチと大きく、バッテリー性能・持続時間も良い | |
望遠レンズを含めたトリプルカメラシステムなど、より高機能な上位モデルの機種 | |
iPhone15 Proと比べて画面サイズの大きさ(6.7インチ)やバッテリー性能のほか、カメラ性能も改善 |
iPhone12・iPhone13シリーズでは6.7インチのPlusモデルがなかった代わりに、5.4インチのコンパクトなminiシリーズがリリースされていました。iPhoneに限らず最近のスマートフォンでは動画撮影やオンラインゲームなどの用途が広がり、大画面の端末がより需要がある印象です。
👉iPhoneの無印モデルとmini・Plus・Pro・Pro Max・SEシリーズを比較!
iPhone15の各種類・モデルの詳細やスペックの特徴について、以下で詳しく解説します。
iPhone15の4種類のモデルに関して、基本的な性能を以下でまとめました。バッテリーの持続時間やカラーラインナップなど、気になるスペックについて比較してみましょう。
| iPhone15 | iPhone15 Plus | iPhone15 Pro | iPhone15 Pro Max |
ディスプレイサイズ・リフレッシュノート | 6.1インチ・最大60Hz | 6.7インチ・最大60Hz | 6.1インチ・最大120Hz | 6.7インチ・最大120Hz |
解像度 | 2556 x 1179 (460 ppi) | 2796 x 1290 (460 ppi) | 2556 x 1179 (460 ppi) | 2796 x 1290 (460 ppi) |
メモリ(RAM) | 6 GB | 6 GB | 8 GB | 8 GB |
ストレージ容量 | 128/256/512 GB | 128/256/512 GB | 128/256/512GB/1TB | 256/512GB/1TB |
プロセッサ | A16 Bionic | A16 Bionic | A17 Pro | A17 Pro |
カメラ | 広角カメラ:4,800万画素 超広角カメラ:1,200万画素 | 広角カメラ:4,800万画素 超広角カメラ:1,200万画素 | 広角カメラ:4,800万画素 超広角カメラ:1,200万画素 望遠カメラ:1,200万画素 | 広角カメラ:4,800万画素 超広角カメラ:1,200万画素 望遠カメラ:1,200万画素 |
バッテリー性能 | 3349mAh(動画再生時間目安:20時間) | 4325mAh(動画再生時間目安:26時間) | 3274mAh(動画再生時間目安:23時間) | 4441mAh(動画再生時間目安:29時間) |
ボディ素材 | アルミニウム(背面:カラーインフューズドガラス) | アルミニウム(背面:カラーインフューズドガラス) | チタニウム(背面:テクスチャードマットガラス) | チタニウム(背面:テクスチャードマットガラス) |
カラー | ブラック・ピンク・イエロー・グリーン・ブルー | ブラック・ピンク・イエロー・グリーン・ブルー | ブラックチタニウム・ホワイトチタニウム・ブルーチタニウム・ナチュラルチタニウム | ブラックチタニウム・ホワイトチタニウム・ブルーチタニウム・ナチュラルチタニウム |
iPhone15シリーズについて気になることの一つとして、前モデルのiPhone14シリーズとどう違うのか...新機能やアップデートは具体的に何があるのか、という点があります。詳しくはiPhone15とiPhone14シリーズの比較で解説していますが、追加された機能が複数あります。
大枠的なデザインの変更は特に見られませんが、iPhone15シリーズでは下位モデルと上位モデル、それぞれで魅力的なアップデートがありました。下位モデルに関しては従来のノッチが廃止されて、ダイナミックアイランドが搭載されました。画面上部(パンチホール)にアプリの通知や音楽の再生など、便利な確認・操作ができるようになります。
上位モデルにも大きな変更点があり、iPhone15 ProとiPhone15 Pro Maxのフレームがアルミニウム製からチタン製になったことが挙げられます。iPhone14 Proシリーズと比べて20gほど軽くなったほか、強度も上がりました。
Proシリーズに関して、iPhone15ではアクションボタンの新機能も追加されています。本体の側面にあったミュートボタンがアクションボタンに変更され、音量だけでなくカメラなどアプリの起動や録音の開始など、ショートカット的な使い方ができるようになりました。
