iPhone ストレージ

iPhoneのストレージ容量の選び方や確認方法を一通り解説!

2024年8月13日に更新済み

iPhoneの容量は購入前に知っておくべき重要な情報で、同じiPhoneシリーズでも複数のストレージ容量から選択する必要があります。どの容量オプションを選ぶのが最適なのかを確認するほか、iPhoneの容量が足りなくなってしまうことでのデメリット・注意点も知っておくといいでしょう。基本的な用途・一般的なユーザーであれば64GBや128GBの容量でも問題ないですが、使い方によってはもっと大きな容量が必要だったりiCloudなどの外部ストレージも使えると良いでしょう。

iPhoneのストレージ容量とは?

はじめに、iPhoneのストレージ容量に関する基本的な情報から説明します。ストレージ容量は言わば画像や動画、アプリなどのデータを保存する場所を意味します。

ストレージ容量はGB(ギガバイト)やTB(テラバイト)で表現

iPhoneのストレージ容量で、端末内にデータ保存をどれだけできるかが分かります。写真やアプリ、iOSなどの基本システムなどで使うデータ量で、主に以下の単位で表現されます。

  • KB(キロバイト):1KB = 1,024Byte

  • MB(メガバイト):1MB = 1,024KB

  • GB(ギガバイト):1GB = 1,024MB

  • TB(テラバイト):1TB = 1,024GB

写真や動画について1個のデータあたり、1〜200MBほどの容量になることが多いです。また、iPhoneのストレージ容量だと64GB〜512GBのモデルが多く、iPhone15 Proシリーズなど最近の機種では1TBまでのストレージオプションが用意されています。

GB(ギガバイト)などの表現をすると通信量のギガ数と混同するユーザーも中にはいますが、ストレージ容量はデータ通信量とは異なり、iPhoneの端末内に保存できるデータの大きさを意味します。

iPhoneではSDカードを使った容量の拡張はできない

Andriodのスマートフォンを使った経験がある方は、SDカードを使った容量の拡張をすればいいのでは?と感じるかもしれません。ただ、iPhoneは仕様上、SDカードスロットがなくストレージ容量の拡張ができません。

以下でも解説していますが、iPhone端末のストレージ容量を増やしたい場合には、基本的にiCloudなどのクラウドストレージを活用する必要がありますが、SDカードを使って物理的に容量を増やす方法ができないため、購入時にどのストレージ容量を選ぶかが大事ですね。

iPhone本体のストレージ容量とiCloudのストレージ容量は何が違う?

iPhone本体のストレージは上記でも説明した通り、容量の拡張ができない仕様となっていますが、端末本体に直接書き込み・保存を行うためデータの移動や削除・コピーなどの編集を高速で行えるメリットがあります。

一方で、iPhoneユーザーがよく使うiCloudは、Apple社が提供しているクラウドストレージのサービスで本体端末とは別の領域であるインターネット上にてデータが保存されます。iCloudは写真や動画のバックアップでも活用できますが、有料プランに加入することで5GB以上の大容量データを保存することも可能です。

歴代iPhoneのストレージ容量一覧

参考までに、これまでリリースされている歴代のiPhoneモデルでそれぞれのストレージ容量をご紹介します。iPhone15シリーズのストレージ容量だけでなく歴代モデル全体で比較をすると、128GBと256GBのストレージ容量がほぼ共通してあります。

ストレージ比較

64GB

128GB

256GB

512GB

1TB

iPhone15

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iPhone15 Plus

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iPhone15 Pro

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iPhone15 Pro Max

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iPhone14

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iPhone14 Plus

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iPhone14 Pro

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iPhone14 Pro Max

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iPhone SE(第3世代)

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iPhone SE(第2世代)

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iPhone13・iPhone13 mini

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iPhone13 Pro・iPhone13 Pro Max

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iPhone12

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iPhone11

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64GBのストレージ容量は最近のiPhoneモデルにはないですが、2022年にリリースされた第3世代のiPhone SEシリーズには用意されています。

