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2025年3月5日に更新済み
2025年3月5日
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Sun
BackMarket コンテンツクリエーター
iPhone SEシリーズでは第3世代のモデルが最新ですが、第2世代のiPhone SEと何が違うのか気になる人もいるでしょう。プロセッサやカメラ性能、バッテリーの持ちなど第3世代で改善された点もある一方で、第2世代のiPhone SEとそれほど変わらない比較点もあります。こちらのページでは第3世代のiPhone SEと第2世代のiPhone SEを比較した上で、どちらを買うべきか解説しますのでぜひご参考ください。結論から言いますと、リファービッシュ品(整備済製品)ではSE3とSE2で大きな価格差がないため、より高性能な第3世代のiPhone SEがおすすめです。
はじめに、iPhone SEの基本的なスペック概要について第3世代と第2世代を比較しました。第3世代は2022年、第2世代は2020年にリリースされたiPhone SEモデルで、どちらも価格の安さなどが魅力的で人気のシリーズとなっています。
なお、以下でも解説していますが2025年2月にリリースされた第4世代のiPhone SEは「iPhone 16e」が正式名称となっており、従来のiPhone SEシリーズと比べて仕様・スペックが大きく異なります。
SEシリーズの比較 | iPhone SE(第3世代) | iPhone SE(第2世代) |
リリース年月 | 2022年3月 | 2020年4月 |
画面サイズ(端末寸法) | 4.7インチ(138.4 × 67.3 × 7.3mm) | 4.7インチ(138.4 × 67.3 × 7.3mm) |
端末の重量 | 144g | 148g |
カラー | ミッドナイト・スターライト・PRODUCT(RED) | ブラック・ホワイト・PRODUCT(RED) |
メインカメラ性能 | シングルカメラ(広角):1200万画素 f/1.8 | シングルカメラ(広角):1200万画素 f/1.8 |
ストレージ容量 | 64・128・256GB | 64・128・256GB |
プロセッサ | A15 Bionic | A13 Bionic |
メモリ(RAM) | 4GB | 3GB |
バッテリー容量 | 2,018mAh:動画再生時間目安:最大15時間 | 1,821mAh:動画再生時間目安:最大13時間 |
通信規格・5G対応 | 対応 | 非対応 |
生体認証 | Touch ID(指紋認証) | Touch ID(指紋認証) |
ワイヤレス充電 | Qi 対応(MagSafeは非対応) | Qi 対応(MagSafeは非対応) |
価格目安(リファービッシュ品:2025年3月時点) | 31,000円〜 | 16,000円〜 |
各性能の違いについては個別で解説しますが、iPhone SEシリーズはコンパクトなサイズと安価が人気のポイントで、第2世代のiPhone SEではリファービッシュ品(整備済製品)で2万円以下と安く購入できます。
第3世代と第2世代のiPhone SEでは価格が異なるほか、プロセッサやバッテリー性能、通信規格(5G対応)などで第3世代にてアップデートされた点が伺えます。
ただ、全ての比較内容で第3世代が優れている訳ではなく、第2世代と変わらない点も多くあるので、これからiPhoneシリーズの購入を検討している方はiPhone SEの性能比較について一通りチェックしてみるといいでしょう。
第1世代のiPhone SEは2016年にリリースされた機種で、SE2・SE3と比較して画面サイズがより小さく、4インチと非常にコンパクトで端末の重量は113gとかなり軽いです。リファービッシュ品でも販売しており、第2世代のiPhone SEより若干安くなっています。
とりあえず安いiPhone SEモデルを購入したいユーザーはSE1に注目しがちですが、プロセッサはiPhone 6Sシリーズと同じA9チップで2GBのメモリ、ストレージ容量は最小だと16GBと少ないです。
用途に関するデメリットもあり、iPhoneの防水性能でもご紹介していますが防水・耐水性能を備えていないSE1はプールなど水辺での使用で不安を感じます。また、iOSのアップデートサポートもSE1は対象外であるため、機能制限があるなど寿命の短さが懸念されます。
第1世代のiPhone SEが安いと言っても、リファービッシュ品価格では第2世代・第3世代のモデルとそれほど大きな差はありません。これからSEシリーズの機種を購入するなら、SE3かSE2を選ぶことをおすすめします。