下位モデルにはアクションボタンはないので、以下でも解説していますカメラの性能を重視しているユーザーにとって、iPhone15 Pro・iPhone15 Pro Maxにする価値が高いでしょう。カメラの起動もアクションボタンでより簡単になります。
充電ケーブルの標準化についてEUの新たな要件もあり、iPhone15シリーズではApple独自のLightningケーブル・コネクタは使用されなくなりました。代わりに、より汎用的なUSB-Cコネクタに対応しました。
USB-CケーブルでiPhone15のほか、iPadやMacBookなど一通りのApple製品を充電できるようになります。これまで、iPhoneのためにLightningケーブルを別途用意するのが面倒に感じていたAppleユーザーにとって嬉しいポイントです。
また、上位モデルに対応しているUSB 3はLightningよりも高速であるため、iPhone15 ProとiPhone15 Pro Maxモデルではデータ転送がより早くなります。具体的には下位モデルのUSB 2と比較して20倍ほどの速さ(最大で10Gbps)になり、大容量のデータ転送も便利です。後継機種のiPhone16・iPhone16 PlusでもUSB 2規格のままなので、Proシリーズの性能が高く評価されます。
iPhone14シリーズではA15 BionicおよびA16 Bionicチップセットが採用されていましたが、iPhone15シリーズでは下位モデルにA16 Bionic、上位モデルにA17 Proチップが導入されています。
これまでiPhone14 Proシリーズで使われていたA16チップが、iPhone15・iPhone15 Plusに導入されたことで下位モデルでも処理速度の速さで評価されます。動画視聴やSNSの閲覧など基本的な用途であれば、下位モデルのプロセッサ性能で問題ないでしょう。
ただ、動画編集にこだわったりA17 ProチップのiPhone15 Proシリーズ限定の3Dゲームをプレイしたい場合には、上位モデルが優先されます。用途に応じて、高性能なiPhone15シリーズにするか安く購入できるiPhone14にするべきか検討してみてはいかがでしょうか。
Back Market(バックマーケット)のリファービッシュ品は型落ちモデルのiPhone機種を中心にお得な価格で販売しており、新品と同等の動作・品質が確認された上で出荷していますので安心してご購入いただけます。iPhone16シリーズのリリース以降、iPhone14の価格が下がり10万円以下で購入できる選択肢が増えていますので、コストパフォーマンス面でおすすめです。
2024年にリリースされたiPhone16シリーズについて、iPhone15と比べて改善されたポイントも参考までに解説します。より新しいモデルについてはスペックや新機能などが注目されますが、iPhone15シリーズと比べてそこまで変わらない点もあります。
iPhone16モデルのレビューでも解説していますが、物理的な機能がiPhone16シリーズ全機種で追加されています。iPhone15シリーズではPro・Pro Max限定だったアクションボタンが下位モデルにも搭載されたほか、新たにカメラコントロールボタンもあります。
カメラコントロールボタンによってシャッター機能だけでなく、ズーム調整もスライド操作で可能です。写真・動画撮影がしやすくなったボタンであり、カメラを多く使うiPhoneユーザーにとって活用できます。
そのほか、iPhone16シリーズでは以下のような改善点もあります。全体的にカメラ性能が良くなったほか、バッテリーの持続時間も延びています。
下位モデルの超広角カメラの絞り値が改善(暗所での撮影で効果を発揮)
広角カメラがFusionカメラになったことで下位モデルでもマクロ撮影・空間ビデオ撮影が可能
上位モデルの超広角カメラの画素数が4,800万画素に向上
Proモデルの光学ズームが最大3倍から5倍に向上(Pro Maxモデルと同等)
バッテリー容量の改善(各機種で動画再生時間が1〜4時間延びている)
特にiPhone16 Pro Maxは6.9インチの大型ディスプレイで、最大33時間の動画再生が可能となり、A18 Proチップの搭載もありハイスペックな機種として評価されます。
