iPhone8とiPhone SE(第2世代・第3世代)の性能比較
見た目・デザインやカメラ性能の違い以外にも、iPhone8シリーズとSEシリーズで比較するべきポイントがいくつかあります。実用面では処理速度やバッテリー性能のほか、SEシリーズで追加された機能も注目です。
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プロセッサ・処理速度の比較
スマートフォンの動作速度で大きな影響を与えるプロセッサ(CPU)は、各iPhoneシリーズによって性能が異なります。具体的には以下表の通り、iPhone SE(第2世代)はiPhone11相当のA13チップ、iPhone SE(第3世代)はiPhone13相当のA15チップを搭載しています。
処理速度の比較 | iPhone8 | iPhone8 Plus | iPhone SE(第2世代) | iPhone SE(第3世代) |
プロセッサ | A11 Bionic | A11 Bionic | A13 Bionic(iPhone11相当) | A15 Bionic(iPhone13相当) |
メモリ(RAM) | 2GB | 2GB | 3GB | 4GB |
RAM容量もSE2・SE3では3GB以上になっており、ソーシャルゲームや動画撮影、複数のアプリ運用など負荷のかかる作業も快適に操作できます。アプリの多様化といった影響もありiPhoneの用途は増えている現状、プロセッサが高性能なiPhoneを選ぶことが重要です。
また、以下でも解説していますがバッテリー性能に関しても関連しており、プロセッサのスペックが良いとバッテリーの持ちも長くなります。
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バッテリー性能の比較
バッテリーに関して、iPhone8とiPhone SE(第2世代)のスペックは同じになっています。iPhone 8 Plusは端末サイズ(バッテリーサイズ)が大きく容量自体はSE3よりも上ですが、プロセッサの性能差によって実際のバッテリーの持ちは劣ります。
バッテリー性能の比較 | iPhone8 | iPhone8 Plus | iPhone SE(第2世代) | iPhone SE(第3世代) |
バッテリー容量 | 1,821mAh | 2,691mAh | 1,821mAh | 2,018mAh |
動画再生時間 | 最大13時間 | 最大14時間 | 最大13時間 | 最大15時間 |
動画再生(ストリーミング)時間 | - | - | 最大8時間 | 最大10時間 |
オーディオ再生時間 | 最大40時間 | 最大60時間 | 最大40時間 | 最大50時間 |
iPhone8シリーズとSEシリーズの比較だけなら第3世代のiPhone SEが最もバッテリー性能が良いですが、コンパクトなiPhoneモデルという特徴もあり同じプロセッサ(A13)のiPhone13シリーズと比べるとバッテリーの持ちが悪いです。
※ベーシックモデルのiPhone13では、動画再生時間が最大19時間まで延びています。
iPhone SE(第2世代・第3世代)で追加された機能
そのほか、iPhone SEの第2世代と第3世代で増えた機能や通信関連でのメリットがあります。
高速通信を実現できる5Gを使いたい場合、第3世代のiPhone SEを選ぶ必要があります。また、Wi-Fi規格に関してSE3ではWi-Fi 6 (IEEE 802.11ax)をサポートしており、データ速度や端末のバッテリーの持ちなども改善されています。
複数のSIMカードを1つの端末で運用したい場合も、SEシリーズが優先されます。デュアルSIM対応で、SE3では物理SIMだけでなくeSIMも使えます。通話と通信、それぞれのSIMを使い分けたい場合や海外旅行専用でeSIMを契約したいシーンなど、SEシリーズの利便性の高さを感じられるでしょう。