外見的なポイントからiPhone SE(第3世代)とiPhone SE(第2世代)を比較すると、基本的にはほぼ同じスマートフォンです。似ている部分が多く、見分けがつかないというレビューもあるので第3世代と第2世代のiPhone SEで区別をつける方法も解説します。
第3世代と第2世代のiPhoneは以下の共通点があり、ディスプレイの種類や解像度も同じスペックです。
ディスプレイサイズ:4.7インチ
端末の寸法:高さ138.4mm × 幅67.3mm × 厚さ7.3mm
ディスプレイの種類:Retina HDディスプレイ
解像度:1334×750ピクセル
生体認証:指紋認証対応のホームボタンを搭載
重量もほぼ同じで、第3世代のiPhone SEは144gであるのに対して第2世代のiPhone SEは148gと4gだけ重くなっています。第2世代から第3世代のiPhone SEに乗り換えるユーザーは、実際に端末を持っていても重さの違いはほぼ気付かないレベルでしょう。
また、SEシリーズの大きなメリットであるホームボタンもSE2とSE3に共通する特徴です。最近のiPhoneシリーズは顔認証が採用されており、iPhoneから指紋認証(ホームボタン)がなくなった理由としては、フルスクリーンによる大画面モデルの需要拡大などが伺えます。
ただ、コンパクトな機種が欲しいiPhoneユーザーも一定数いるのも事実で、片手でのロック解除がしやすいホームボタン・指紋認証は使いやすさで好評です。そのため、SE2やSE3のような小型モデルはリファービッシュ品でも人気です。サイズについて詳しくは、iPhone SEシリーズのサイズや画面の大きさ・特徴をminiモデルなどと比較した記事をご確認ください。
形状が同じであるため、カバーやフィルムなどのiPhoneアクセサリーも共通して利用できます。そのため、第2世代のiPhone SEや2017年にリリースされたiPhone8で使えるケースであれば、第3世代のiPhone SEでも利用可能なことが多いです。
※アクセサリ品によっては互換性が保証されていない場合もあります。
フィルムも同様に、画面が同じサイズであるiPhone7とiPhone8、SE2、SE3は、4.7インチ用のフィルムが使えます。ただ、第3世代のiPhone SEで古いモデル用のフィルムを使うと、ガラスの縁から空気が入るなど、ちょっとした不具合も確認されています。SE3ではエッジ部分が丸みがあり、フィルムが3Dになっているタイプの方が望ましいです。
現在iPhone SEシリーズを利用しているユーザーで、自分が使っているモデルの世代がよく分からない...忘れてしまったという場合には、端末の「設定」アプリから確認してみましょう。
設定のアプリから一般→情報の順番に選択すると機種名とモデル番号が表示されます。機種名では第3世代と第2世代、どちらも「iPhone SE」とだけの表示なので、モデル番号をタップして確認します。
*関連記事で「iPhone SE世代の見分け方・確認方法」についてご確認できます。
モデル番号がSE3、SE2によって異なり、以下のキャプチャ画像ではA2296のモデル番号になるため第2世代のiPhone SEであることが分かります。第3世代のiPhone SEでは、モデル番号がA2782となります。
SEシリーズのモデル番号 | iPhone SE(第3世代) | iPhone SE(第2世代) |
日本国内の製品 | A2782 | A2296 |
日本国外の製品 | A2784・A2785・A2783・A2595 | A2296・A2275・A2298 |
参考までに日本国外の製品を含め、第3世代と第2世代のiPhone SEについてモデル番号の識別を上表でまとめました。海外で購入した端末を使っている場合、A2782やA2296以外のモデル番号になりますのでご注意ください。
見た目の違いと関連して、第3世代と第2世代のiPhone SEでカラーバリエーションの比較もしてみます。iPhoneシリーズでは通常、新しいモデルが登場すると新色も出ますが、第3世代のiPhone SEは以下の通り、黒と白と赤の3色ラインナップでほぼ同色です。
カラー比較 | iPhone SE(第3世代) | iPhone SE(第2世代) |
黒系 | ミッドナイト | ブラック |
白系 | スターライト | ホワイト |
赤系 | PRODUCT(RED) | PRODUCT(RED) |
iPhone SE(第2世代)のカラーと比較すると、ミッドナイトは青っぽい色彩でスターライトはクリーム色に近い白色、PRODUCT(RED)はより濃い赤色と多少の違いはありますが、そこまで変わりありません。