また、iPhone16シリーズではApple Intelligenceと呼ばれるAI機能も搭載される予定です。日本での実装は2025年以降になりますが、メッセージの送受信や画像・動画データの管理など普段の操作・使用において利便性の改善も期待されます。
ただし、Apple IntelligenceはiPhone16シリーズだけでなく、iOS 18にアップデートしたiPhone15 Pro・iPhone15 Pro Maxにも対応しています。iOSのバージョン・機能については関連記事でも解説していますが、最新のiOSに更新することで型落ちモデルでもApple Intelligenceが利用できます。
iPhone16 Pro・iPhone16 Pro Maxは高額であるほか、光学ズーム性能やカメラ機能に大きな差がなく、下位モデルと比べると最新モデルにするメリットが薄れるといったレビューも見受けられます。カメラコントロールボタンがなくても気にならないほか、プロセッサ性能をそこまで重視していないのであれば、リファービッシュ品からiPhone15 Pro・iPhone15 Pro Maxを探してみるといいでしょう。
iPhone15シリーズのデザイン・色の種類では、下位モデルと上位モデルでそれぞれ傾向が異なります。後継機種のiPhone16と比較しても、特に下位モデルでデザイン・カラバリの良さで評価されています。
iPhone15シリーズのデザイン比較について、概要をまとめると以下表の通りです。iPhone14 Pro・Pro Maxではステンレススチールが使われていましたが、iPhone15 Pro・Pro Maxでは軽量のチタンフレームが採用されています。
デザイン比較 | iPhone15・iPhone15 Plus | iPhone15 Pro・iPhone15 Pro Max |
フレーム | アルミニウムフレーム | 航空宇宙グレードのチタンフレーム |
背面ガラス | 光沢感のあるガラス(カラーインフューズド) | テクスチャードマットガラス |
カラーの特徴 | 淡いパステルカラー | 重厚感のあるメタルカラー |
高級感のある印象や耐久性の高さではProシリーズの方が評価されていますが、iPhone15・iPhone15 Plusではカラーインフューズドガラスが特徴的で、パステルカラーの色彩と合ったデザインとなります。
iPhone15シリーズのカラーラインナップは、下位モデルで5色・上位モデルでは4色から選べます。iPhone14シリーズの色の種類では、ミッドナイトやスターライトなどの定番色もありましたが、iPhone15シリーズは基本的に全て新色として登場しています。
カラバリ比較 | iPhone15・iPhone15 Plus | iPhone15 Pro・iPhone15 Pro Max |
色の種類 | ブラック・ピンク・イエロー・グリーン・ブルー | ブラックチタニウム・ホワイトチタニウム・ブルーチタニウム・ナチュラルチタニウム |
ピンクやブルー系の色はiPhone16でも登場していますが、彩度の低いiPhone15とは異なりイメージが大きく異なります。控えめなカラーが好みであるiPhoneユーザーは、iPhone15の方がおすすめです。また、上位モデルの彩色も好評でビジネスシーンでも相応しいデザインです。
iPhone15シリーズでは各モデルにおいて、画面や端末の大きさが異なります。コンパクトなサイズが良いなら無印モデルがおすすめですが、動画視聴やオンラインゲームなどの利用目的を重視するなら6.7インチサイズのPlus・Pro Maxモデルが使いやすいです。
各機種のディスプレイサイズは以下の通りで、6.1インチと6.7インチの2種類があります。片手で扱いやすいサイズ感が良いなら、iPhone15・iPhone15 Proが適しています。
画面サイズ比較 | 画面サイズ | 解像度 | ピクセル密度 |
iPhone15 | 6.1インチ | 2556 x 1179 | 460 ppi |
iPhone15 Plus | 6.7インチ | 2796 x 1290 | 460 ppi |
iPhone15 Pro | 6.1インチ | 2556 x 1179 | 460 ppi |
iPhone15 Pro Max | 6.7インチ | 2796 x 1290 | 460 ppi |
