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2024年7月18日に更新済み
2024年7月18日
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Sun
BackMarket コンテンツクリエーター
iPhone11 Proは2019年9月にリリースされたiPhone11シリーズのモデルで、Proシリーズでは初の機種となります。下位モデルのiPhone11と比較して、望遠カメラが加わったトリプルカメラシステムで撮影できるほか、高性能な有機ELディスプレイやバッテリーの持ちの良さなどメリットがあります。ただ、2024年以降の買い替え・利用では機能面のデメリットもあり、総合的なレビューからiPhone11 Proの購入を検討するといいでしょう。
2019年に発売されたiPhone11シリーズには、iPhone11 Proを含む3つのモデルがあります。それぞれ以下のような特徴があり、スペックや用途に応じてニーズが異なります。
iPhone11モデル:6.1インチのディスプレイサイズで価格の安い下位モデル
iPhone11 Proモデル:無印モデルより5.8インチの画面でカメラ性能が高い
iPhone11 Pro Maxモデル:大画面の6.5インチが特徴的でバッテリー持ちも良い
iPhone11 Proは、価格のほかスペックの高さという観点からも中間に位置するモデルだと言えます。無印モデルのiPhone11が最も安いですが、カメラが広角カメラと超広角カメラの2つだけなので、望遠カメラを使うならProシリーズが望ましいです。
iPhone11シリーズのモデルを一通り確認したい場合は、iPhone11/Pro/Pro Maxの各種類の違いをご参考ください。
iPhone11 Proの特徴や購入するメリットは以下の通りで、前モデルと比べて全体的にアップグレードされています。
前シリーズと比較するとカメラやディスプレイが高性能
最低限のスペック・処理速度があるプロセッサ(A13 Bionic)
バッテリー持ちが優秀(後継機種のiPhone12 Proより持続時間が長い)
防水性能も向上(最大水深4メートルで最大30分間使用可能)
iPhone11とiPhone XRの比較でも解説していますが、プロセッサやバッテリー性能が改善しているほか、iPhone11 Proではトリプルカメラシステムの性能が注目されます。以下でも個別に解説しますが、Proシリーズではディスプレイのスペックも良くなっており、iPhone 8など古いモデルを使っていたユーザーにとって満足度が上がるでしょう。
ただ、iPhone11 Proは比較的古い2019年のモデルという理由から、性能面での懸念があります。具体的には以下の通りです。
5G通信に非対応
リフレッシュノートが60Hzと物足りない
Face IDの性能が今ひとつ(マスク着用時のロック解除に対応していない)
大画面を好むユーザーにとって不向き
iPhone12以降のProシリーズとはスペックが異なり、5.8インチの小さいディスプレイが使いにくいというレビューや、5G通信の非対応、マスク着用時のFace IDが使えないといったデメリットがあります。
関連記事でも紹介していますが、ある程度のスペックを求めるならiPhone12以降のモデルが理想的です。バージョンを上げると価格が高くなりがちですが、Back Market(バックマーケット)で販売しているリファービッシュ品なら、Proシリーズでも比較的安価でおすすめです。
iPhone11 Proに関する全体的なスペック・性能を表でまとめました。重要なポイントは以下で詳しく解説していますが、ストレージ容量の大きさ(最大512GB)やバッテリー容量(動画再生で最大18時間)は現役で通用するレベルのスペックで、カメラの利用や動画編集などのヘビーユーザーでも適しているモデルだと言えます。
iPhone11 Proのスペック一覧 | 詳細 |
画面 | 5.8インチ:2,436×1,125ピクセル ※iPhone11シリーズ内で最小の画面サイズ |
端末サイズ | 144.0mm × 71.4mm × 8.1mm |
プロセッサー | A13 Bionic |
メモリ(RAM) | 4GB |
内部ストレージ | 64GB・256GB・512GB |
バッテリー | 3046mAh(動画再生時間目安:最大18時間) |
カメラ | 広角カメラ:1,200万画素(26mm:f /1.8) 超広角カメラ:1,200万画素(13mm:f /2.4) 望遠カメラ:1,200万画素(52mm:f /2.0) |
重量 | 188g |
カラーの種類 | スペースグレイ・シルバー・ゴールド・ミッドナイトグリーン |
生体認証 | Face ID |
iPhone11 Proの特徴や購入する動機の一つとして、カメラ性能が特に注目されるポイントです。iPhoneの下位モデルは広角カメラ(メインカメラ)と超広角カメラの2種類だけですが、望遠カメラも追加されることで撮影できる幅が広がります。