カラーのバリエーションは正直なところ乏しく、新しいモデルであるiPhone16シリーズのカラーラインナップやiPhone15のカラーと比較すると、選択肢が少ないように感じます。ただ、iPhoneケースを付けて利用するユーザーも多いので、無難な黒や白を選んでおいても問題ないでしょう。
実際、Back Market(バックマーケット)で販売しているリファービッシュ品では、iPhone SE2とSE3のどちらも白系のカラー(ホワイト・スターライト)が最も人気です。
iPhoneの性能ではプロセッサ(CPU)が重要なポイントで、コンピュータの頭脳としての働きをするプロセッサは高性能であると処理速度も向上します。
第2世代のiPhone SEはA13 Bionicのチップが採用されており、これはiPhone11シリーズと同等の性能です。対して第3世代のiPhone SEはA15 Bionicのチップが搭載されており、iPhone13シリーズと同じプロセッサとなります。
2019年リリースのiPhone11相当(SE2)と、2021年リリースのiPhone13相当(SE3)ほどの差があるプロセッサでは、やはり第3世代のiPhone SEの方が操作がスムーズに感じます。iPhone SE(第2世代)も決して悪くないスペックですが、Webサイトの閲覧だけでなくゲームや動画など複数のアプリを多用するユーザーだと重く感じるでしょう。
プロセッサ性能について、ベンチマークスコアでも比較できます。nanoreview.netを参考に、SE3とSE2のGeekbench 6のベンチマークを比べました。
プロセッサ・CPUの比較 | iPhone SE(第3世代) | iPhone SE(第2世代) |
プロセッサ | A15 Bionic | A13 Bionic |
CPU | 6コア | 6コア |
GPU | 4コア | 4コア |
Neural Engine | 16コア | 8コア |
メモリ(RAM) | 3GB | 3GB |
Geekbench 6(シングルコア) | 2228 | 1612 |
Geekbench 6(マルチコア) | 5045 | 4209 |
シングルコアでは40%近く、マルチコアでは20%ほどの性能差があります。プロセッサでは二世代ほど離れているスペックですので、カメラ撮影やオンラインゲームなど幅広い用途を想定している場合には第3世代のiPhone SEが適しています。
カメラ性能に関しては共通点がある一方で、iPhone SE 第3世代ではアップデートされた機能もあります。ただ、最近のiPhoneモデルで搭載されているカメラのような高いスペックは期待できせん。望遠カメラなど高性能な機種を求めているユーザーは、カメラ性能別のiPhoneランキングが参考になります。
第3世代と第2世代のiPhone SEは、以下のカメラ性能が同じです。基本的なスペックに違いがないので、そこまでカメラ機能を使わないユーザーはほぼ同じように感じられます。
シングルカメラ(1,200万画素)
インカメラ(700万画素)
光学式手ブレ補正
ポートレートモード
ナイトモードはリリース前に搭載される可能性があるといった情報もありましたが、実際のところは最新のiPhone SE3にもナイトモードはありません。第3世代のiPhone SEで大きく変わったカメラの機能は、Deep Fusionとフォトグラフスタイル、スマートHDRの3点が挙げられます。
16コアのNeural Engineが搭載されたことで、第3世代のiPhone SEではDeep Fusionと呼ばれる機能が追加されました。
Deep Fusionは高度な画像合成技術で、画像の質感を高めて細部の表現が向上しました。暗い場所での撮影に役立つ機能で、カメラ撮影が得意でないユーザーも美しい写真が撮れるようになります。
iPhone13シリーズから搭載されたフォトグラフスタイルは、iPhone SE 第3世代にも対応しました。フォトグラフスタイルは写真撮影で、コントラストやトーンを簡単に変更できる良さがあります。
暖色系が強めの「暖かい」や青みがかったトーンになる「冷たい」など、撮影シーンに応じて使い分けることができます。撮り慣れていないiPhoneユーザーでも、印象的な写真をシンプルに作ることができるメリットがあります。
スマートHDRは、静止画を撮影する際のハイダイナミックレンジ合成の改良版であり、明暗差のある風景も撮影しやすくなりました。