iPhone15シリーズの端末サイズは、iPhone14シリーズとほぼ変わらない寸法となります。ただ、上記でも解説しましたが上位モデルはチタンフレームの採用になり20gほど軽くなっています。
端末サイズ比較 | 寸法 | 重量 |
iPhone15 | 146.7 mm × 71.6 mm × 7.80 mm | 171g |
iPhone15 Plus | 160.9 mm × 77.8 mm × 7.80 mm | 201g |
iPhone15 Pro | 146.6 mm × 70.6 mm × 8.25 mm | 187g |
iPhone15 Pro Max | 159.9 mm × 76.7 mm × 8.25 mm | 221g |
6インチ以上のスマートフォンが一般的になっている中、片手で収まるコンパクトな機種も一定の需要はあります。ただ、iPhoneシリーズのナンバリングモデルではiPhone13 miniを最後に、miniモデルが登場していません。
iPhone14 miniが出なかった理由としては、無印モデルやProシリーズと比べて不人気であることが挙げられます。ただ、miniモデルの販売が終了してもリファービッシュ品で購入できるほか、ホームボタン搭載のiPhone SE(第3世代)もおすすめです。どちらもリファービッシュ品価格だと安価で、予算が限られている方でも購入しやすいです。
iPhone15シリーズのディスプレイ性能は、iPhone14シリーズと比べると改善されており特に下位モデルで使いやすくなっています。しかし、iPhoneシリーズの課題であったリフレッシュレートの違いは要注意です。
ディスプレイの輝度比較では、iPhone15シリーズ全機種で同じとなります。具体的には以下の仕様で、下位モデルでも屋外のピーク輝度が上がったことが高評価となります。
標準の最大輝度:1,000ニト
HDRのピーク輝度:1,600ニト
屋外のピーク輝度:2,000ニト
外出先で動画視聴やカメラ撮影などの頻度が多いiPhoneユーザーは、輝度の高いディスプレイにより見やすく感じます。これまでは上位モデルの方が高性能でしたが、下位モデルを選んでも満足度が高いでしょう。
iPhone14 Pro・Pro Maxに搭載されていたダイナミックアイランドについて、iPhone15シリーズでは全機種に対応しました。そのため、下位モデルでもノッチが廃止になり代わりにパンチホールが搭載されています。
ダイナミックアイランドは、通知の確認やメディア再生など簡単な操作で役立つ機能です。メールやLINEなどのやり取りが多いユーザーにとって、利便性の高さでメリットがあります。
一方で上位機種にしかない機能では、常時表示ディスプレイが使えるほかリフレッシュレートの高さで違いがあります。iPhone15 ProとiPhone15 Pro Maxは最大120Hzのリフレッシュレートで、スクロール時の滑らかさなど画面の動きに影響します。
後継機種のiPhone16シリーズでも同様に、下位モデルのリフレッシュレートは60Hzに限定されています。オンラインゲームや動画視聴での滑らかな動き・操作を重視するユーザーは、ProMotionテクノロジー搭載のProシリーズがおすすめです。
iPhone15のカメラについて、各モデルの比較では下位モデルと上位モデルでスペックに分かれます。さらに、iPhone15 ProとiPhone15 Pro Maxでも光学ズーム性能などが異なり、詳細は以下の通りです。
カメラ性能の比較 | iPhone15・iPhone15 Plus | iPhone15 Pro | iPhone15 Pro Max |
カメラの数 | デュアルカメラ | トリプルカメラ | トリプルカメラ |
メインカメラの画素数 | 4,800万画素 | 4,800万画素 | 4,800万画素 |
メインカメラの性能 | センサーシフトの光学式手ぶれ補正 | 第2世代センサーシフト:光学式手ぶれ補正 | 第2世代センサーシフト:光学式手ぶれ補正 |
望遠カメラの性能 | - | 照射距離:77mm | 照射距離:120mm (テトラプリズムレンズの搭載) |
動画撮影の機能 | - | Log撮影 空間ビデオ撮影 最大4K・60fpsのProResなど | Log撮影 空間ビデオ撮影 最大4K・60fpsのProResなど |
光学ズーム性能 | 2倍 | 3倍 | 5倍 |
デジタルズーム性能 | 最大10倍 | 最大15倍 | 最大25倍 |