iPhone11 Proに搭載の望遠カメラは前モデルで言うとiPhone Xにもありましたが、f値(絞り値)が2.4から2.0に改善されたことで、暗いシーンでも明るく撮影できるようになりました。
望遠カメラによってズーム性能も向上しており、2倍の光学ズームイン・ズームアウト(4倍の光学ズームレンジ)と最大10倍のデジタルズームが使えます。遠くの風景や被写体を対象にしても、iPhone11 Proのカメラスペックなら画質を落とすことなくキレイに撮影できます。
iPhone11 Proではナイトモードに対応しており、夜景など暗い場所でも明るく撮影することができます。夜のスナップや暗い部屋での撮影など、光量が足りないようなシーンでも自動でナイトモードが有効になるので便利です。
従来のiPhoneモデルにも使えていたポートレートモードに関して、広角レンズにも対応しました。ピント調整で位置を離して撮影する必要がなくなり、背景をぼかした写真をより簡単に撮影できるメリットがあります。
iPhone11 Proは動画も4K対応になり、映画のような素晴らしいビデオを撮影できるようになりました。フレームレート60fpsの4K動画を保存できるほか、撮影時に役立つビデオの光学式手ぶれ補正も搭載しています。
映画レベルのビデオ手ぶれ補正がかかり、カメラ撮影に不慣れなユーザーでもクオリティの高い動画を簡単に作成できます。また、SNS投稿で活用されるタイムラプス動画も手ぶれ補正が役立ち、三脚がなくても違和感のないタイムラプス動画を撮影することが可能です。
普段使いのカメラではProモデル使用のスペックはあまり必要ないと感じるユーザーもいるかもしれませんが、SNSでの動画投稿を行ったりクリエイティブなスキル・業務に関わるユーザーにとってiPhone11 Proのカメラ性能を活かすことができます。
質感のあるマットなボディのiPhone11 Proは、デザイン性の良さやディスプレイの改善もおすすめできるポイントの一つです。
iPhone11シリーズでは本体(フレーム)素材が異なり、無印モデルはアルミニウムですがProシリーズではステンレススチールが使われています。そのため端末が重くなっていますが、高級感があるほか耐久性も向上しています。
マットな質感の背面ガラス(磨りガラス)は持ちやすく、スマホカバーを使わないユーザーにも適しています。iPhone11 Proのカラーバリエーションはスペースグレイとシルバー、ゴールド、ミッドナイトグリーンの4種類があります。個性的で落ち着いた色彩である新色のミッドナイトグリーンも人気ですが、無難なシルバーやゴールドもスマートに映ります。
iPhone11 Proは無印モデルと比べてディスプレイも改善されており、iPhone11の液晶ディスプレイ(Liquid Retina HD)より高性能の有機EL(Super Retina XDRディスプレイ)が使われています。従来よりも画像やビデオなど、くっきりと鮮やかに表示されます。
最大輝度が1,200ニト(HDR)まで上がり、iPhone XSと比べてもコントラスト比が2倍になり、オンラインゲームや動画視聴でより満足度が上がります。また、iPhone11の6.1インチに対して、iPhone11 Proでは5.8インチと多少画面が小さくなっているのも特徴的です。
より大画面のディスプレイが好みなら6.5インチのiPhone11 Pro Maxが使いやすく、高性能の上位モデルをコンパクトな端末で扱いたい場合にはiPhone11 Proが適しています。
iPhoneの買い替えではバッテリーの持ちも気になるところですが、iPhone11 Proはバッテリー容量が大きく、外出先での利用でも安心して使えます。
バッテリー駆動時間はiPhone XSより4時間長く、動画再生目安で最大18時間持続します。後継機種のiPhone12 Proは最大17時間、iPhone13 Proは最大22時間なので、iPhone13シリーズと比べると劣りますが、iPhone12シリーズと同等のバッテリー性能なのは高評価です。
一方でネガティブなレビューもあり、バッテリーの充電に関してiPhone12 ProはLightningコネクタ対応で、汎用性のあるUSB-Cケーブルが使えません。USB-Cコネクタ対応はかなり後のiPhoneモデルになり、iPhone15シリーズでようやくUSB-C対応となりました。
また、iPhone11 Proはワイヤレス充電に対応していますが充電が遅いQi限定で、使い勝手の良いMagSafeのワイヤレス充電はiPhone12シリーズ以降でないと利用できません。
iPhone11 Proは現在では販売終了したモデルで、未使用品はほとんどないため中古品やリファービッシュ品から選ぶことになりますが、品質保証やバッテリーの消耗などリスクのある中古品よりリファービッシュ品の方が安心です。