例えば逆光の状況でも、人の顔が暗くならず背景は白飛びしない程度で明るさのバランスが維持されるため、より鮮明な写真が撮影できます。夜景などの撮影をしたいユーザーにとって、スマートHDRの機能によるメリットを感じられます。第2世代のiPhone SEはスマートHDR 2ですが、第3世代ではスマートHDR 4にアップグレードされており、上記でも紹介しましたDeep Fusionの搭載もあり、被写体ごとの細かい制御や調整でより改善されています。
ただ、カメラの画素数やレンズはそれぞれ変わらず、1200万画素の広角カメラ1つ(シングルカメラ)なので、最近のiPhoneシリーズのカメラと比べるとそこまで良い画質では撮影できないでしょう。第3世代のiPhone SEより後にリリースされたiPhone14のカメラの性能では超広角カメラが使えるほか、アクションモードなど動画撮影性能も改良されています。
通信規格に関する比較では、5Gに対応しているかどうかが大きな違いになります。第3世代のiPhone SEから5Gに対応しており、超高速・大容量の通信に向いています。
これまで第2世代のiPhone SEを使っていたユーザーは5G通信ができませんでしたが、第3世代にアップグレードすることで以下のようなメリットが考えられます。
4Gと比較して20〜100倍の速度で通信が可能
動画や動的アプリなどを気軽に楽しめる
多数の同時接続に向いている
そのため、動画のダウンロードやソーシャルゲームの利用など、5G環境でスピーディーな通信をしたい機会が多いユーザーはおすすめです。最近では5G通信に対応しているエリアも増えているため、比較的利用しやすくなっています。
ただ、5Gにはデメリットな点もあり、利用するエリアによっては通信環境が微妙で4Gよりも安定しないケースが想定されます。
エリアによっては通信が安定しない
使用するデータ通信量が大きくなる
5G対応の料金プランが高くなる
5Gが使えないiPhone SE(第2世代)は致命的な機能劣化ではなく、普段から5Gを多用しており今後も高速通信を重視するユーザーでなければ、4Gだけの通信環境でもそこまで困らないでしょう。
iPhone SE2とSE3ではどちらもeSIMと物理SIMの両方が使える仕様でしたが、第3世代ではデュアルeSIMにも対応しました。デュアルeSIMはiPhone SE3とiPhone13シリーズ以降で使えて、eSIMだけで2種類のモバイルデータ通信が可能となります。
デュアルeSIMは仕事用とプライベートでの使い分けができるほか、海外用のモバイルデータ通信で別のeSIMが使えるメリットもあります。オンラインで簡単に契約・設定ができるeSIMは使い勝手が良く、複数の回線を使いたいユーザーはSE3の方が便利です。
ストレージ容量でiPhone SE2とiPhone SE3を比較すると、どちらも同じ仕様となります。64GBと128GB、256GBの3種類から選択可能です。
ライトユーザーであれば64GBの容量でも問題なく使えますが、写真や動画撮影を頻繁にする場合や動画など大きなデータをダウンロード保存する場合、64GBではすぐに容量がいっぱいになることが想定されます。
一方でiPhone14シリーズのストレージ容量では、128GBと256GBのほか512GBがあり、上位機種(iPhone14 Pro・iPhone14 Pro Maxモデル)では1TBも選択できます。動画やアプリのダウンロードをする機会が増えている一方で、最新のiPhoneモデルはストレージ容量がより大きくなっている傾向にあります。
ストレージ容量をどれにすれば良いか悩む場合、128GBのモデルが無難な選択となります。また、現在使っているスマートフォンで入れているアプリの数が多かったり、動画の撮影や保存を多用するユーザーは256GBの端末がおすすめです。詳しくはiPhoneのストレージ容量の選び方で解説しています。
バッテリー性能も気になる比較ポイントですが、第2世代から第3世代のiPhone SEにアップグレードされたことで、どれだけ電池持ちが改善されたかを確認してみましょう。
第3世代と第2世代のiPhone SEでは以下表の通り、第3世代でバッテリーの持ちが多少良くなっています。
バッテリー性能 | iPhone SE 第3世代 | iPhone SE 第2世代 |
バッテリー容量 | 2,018mAh | 1,821mAh |
動画再生時間 | 最大15時間 | 最大13時間 |
動画再生(ストリーミング)時間 | 最大10時間 | 最大8時間 |
オーディオ再生時間 | 最大50時間 | 最大40時間 |
動画再生時間の目安だと、2時間ほどバッテリーの持続時間が伸びています。バッテリー容量が増えたほか、プロセッサの性能も上がっていることで改善されています。
ただ、コンパクトなSEシリーズのバッテリーは、iPhoneシリーズ全体から比較すると持ちが悪いです。以下では、iPhone13〜15までの無印モデルでバッテリー性能を比べました。