👉iPhone8シリーズとiPhoneSE(第2世代・第3世代)の比較

iPhone15 Proシリーズでは大容量の1TBモデルも注目されていますが、ストレージ容量自体はiPhone14・iPhone13モデルとほぼ同じです。大容量のストレージは型落ちモデルでも選べるので、そこまで高機能なiPhoneを必要としない場合には、数世代前のiPhoneモデルも比較してみるといいでしょう。

👉iPhone11・12・13シリーズの違いを比較!

iPhoneの容量を確認する方法・手順

現在使っているiPhoneの容量を確認することで、どれだけのストレージ容量が必要かを判断できます。

例えば256GBのストレージ容量に対して空き容量が8割以上もあったら、128GB以下の容量でも全然足りることが想定できたり、逆に128GBのストレージ容量でほぼ100%使っており警告が表示される場合、これからiPhoneを買い換える際には256GBの容量も検討する必要があります。

iPhone本体から容量を確認する方法

iPhone端末から設定アプリを開くことで、以下の通りストレージ容量と現在使っている容量が分かります。

  1. 設定アプリから「一般」の項目を選択

  2. iPhoneストレージの項目が表示されるので選択

  3. iPhoneストレージの画面より、ストレージの使用状況が表示

iPhoneストレージの確認

設定>一般の画面より「iPhoneストレージ」の項目がありますので、そちらを選択するとiPhone端末のストレージ容量・データの使用状況が表示されます。以下のストレージ使用例は128GBのiPhoneモデルで11.6GBの使用量なので、空き容量が大半であることが分かります。

iPhoneの使用可能容量を確認

また、iPhoneストレージの画面では使用しているデータ容量の大きいアプリが一覧で表示されます。容量の大きいアプリであまり使っていないものがあったら、「Appを取り除く」または「Appを削除」を選択することでストレージの空き容量を増やせます。

iPhoneアプリ一覧

MacのFinderやiTunesを使って容量を確認する方法

また、MacBook AirやMacBook Proなどを利用しているMacユーザーは、iPhoneデバイスをパソコンに接続することでストレージ容量を確認できます。

macOSのバージョンごとに利用するツールが異なり、macOS Catalina 10.15 以降のMacではFinderから、macOS Mojave 10.14 以前のMacはiTunesを開くことでストレージ容量が表示されます。

iPhoneとMacを接続する必要がありますが、接続方法はUSBケーブルまたはUSB-Cケーブルを使うほか、Wi-Fi接続も利用可能です。詳しくはMacOSのユーザーガイドをご参照ください。

iPhoneを購入する際の基準になるストレージ容量の選び方

これから新しいiPhoneを購入するユーザー向けに、適切なストレージ容量の選び方・基準を解説します。必要な容量がどれだけになるのか、利用が想定されているアプリや保存する写真・動画データの程度で判断できます。

アプリで使う容量の目安

iPhoneの容量をよく使うアプリは、種類によってストレージの程度が異なります。以下ではApp Storeでインストールできるアプリについて、2024年8月時点でのダウンロード容量の目安をまとめました。

  • LINE:323.9MB

  • X(旧 Twitter):259.9MB

  • Instagram:297.1MB

  • YouTube:276.3MB

  • Gmail:555.2MB

  • 原神:2.72GB

  • FINAL FANTASY VII EVER CRISIS:1.51GB

*参考:App Store

LINEなど一般的なアプリは200MBくらいの容量ですが、ソーシャルゲーム関連のアプリは高グラフィックなものもあるので1GB以上が必要なことが多いです。複数のオンラインゲームで遊ぶユーザーは、64GB程度の容量では足りなくなる可能性が高いでしょう。

写真や動画で使う容量の目安

写真や音楽、動画データについて1つあたりの容量目安を参考に、128GBのストレージで保存できる量を以下でまとめました。

データの種類

データ容量の目安

128GBで保存できる量

一般的な画像データ

1〜1.5MB

約10万枚

一般的な動画データ

60MB

35時間(フルHD動画)

4分程度の音楽データ

10MB

約1.3万曲

2時間程度の映画データ

5GB

約25本(フルHD動画)

画像や音楽データはそれほど容量が大きくないので、それほどストレージを圧迫しません。ただ、動画データは注意が必要で、長時間の動画を撮影したり映画などの動画コンテンツをダウンロードするユーザーは容量を多く使います。

