iPhone12 miniのレビュー概要
2020年10月にiPhone12シリーズが発表されたとき、事前にリークがあったにもかかわらず、多くのAppleユーザーがminiシリーズの登場に驚きました。 画面サイズが5.5インチ以下のスマートフォンは、小型でコンパクトなスマホと認識されることが一般的で、 近年のスマホ市場では6インチ以上のディスプレイが多くなっています。
2010年頃は小型のスマートフォンがトレンドでしたが、2016年のiPhone 7 Plusによって、より大型のスマートフォンのモデルが製造されるようになりました。そのため、iPhone7や8シリーズのほか、iPhone SEシリーズなどコンパクトなモデルを長く使っているiPhoneユーザーにとって、片手で扱いやすくポケットに収まるサイズのデバイスを購入したいと感じるでしょう。
iPhone12 miniモデルのリリース日と販売終了日
iPhone12 miniは2020年11月13日にリリースされたモデルで、iPhone12 Pro Maxも同じタイミングで発売されました。一方で無印モデルのiPhone12と上位モデルのiPhone12 Proは少し早く、2020年10月23日に発売されています。
一方でiPhone12 miniの販売終了は2022年9月で、iPhone14シリーズのリリースに伴い生産が終わりました。そのため、現在の購入方法では未使用品のほかリファービッシュ品や中古品が選択肢となります。
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iPhone12 miniモデルはいつまで使える?
2020年モデルのiPhone12 miniについて、比較的古い機種であるため長く使えるスペックであるかどうか気になるユーザーもいるでしょう。ただ、結論から言えばiPhone12 miniは2026〜2027年までなら問題なく使えることが推測されるため、2024年以降の買い替えでも充分に機能します。
詳しくはiPhone12はいつまで使える?でも解説していますが、iPhone12 miniの修理サポート終了時期が2027年、iOSのアップデート対応外になる時期が2026〜2027年頃で予測されますので、2024年以降の購入でも3年以上の長期的な利用ができます。また、スペック面でもiPhone12 miniは前機種のiPhone11シリーズと比較して、5G対応やプロセッサの改善など性能が上がっており、カメラ撮影や動画閲覧など幅広い用途に対応します。
iPhone12 miniが不人気のモデルであった事実は本当?
客観的なレビュー・事実として、リリース当時のiPhone12 miniは不人気のモデルとして認識されていました。アメリカの市場調査会社:Consumer Intelligence Research Partnersが公表したデータ(2021年第2四半期)を参考にすると、iPhoneの機種別販売台数シェアではiPhone12シリーズが全体の63%と多く占めていた一方で、iPhone12 miniだけで見ると全体の5%とかなり少ないことが分かります。
iPhone12 miniが人気がない理由について、以下でもデメリットなどで触れていますがバッテリー性能の悪さや、そもそも5.4インチの小さいディスプレイでは操作性が良くないといったネガティブなレビューもあります。
ただ、iPhone12 miniは今から購入する型落ちモデルのiPhone機種の中では人気で、Back Market(バックマーケット)で販売しているリファービッシュ品のiPhoneランキングでも上位に入っています。6.1インチ・6.7インチの大型ディスプレイがスタンダードになっている中で、コンパクトなモデルも需要があり、加えてリファービッシュ品のiPhone12 miniは5万円以下の価格で購入できるといったコストパフォーマンスでのメリットも大きいです。
技術的にもiPhone11やiPhone SE(第2世代)より優れており、スペックの高さでも評価されます。iPhone14シリーズ以降ではコンパクトなモデルが登場しなくなったこともあり、高スペックのminiモデルの価値が高くなっています。