バッテリー性能 | iPhone SE(第3世代) | |||
バッテリー容量 | 3,349mAh | 3,279mAh | 3,227mAh | 2,018mAh |
動画再生時間 | 最大20時間 | 最大20時間 | 最大19時間 | 最大15時間 |
動画再生(ストリーミング)時間 | 最大16時間 | 最大16時間 | 最大15時間 | 最大10時間 |
オーディオ再生時間 | 最大80時間 | 最大80時間 | 最大75時間 | 最大50時間 |
お分かりの通り、最近のiPhoneモデルと比べたら第3世代のiPhone SEよりもiPhone13モデルの方が良い性能です。iPhone14・15モデルは多少ですが、よりバッテリー持続時間が延びています。
性能的にはiPhone12 miniのバッテリー持続時間と第3世代のiPhone SEが同じ仕様で、端末のサイズが小さいことからバッテリーの持ちは決して良くはありません。
以下でもご紹介していますが、SEシリーズはヘビーユーザーにとって物足りないスペックで、スマホのバッテリー持ちが普段から気になる場合には、価格は高くなりますが最近のiPhoneモデルも検討してみると良いでしょう。iPhone14とiPhone13の違い・比較なども参考に、様々なiPhoneモデルから自分に合った性能を判断してみてはいかがでしょうか。
iPhone SEシリーズで気になるポイントでは、MagSafeの非対応も挙げられます。ワイヤレス充電ではMagSafeが便利で、最大7.5WのQi充電と比べて充電速度が最大15Wと速く、マグネットによる充電の位置合わせも簡単です。
2025年にリリースされたSEシリーズの後継的な機種(iPhone 16e)も同様に、MagSafeに対応しなかったことで評価を下げています。ワイヤレス充電を普段から使う場合、SEシリーズだけでなくiPhone12シリーズ以降のナンバリングモデルも比較してみるといいでしょう。
iPhone SEシリーズの購入で、価格の違いも特に気になるポイントです。SEシリーズは第2世代だけでなく第3世代もすでに販売終了しているため、Apple Storeで販売していた当時の価格と、現在でもお得に購入できるリファービッシュ品(整備済製品)の価格で比較をします。
Apple公式より新品の端末を購入する場合、以下の価格となります。第2世代は2022年3月、第3世代のiPhone SEは2025年2月に販売終了していますが、以下は販売当時の価格です。
Apple Storeの価格比較 | iPhone SE 第3世代 | iPhone SE 第2世代 |
64GB | 62,800円 | 44,800円 |
128GB | 69,800円 | 49,800円 |
256GB | 84,800円 | 60,800円 |
ストレージ容量によって価格差が異なりますが、平均的にiPhone SE(第3世代)の方が2万円前後高くなります。
第2・3世代のiPhone SEを今から購入する場合、中古品やリファービッシュ品などが選択肢として挙げられます。ただ、個人間取引で売買される中古のiPhoneは品質面でのリスクや保証がされないことなど懸念点が多いため、新品と同等の動作が確認されているリファービッシュ品がおすすめです。
バックマーケットでは様々な種類のiPhoneシリーズをリファービッシュ品(整備済製品)で提供しており、iPhone SEモデルも多数販売しています。2025年3月時点での最安値目安について、以下表でまとめました。
リファービッシュ品の価格比較 | ||
64GB | 31,000円〜 | 16,000円〜 |
128GB | 36,000円〜 | 19,000円〜 |
256GB | 45,000円〜 | 24,000円〜 |
リファービッシュ品の方が、第3世代と第2世代の価格差が大きくなります。古い型落ちモデルになるほど価格が安くなる傾向があり、第2世代のiPhone SEでは2万円以下で購入が可能です。
iPhone SE 第3世代もリファービッシュ品だと格安で、あまりストレージ容量がいらないユーザーであれば、3万円台でご購入いただけます。この第2世代のiPhone SEとの価格差を目安に、どちらを買った方が良いか(1〜2万円程度の費用追加で見合うか?)を判断すると良いでしょう。
価格比較について、リファービッシュ品の最安値だけでなく買取時の査定価格も参考までにまとめました。バックマーケットではリファービッシュ品を販売しているほか、Back Market買取サービスによる古いスマートフォンやタブレットの売却も可能です。
査定価格(Aグレード基準) | ||
64GB | 24,000円 | 8,000円 |