2時間程度の映画データをHD画質でダウンロードする場合、1本あたり5GBは要します。64GBや128GBなどの小さいストレージ容量で複数の作品を観たい場合には、こまめに観なくなったデータを削除することが求められます。

iOSやシステムデータもストレージ容量を使う

ストレージ容量はダウンロードしたアプリや写真だけでなく、iOSなどのシステムデータも含まれます。最近のiPhoneは、このiOSやシステムデータの容量が以下の通り大きく、64GBのストレージでは全体の3割〜半分近くを容量を占めることもあるので要注意です。

  • iOSのデータ容量目安:10GB

  • システムデータの容量目安:0〜20GB

iOSはどの端末も同じようなデータ容量になりますが、システムデータは使用状況によって異なります。システムデータはiPhone端末が自動で管理・保存しているデータのことで、キャッシュファイルやソフトウェアのアップデートファイルなどが含まれます。

ブラウザを使ったWebサイトの閲覧や音楽、動画のストリーミング再生などで作成されるキャッシュファイルは定期的に削除しないと貯まり続けて、ユーザーによっては20GB以上まで増え続けることもあります。

👉スマホ関連で役立つ用語集はこちら

ライトユーザーなら64GB・128GBでも問題なく使える

目安となる各データの容量を説明しましたが、LINEやYouTubeなどメジャーなコンテンツ以外のアプリを使わなかったり、少し写真や動画を撮影するだけで保存するデータがあまりないライトユーザーは、64GBや128GB程度の容量でも充分に足りるでしょう。

動画や音楽を視聴をするユーザーでも、ダウンロードせずストリーミングで再生する場合にはストレージ容量を圧迫しません。一方で、以下に該当するユーザーは256GB以上のストレージ容量を検討してみるのが望ましいです。

  • 外出先で視聴する用の映画データを多くダウンロードする

  • 複数のオンラインゲームで遊ぶ

  • iPhoneで撮影した動画を普段から編集する

大容量のデータを扱う動画やゲームデータを多く保存する場合には、クラウドストレージを活用する方法もありますが、無料のクラウドストレージ容量では少なかったり、有料だと月額のコストが増えるデメリットもあります。余裕を持ってiPhone本体の容量を多く確保したいユーザーは、256GBや512GBのストレージを選択してみるといいでしょう。

iPhoneの容量が足りなくなることでのデメリット・注意点

iPhoneなどのスマートフォンに限らず、パソコンなどの端末でストレージ容量を限界まで使うとトラブルや不具合が発生します。容量がいっぱいになったまま放置すると、iPhoneを正常に使えないリスクがあるので空き容量を確保することが重要です。

アプリのインストールや写真・動画の保存ができなくなる

ストレージの空き容量がないと、新しいアプリのインストールや写真・動画の撮影ができなくなります。

容量が足りない状態でカメラアプリを起動すると「写真を撮影するのに十分な空き容量が足りません」などのメッセージが表示されて、正常に使えなくなります。

システムアップデートやバックアップができなくなる

iPhone(iOS)のシステムアップデートでも、更新データのダウンロードが必要なため容量不足になるとアップデートが不可になります。目安として5GB以上の空き容量がないと、正常にシステムアップデートができないでしょう。

また、iPhone端末のストレージ容量だけでなく、クラウドストレージのiCloud側も容量がいっぱいになるとバックアップの作成が設定通りされないこともあります。

端末の操作が重くなる・最悪の場合には起動できない

ストレージの使用容量が多いと、iPhoneの動作が重くなります。ブラウザの閲覧や動画視聴で操作が遅くなったり、タップしても反応が遅れるなど使いづらい状況となります。

最悪の場合、iPhoneの起動ができなくなる恐れもあります。ストレージ容量がいっぱいになった状態でiPhoneの電源をオフにすると、ログやキャッシュデータの整理がされずシステムエラーを起こし、正常に電源が入らない「リンゴループ」と呼ばれる現象が発生します。