詳しくはiPhone15のカメラ性能解説ページで確認できますが、モデルの種類に応じたカメラ性能の違いでは望遠カメラの有無や性能、ズームのスペックが主な比較ポイントになります。
iPhone14シリーズのカメラスペックと比較して、下位モデルのiPhone15・iPhone15 Plusもメインカメラが1,200万画素から4,800万画素にアップして、デュアルカメラでも高性能な撮影が可能となりました。
ただ、これまでのiPhoneシリーズと同様に望遠カメラは上位モデル限定になるため、ズーム性能など幅広い風景シーンの撮影がしたいならPro・Pro Maxがおすすめです。また、Proシリーズでは動画撮影に関する追加機能も多く、プロ仕様の動画を作りたいユーザーは優先度が上がるでしょう。
また、iPhone15 ProとiPhone15 Pro Maxでも望遠レンズの性能に差があり、テトラプリズムレンズを搭載しているiPhone15 Pro Maxは最大5倍の光学ズームが使えます。購入価格は高くなりますが、カメラスペックを重視しているユーザーにとってiPhone15 Pro Maxを買う価値はあるでしょう。
iPhone15シリーズではプロセッサ性能でも、下位モデルと上位モデルで違いがあります。具体的な比較表は以下の通りで、上位モデルはA17 Proの高性能なチップが搭載されており、GPUのコア数も1つ多くなっています。
プロセッサ比較 | プロセッサ | プロセス技術 | CPUコア数 | GPUコア数 | Neural Engine |
iPhone15・iPhone15 Plus | A16 Bionic | 5nm | 6コア | 5コア | 16コア |
iPhone15 Pro・iPhone15 Pro Max | A17 Pro | 3nm | 6コア | 6コア | 16コア |
海外サイト(nanoreview.net)で公開されているベンチマークスコアでも、上位モデルの方が高性能であることが分かります。
ベンチマークスコア比較 | iPhone15 | iPhone15 Plus | iPhone15 Pro | iPhone15 Pro Max |
Geekbench 6(シングルコア) | 2599 | 2621 | 2920 | 2935 |
Geekbench 6(マルチコア) | 6545 | 6626 | 7447 | 7328 |
ProシリーズではApple Intelligenceが搭載されることから、スペックの高さが伺えます。ただ、下位モデルの処理速度が低い訳ではなく、iPhone14 Pro・Pro Maxと同等のA16チップは幅広い活用に対応できる性能です。
iPhone15シリーズのバッテリー性能については、iPhone14シリーズと同じバッテリー持続時間になります。ただ、バッテリーの消耗目安となるフル充電回数に関して、iPhone15シリーズでは大幅に増えています。
iPhone15シリーズバッテリー持続時間比較について、以下でまとめました。下位モデルのiPhone15 Plusはバッテリー容量が大きく、動画再生で最大26時間持続します。
バッテリー持続時間の比較 | 動画再生 | 動画ストリーミング | オーディオ再生 |
iPhone15 | 最大20時間 | 最大16時間 | 最大80時間 |
iPhone15 Plus | 最大26時間 | 最大20時間 | 最大100時間 |
iPhone15 Pro | 最大23時間 | 最大20時間 | 最大75時間 |
iPhone15 Pro Max | 最大29時間 | 最大25時間 | 最大90時間 |
プロセッサなどの性能にこだわりがなく、バッテリー持ちの良い機種が欲しいならiPhone15 Plusがおすすめです。Plusモデルは中途半端なスペックで不人気といったレビューもありますが、バッテリー容量の大きさでは評価されています。
バッテリー容量自体はiPhone14シリーズとほぼ変わっていませんが、Appleが公表しているバッテリーパフォーマンスの仕様によると、iPhone15シリーズではバッテリーの劣化が遅い傾向になります。
iPhone14シリーズまでのバッテリーは、バッテリーの劣化が認められる本来のバッテリー容量の80%になるまで、500回のフル充電サイクルが目安です。一方でiPhone15の場合には1,000回のフル充電サイクルと倍の違いがあります。