128GB | 28,000円 | 9,000円 |
256GB | 35,000円 | 12,000円 |
時期によって査定価格は変動しますが、2025年3月時点でのiPhone SE2・SE3の売却価格目安は上表の通りです。お使いのiPhone機種で「SE2がだいぶ劣化しているから売却したい」とか、「SE3をある程度使っており、大画面モデルに切り替えたい」といったユーザーは、古くなったSE機種をぜひ売却してみてはいかがでしょうか。
バックマーケットの買取サービスはWeb上からすぐに査定価格を確認できるほか、宅配買取で手続きが簡単で、専用ツールによるデータ消去の対応もあるので安心です。また、関連記事よりiPhoneの機種変更でするべきことなど、参考になる情報を掲載しています。
iPhone SEについて第3世代と第2世代の違いを一通り解説しましたが、ユーザーの好みやiPhoneに対して重視しているポイントを基準に、どちらを買うのが良いかを最後にまとめました。
iPhoneなどのスマートフォン購入で最低限の費用に抑えたい場合には、第2世代のiPhone SEが適しています。
カメラにそこまで性能を求めていない
外出先でiPhoneを長時間使うことはあまりない
2年くらいしたらまた機種変更をするかもしれない
など、高性能なスマートフォンよりも、とりあえずは安くそれなりの性能で使える端末が欲しいなら第2世代のiPhone SEがおすすめです。バックマーケットのリファービッシュ品では2万円以下と安く、端末は全てSIMフリーなので格安SIMでの通信も可能です。
一方である程度の性能をiPhoneに求めており、一度スマートフォンを購入したら3年以上は使っておきたいユーザーには、第3世代のiPhone SEを推奨します。
第2世代のiPhone SEはいつまで使える?でも解説していますが、古いモデルであるiPhone SE2は2026〜2027年を目安にサポートが終了する可能性があり、iOSのアップデート対象外による特定のアプリ使用不可や不具合など、数年先で起きることが想定されます。
すぐにAppleのサポート対象外にはならないのである程度は利用可能ですが、同じスマートフォンを長く使いたいユーザーにとっては不安に感じるでしょう。そのため、機能面の良さも考慮して長期的な利用ではiPhone SE3の方がおすすめです。
ホームボタン搭載のiPhoneモデルの中では第3世代のiPhone SEが最も高性能で、比較的最近の機種であることからiPhone SE(第3世代)の寿命・使える期間はまだまだ長いです。関連記事より、iPhoneの寿命・買い替えのタイミングも解説しています。
iPhone SEシリーズではコストパフォーマンスに優れている一方で、カメラ性能やバッテリーの持ち、処理速度など基本的なスペックが不十分と感じるユーザーもいるでしょう。
iPhoneを購入する用途で、より鮮明な写真・動画を撮影したかったりオンラインゲームを毎日プレイすることや、動画編集に関するアプリを多用するなど、ヘビーユーザーとしての目的が強い場合には他のiPhoneモデルも比較してみてはいかがでしょうか。
2024年リリースの最新機種ではiPhone16シリーズのスペックも注目されていますが、最新モデルは高額の傾向にあるため型落ちモデルの需要が上がっています。数世代前のiPhone13やiPhone14シリーズは価格差が下がっており、SEシリーズに劣らずコスパ面で満足するユーザーが多いです。
iPhone SEについて第3世代と第2世代の比較以外にも、似たようなiPhoneモデルとの違いも気になるところです。同じホームボタン搭載のiPhone 8モデルに、コンパクトな機種であるiPhone13 mini、SEシリーズの後継機種として注目された廉価版のiPhone 16eについて参考までにご紹介します。
iPhoneモデルの比較 | iPhone SE(第3世代) | iPhone SE(第2世代) | iPhone 8 | iPhone13 mini | iPhone 16e |
リリース年月 | 2022年3月 | 2020年4月 | 2017年9月 | 2021年9月 | 2025年2月 |
画面サイズ(端末寸法) | 4.7インチ(138.4 × 67.3 × 7.3mm) | 4.7インチ(138.4 × 67.3 × 7.3mm) | 4.7インチ(138.4 × 67.3 × 7.3mm) | 5.4インチ(131.5 × 64.2 × 7.65mm) | 6.1インチ(146.7 x 71.5 x 7.8mm) |
端末の重量 | 144g | 148g | 148g | 140g | 167g |