上記で紹介しましたiOSなどのシステムアップデートも同様に、容量不足の状態で行うと失敗して、エラー状態が続き正常に起動されないこともありますので要注意です。

iPhoneの容量を増やす・節約する対策方法

iPhone端末自体のストレージ容量を増やすことはできませんが、iCloudeの容量を増やす対策や、不要なデータ・キャッシュの削除などをすることで空き容量を確保できます。

iCouldなどクラウドストレージ容量を増やす

iCloudの無料のストレージ容量は5GBまでですが、動画や画像データの保存量がより大きい場合にはiCloudの容量を増やすことで対処できます。

有料プランのiCloudは月額の費用がかかり、以下の通り容量によって料金が異なります。削除できない大事な動画・写真データが多い場合には、iCloudの容量を増やして保存してみるといいでしょう。

  • 5GBまで:無料で利用可能

  • 50GBまで:月額130円

  • 200GBまで:月額400円

  • 2TBまで:月額1,300円

また、GoogleによるストレージサービスのGoogleドライブ(Google One)も、iPhoneデータの移行でおすすめです。無料で15GBまで利用できるほか、月額250円で100GB、月額380円で200GB、さらに月額1,300円で2TBの保存容量を確保できます。

iCloudと似たような費用感で、気になる方は無料プラン内でGoogleドライブを活用してみてはいかがでしょうか。

ストリーミングで動画や音楽を視聴する

データ種類別の容量目安でも解説しました通り、保存するデータでは動画が特にストレージを圧迫します。そのため、なるべくストレージ容量を消費したくない場合はストリーミングで動画や音楽を視聴するのが望ましいです。

YouTubeのほかNetflixなどの動画配信サービスではストリーミング形式で視聴するのが主流になっており、インターネット通信が安定して使える環境であれば動画データをiPhone端末に保存する必要がなくなります。

不要なデータ・アプリやキャッシュを削除する

ストレージの空き容量を増やすために、要らない写真・動画データや使わなくなったアプリの削除など、データ整理も大事です。ソーシャルゲームやオンラインゲームなどはインストールや追加ダウンロードで多くの容量を使うので、遊ばなくなったらアンインストールするといいでしょう。

また、システムデータの容量が大きい場合にはブラウザやアプリのキャッシュ削除や端末の再起動などで対処が可能です。同じアプリやブラウザを長期間使い続けるとキャッシュデータが蓄積され、使用容量が増えてしまうのでキャッシュ削除を定期的に行うといいですね。

大容量のiPhoneモデルを買うならリファービッシュ品もおすすめ

iPhoneのストレージ容量について一通り解説しましたが、これから新しいiPhoneを購入する際に適切な容量を決める要因・大事なポイントは以下の通りです。

  • 現在使っているiPhone・スマホのストレージ使用状況を確認

  • 写真や動画の撮影、映画のダウンロード、アプリの利用頻度で判断

  • クラウドストレージの利用で容量を増やせる

  • そこまでアプリや動画保存などしないユーザーは64GB・128GBでも問題ない

  • 動画編集やゲームアプリなどを多用するユーザーは256GB以上の容量があると安心

iCloudなどクラウドストレージも利用できることもあり、128GB程度の容量があれば一般的なユーザーは問題なく使えます。ただ、動画の保存や映像編集など、iPhone端末で大容量のデータを管理したい場合には、より多くのストレージが必要です。

ストレージ容量が大きいとiPhone価格も高くなるため、予算的に購入が厳しい...とお悩みの方は、バックマーケットで販売しているリファービッシュ品(整備済製品)がおすすめです。

リファービッシュ品と中古品の違いでも解説していますが、中古品とは異なるリファービッシュ品は新品と同等の品質が確認できており、1年間の動作保証や30日間の返金保証もあるので安心して購入できます。

リファービッシュ品は数世代前の型落ちモデルも多数取り揃えており、256GB以上の大容量モデルも比較的安くなっています。コストパフォーマンスに優れたiPhoneを購入するなら、ぜひバックマーケットの中古&整備済iPhoneをご検討ください!

Sun

筆者:SunBackMarket コンテンツクリエーター

コンテンツクリエーターとして6年の経験を持ち、以前はゲーム業界で活動していました。BackMarketの目標である、リファービッシュ品の普及と「新しい」の再定義に貢献することをミッションとして掲げます。整備済製品の魅力やデバイス選定のポイントなど、役立つ情報を今後も提供していきます。

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