詳しくは中古品とリファービッシュ品の違いで解説していますが、新品と同等の動作が確認された上で販売しているリファービッシュ品は品質が安定しており、加えてバックマーケットでは1年間の動作保証・30日間の返金保証も付いています。リファービッシュ品の価格帯や人気のモデルが気になる方は、中古&整備品のiPhoneラインナップもご参考ください。
2019年9月にリリースされたiPhone11 Proの価格について、Apple Storeの販売価格を参考に確認すると以下の通りです。10万円以上の価格帯となります。
64GB:117,480円
256GB:135,080円
512GB:159,280円
Proシリーズの中では古いモデルということもあり、ストレージ容量の少ない64GBも選べます。価格は比較的安いですが、動画撮影・保存やオンラインゲームをよくするユーザーにとって少々不安になる容量なので、用途に応じてiPhoneのストレージ容量を判断するのが適切です。
リファービッシュ品は古い型落ちモデルであるほど安くなる傾向にあり、iPhone11 Proの場合では64GB・256GBのストレージ容量であれば5万円以内でご購入いただけます。
64GB:34,000円〜
256GB:40,000円〜
512GB:56,000円〜
iPhone11 Proのリファービッシュ品はProモデルの中では特にお得で、iPhone12 Proモデルと比較しても2〜3万円ほど価格が下がります。また、バックマーケットのリファービッシュ済iPhoneは全てSIMフリーで、格安SIMとあわせた低予算での運用に向いています。
iPhone11シリーズでは無印モデルのiPhone11もより安く、2台目のサブ端末や子供用の安価なスマホでも活用できます。古いモデルですが用途・需要は充分にあるので、ぜひリファービッシュ品から気になったモデルを見つけてみてはいかがでしょうか。
iPhone11 Proのレビューについて一通り解説しましたが、正直な評価をすると型落ちモデルのiPhoneの中では最適な選択とは言えないでしょう。確かにiPhone11 Proのリファービッシュ品は安く魅力的に思えますが、今のスマートフォンの需要・ニーズに適したスペックが不足しているため、おすすめするユーザーは限定的です。
iPhone11 Proは望遠カメラ搭載の高性能な撮影や、バッテリー容量の大きさなどメリットはありますが、5G通信やeSIM非対応など実用性においてデメリットがあります。カメラに関しても後継機種のiPhone12 Proなど、よりアップグレードしているモデルの方がおすすめですが、価格を最優先してProモデルが欲しいユーザーには適しています。
5万円以下の価格帯でProモデルを購入したい
5G通信を使う機会がない
カメラ撮影専用の端末など、サブスマホで活用する
といった用途や目的に合う場合、iPhone11 Proが活用しやすいでしょう。ある程度のスペックダウンを許容できて、カメラ性能の良いモデルを安く買えることを優先するならぜひリファービッシュ品から探してみてください。
一方で5G通信を使うユーザーや、オンラインゲームや動画編集である程度のスペック・プロセッサの性能を重視する場合には、後継機種のProモデルから選ぶといいでしょう。iPhone12以降の型落ちモデルリファービッシュ品ならそこまで高くなく、iPhone12 Proなら5〜6万円の価格帯でご購入いただけます。
iPhone12とiPhone12 Proの違いでは、LiDAR(ライダー)スキャナの搭載や5倍の光学ズームレンジなど改善されたカメラ性能や、6GBのメモリ(RAM)で処理速度が向上しており、iPhone12 Proはより高性能になっています。
また、長期的に使うことを前提として、予算を上げてさらにハイスペックなiPhoneを希望するならiPhone14 Proもおすすめです。ディスプレイのリフレッシュノートが最大120Hzまで対応しており、スクロール操作や画面の動きがより滑らかになっているほか、ダイナミックアイランドなど利便性の高い機能が追加されています。
iPhone14 Proでは従来のメインカメラ画素数(1,200万画素)が4,800万画素まで上がり、3倍の光学ズームイン・6倍の光学ズームレンジに改善されています。バッテリー性能も動画再生で最大23時間持続するスペックで、外出先にてカメラ撮影や動画視聴をよくするユーザーもバッテリー切れを心配せず使えます。
iPhone15 Proモデルはまだ高額ですが、型落ちモデルならリファービッシュ品でお得な価格になっています。高性能のProモデルが気になる方は、バックマーケットよりぜひ各製品のスペックや価格を比較いただけますと幸いです!
コンテンツクリエーターとして7年の経験を持ち、以前はゲーム業界で活動していました。BackMarketの目標である、リファービッシュ品の普及と「新しい」の再定義に貢献することをミッションとして掲げます。整備済製品の魅力やデバイス選定のポイントなど、役立つ情報を今後も提供していきます。