カラー | ミッドナイト・スターライト・PRODUCT(RED) | ブラック・ホワイト・PRODUCT(RED) | ゴールド・シルバー・スペースグレイ・PRODUCT(RED) | スターライト・ミッドナイト・ブルー・ピンク・PRODUCT(RED)・グリーン | ホワイト・ブラック |
メインカメラ性能 | シングルカメラ(広角):1200万画素 f/1.8 | シングルカメラ(広角):1200万画素 f/1.8 | シングルカメラ(広角):1200万画素 f/1.8 | 広角カメラ:1200万画素 f/1.6 超広角カメラ:1200万画素 f/2.4 | 広角カメラ:4800万画素 f/1.6 |
ストレージ容量 | 64・128・256GB | 64・128・256GB | 64・128・256GB | 128・256・512GB | 128・256・512GB |
プロセッサ | A15 Bionic | A13 Bionic | A11 Bionic | A15 Bionic | A18 |
メモリ(RAM) | 4GB | 3GB | 2GB | 4GB | 8GB |
バッテリー容量 | 2,018mAh:動画再生時間目安:最大15時間 | 1,821mAh:動画再生時間目安:最大13時間 | 1,821mAh:動画再生時間目安:最大13時間 | 2,500mAh:動画再生時間目安:最大17時間 | 4,005mAh:動画再生時間目安:最大26時間 |
通信規格・5G対応 | 対応 | 非対応 | 非対応 | 対応 | 対応 |
生体認証 | Touch ID(指紋認証) | Touch ID(指紋認証) | Touch ID(指紋認証) | Face ID(顔認証) | Face ID(顔認証) |
ワイヤレス充電 | Qi 対応(MagSafeは非対応) | Qi 対応(MagSafeは非対応) | Qi 対応(MagSafeは非対応) | Qi 対応・最大15WのMagSafe対応 | Qi 対応(MagSafeは非対応) |
比較概要は上表の通りで、各世代の違いについて歴代iPhoneモデルの比較でもご確認いただけます。
第2世代のiPhone SEとiPhone 8シリーズの比較では、似たような傾向にあります。iPhone 8モデルをベースに作られたのがiPhone SE2なので、端末のサイズや重量は全く同じです。
ただ、iPhone 8は2017年モデルと古く、プロセッサやメモリ性能で劣ります。iPhone 8はいつまで使える?でも解説していますが、2023年にiOSのアップデートサポートが終了しており、機能面でのデメリットもあるでしょう。一方で、リファービッシュ品では1万円前後で購入できる製品もあることから、スマホ2台持ち・サブスマホとしての用途で気軽に買えるメリットもあります。
2021年リリースのiPhone13 miniは、第3世代のiPhone SEと比較してホームボタンの廃止・5.4インチに拡大されたディスプレイなどが異なります。ですが、iPhone13 miniはより端末サイズがコンパクトになり、重量も140gとわずかに軽くなっています。
ホームボタン搭載モデルに期待していたユーザーにとって合わないかもしれませんが、iPhone13 miniは小型のiPhoneモデルの中では最も高性能です。SE3と比較してバッテリー持続時間が長く、超広角カメラも搭載していることからカメラ性能も向上しています。iPhone miniモデルが廃止になった背景もあり、型落ちモデルでもiPhone13 miniは依然として人気です。
2025年2月にリリースされたiPhone 16e(iPhone SE4)モデルは、最新のSEシリーズとして発表前は期待されていましたが、実際はiPhone16シリーズの廉価版として作られており6.1インチの大画面モデル・顔認証対応といった特徴となりました。
iPhone16モデルと同じプロセッサ(A18)が使われているため処理性能は高いですが、2種類だけのカラーやリリース価格の高さ(10万円前後の価格帯)、MagSafe非対応やシングルカメラなど物足りないスペックも感じます。
ホームボタンが使えるSEシリーズらしい機種が良いなら、iPhone 16eより型落ちモデルであるSE3モデルの方がおすすめで、実際にもiPhone 16eのリリース直後はiPhone SE3の注目度が高まりました。
コンテンツクリエーターとして7年の経験を持ち、以前はゲーム業界で活動していました。BackMarketの目標である、リファービッシュ品の普及と「新しい」の再定義に貢献することをミッションとして掲げます。整備済製品の魅力やデバイス選定のポイントなど、役立つ情報を今後も提供していきます。