ユーザー個人の使用状況によってバッテリー消耗のスピードは異なりますが、少なくともiPhone15シリーズでは長期的な利用がしやすくなっています。バッテリー寿命の長いiPhoneをお探しなら、iPhone15 PlusやiPhone15 Pro Maxを選ぶとより良いでしょう。
iPhone15は2024年9月現在、Apple Storeなどから新品での購入が可能ですが価格は高めになっています。iPhone14とiPhone15の比較でも解説していますが、購入予算が限られているユーザーは型落ちモデルも検討するといいでしょう。
iPhone15のリリース当時の価格は以下表の通りで、各モデルの価格については関連記事でも詳しく解説しています。
価格比較 | ||||
128GB | 124,800円 | 139,800円 | 159,800円 | - |
256GB | 139,800円 | 154,800円 | 174,800円 | 189,800円 |
512GB | 169,800円 | 184,800円 | 204,800円 | 219,800円 |
1TB | - | - | 234,800円 | 249,800円 |
iPhone16シリーズのリリース後、iPhone15とiPhone15 Plusはこちらの価格より値下げされていますが、それでも10万円以上の価格帯になり、iPhone15のストレージ容量をユーザー自身の需要にあわせて選択することが重要になります。
ストレージ容量に関して、下位モデルは128GBと256GB、512GBの3種類がありライトユーザーであれば128GBで充分な容量です。また、iPhone15 ProとPro Maxは1TBのオプションも追加されており、Pro Maxモデルだけ128GBの容量が廃止となっています。
もしiPhoneの新規購入、または買い替えの予算で10万円以下を想定している場合には、iPhone14のリファービッシュ品など型落ちモデルで安く買う方法も検討してみてはいかがでしょうか。
型落ちモデルの方がリファービッシュ済端末の品揃えが良く、新品よりも安価にご購入いただけます。iPhone14シリーズのほか、5万円前後で安く手に入るおすすめのiPhone人気機種も比較してみるといいでしょう。
リファービッシュ品は安いだけでなく、品質の高さでもおすすめです。詳しくは中古iPhoneをおすすめしない理由でも解説していますが、フリマサイトなどで販売されている中古品は品質保証がなく、バッテリー消耗や故障のリスクが高いため要注意です。
iPhone15シリーズの性能や新機能・スペックなどを踏まえて、各モデルの種類やメリットを個別に解説します。
無印モデルのiPhone15は、前モデルと同じアルミニウムフレームを採用していますが、背面ガラスがマットな質感になり、iPhone15のカラーバリエーションもパステルカラーを基調としたラインナップになっています。耐衝撃で役立つカバーはあると良いですが、手に持ったフィット感が好評で、ピンクやイエローなど個性的な色を好むユーザーにとってカバーなしで使う選択肢もあるでしょう。
上記で説明した通り、iPhone15シリーズの下位モデルでも4,800万画素のメインカメラを搭載しているのは大きなメリットで、ダイナミックアイランドの搭載などディスプレイ面でのアップデートもあります。より高価なiPhone15 ProやPro Maxを購入しなくても、機能面で満足するユーザーは多いのではないでしょうか。
また、最小ストレージ容量は128GBでメモリ(RAM)は6GB、最も安価なバージョンでもアプリや写真、ビデオ、音楽用のストレージ容量は充分にあります。iCloudなど外部ストレージも活用すれば、128GBや256GBなど少ない容量でも問題ないでしょう。
iPhone15 Plusは無印モデルと比較して、ディスプレイサイズと重量、バッテリー性能の差があるだけで他のスペックは同じです。6.7インチのディスプレイサイズに、動画再生時間で最大26時間持続するバッテリーの性能が評価されるポイントです。
動画視聴やオンラインゲームで適したサイズ感ですが、片手で持つのが難しくiPhone15の重量(171g)と比べて30g重いため、ユーザーの好みに応じて無印モデルと比べてどちらが良いか選択するといいでしょう。
iPhone15 Proは下位モデルと比較してカメラ性能などが向上しているほか、前モデルのiPhone14 Proモデルと比べて改善が見られます。その一つとして、フレームがアルミニウムではなくチタン製になったことで20gほど軽くなり、傷やへこみに対する耐性が向上しています。カメラスペックでもズーム性能や動画撮影に関する機能が追加されており、下位モデルにはないアクションボタンも便利です。
Phone15 Proはよりパワフルで効率的なプロセッサ(A17 Proチップ)を搭載し、最大1TBの内部ストレージと8GBのRAMによって、3Dゲームや動画撮影・ダウンロードなど様々な用途に対応します。
iPhone15 Pro Maxでは、シリーズ内でも最高品質のカメラ性能やバッテリー持続時間、6.7インチの大型ディスプレイなどスペック面での魅力があるものの、価格の高さがネックになります。大半のユーザーにとってオーバースペックに感じるので、カメラやゲームなどの需要・ニーズがある方に限り検討するべきモデルとなります。
基本的にiPhone15 Proと同じスペックですが、iPhone15 Pro Maxで利用できる内部ストレージの最小容量は256GBになります。128GBが選択できないため、なるべく安いPro Maxを探している場合にはiPhone14 Pro Maxの型落ちモデルも比較してみてはいかがでしょうか。
iPhone15の各種類を一通り解説しましたが、どのモデルを購入するべきか参考になる情報を最後にまとめました。iPhoneに求めるスペックや用途のほか、コストパフォーマンスを求めるなら型落ちモデルの検討が重要なポイントです。
ベーシックモデルのiPhone15はシリーズ内でも価格が最も安いメリットがあるほか、下位モデルでも充分な性能と魅力があります。
カメラ性能は低くても問題なく、ダイナミックアイランドなど新機能を使いたい
USB-C対応のコネクタに利便性の高さを感じる
ピンクなど個性的なカラーを選択したい
など、無印モデルでも満足できるユーザーはiPhone15の購入がおすすめです。下位モデルではカラーバリエーションも多く、気に入った色を選べます。
iPhone15 Plusは下位モデルでありながら、Proモデルよりもバッテリー持続時間が長く、6.7インチの大きなディスプレイサイズをメリットに感じるユーザーもいるでしょう。
外出先でゲームや動画視聴をする機会が多い
オンラインゲームが好きで画面が多い方が良い
モバイルバッテリーの持ち運びが手間
といった傾向がある場合にはiPhone15 Plusがおすすめで、コンパクトなスマホよりも大画面で動画視聴やゲームを楽しめるiPhoneで適しています。
iPhone15 Proは、プライベートだけでなくビジネスシーンでも写真・動画撮影を多用するユーザーにおすすめです。望遠カメラを含むトリプルカメラシステムや、USB 3対応によるデータ転送の速さなど、使いやすい点が多くあります。
iPhone15 Pro Maxとの比較では、価格を安くしたい場合や6.1インチのディスプレイサイズが好みという点でiPhone15 Proが優先されます。Proシリーズでは望遠カメラ・バッテリー以外の性能は基本的に同じで、利便性の高いアクションボタンや常時表示ディスプレイなども使えます。
動画撮影のほかソーシャルゲーム・オンラインゲームの用途に、6.7インチの大画面でバッテリー容量も大きいiPohne15 Pro Maxが適しています。動画再生時間で最大29時間のバッテリー持ちはシリーズ内で最も良く、外出先の利用でおすすめです。
ただ、iPhone15シリーズでは新品だと15〜20万円の価格帯がメインになり、高額であることから購入が難しいと感じる人もいるでしょう。2024年以降の新シリーズ登場に伴う値下げまで待つ選択肢もありますが、いますぐ高機能なiPhoneを買いたいのであればリファービッシュ品もおすすめです。
バックマーケットで販売しているリファービッシュ品(整備済製品)は、iPhone15シリーズなど過去のモデルを中心に安く販売しており、新品と同等の動作が確認された上で出荷しているので品質面でも安心です。1年間の動作保証と30日間の返金保証も付いており、お気軽にご購入いただけます!
コンテンツクリエーターとして7年の経験を持ち、以前はゲーム業界で活動していました。BackMarketの目標である、リファービッシュ品の普及と「新しい」の再定義に貢献することをミッションとして掲げます。整備済製品の魅力やデバイス選定のポイントなど、役立つ情報を今後も提供していきます。