iPhone14 Plusの実機レビュー!使いやすさやスペック・メリットとデメリットを解説
iPhone14 PlusはProシリーズよりも安価で、大きなディスプレイ画面と長持ちするバッテリーが特徴的です。大画面のスマホが欲しい方や外出先でのバッテリー切れでいつも不安になる場合、iPhone14 Plusのスペックが魅力的に感じるでしょう。使いやすさなど利便性を含め、iPhone14 Plusの実機レビューや購入するメリットやデメリットについて一通り解説します!
Back Marketは、このサイトの閲覧に必要な機能性Cookieを使用しています。弊社と弊社のパートナーは、トラフィックを計測し、お客様にパーソナライズされたコンテンツや広告を表示するためにもCookieを使用しています。
Cookieの設定は後から変更できます。各ページの下部にある「Cookie」をクリックしてください。クッキーの詳細をご確認ください
iPhone SEシリーズでは第3世代のモデルが最新ですが、第2世代のiPhone SEと何が違うのか気になる人もいるでしょう。プロセッサやカメラ性能、バッテリーの持ちなど第3世代で改善された点もある一方で、第2世代のiPhone SEとそれほど変わらない比較点もあります。こちらのページでは第3世代のiPhone SEと第2世代のiPhone SEを比較した上で、どちらを買うべきか解説しますのでぜひご参考ください。
Back Market Japanの第1号社員・サプライチームリーダーとしてサイト内全ての商品を仕入れから販売、最適化まで管理。販売事業者との連携業務に従事しており、iPhoneなどのデバイスに関する専門知識はBack Market社内で最も精通している。業務経験と専門知識を活かし、正確で役立つ情報をご提供できるように努めている。 *監修記事一覧を確認
はじめに、iPhone SEの基本的なスペック概要について第3世代と第2世代を比較しました。第3世代は2022年、第2世代は2020年にリリースされたiPhone SEモデルで、どちらも価格の安さなどが魅力的で人気のシリーズとなっています。
SEシリーズの比較 | iPhone SE(第3世代) | iPhone SE(第2世代) |
リリース年月 | 2022年3月 | 2020年4月 |
画面サイズ(端末寸法) | 4.7インチ(138.4 × 67.3 × 7.3mm) | 4.7インチ(138.4 × 67.3 × 7.3mm) |
端末の重量 | 144g | 148g |
カラー | ミッドナイト・スターライト・PRODUCT(RED) | ブラック・ホワイト・PRODUCT(RED) |
メインカメラ性能 | シングルカメラ(広角):1200万画素 f/1.8 | シングルカメラ(広角):1200万画素 f/1.8 |
ストレージ容量 | 64・128・256GB | 64・128・256GB |
プロセッサ | A15 Bionic | A13 Bionic |
メモリ(RAM) | 4GB | 3GB |
バッテリー容量 | (ビデオ再生時間目安:最大15時間) | 1,821mAh(ビデオ再生時間目安:最大13時間) |
通信規格・5G対応 | 対応 | 非対応 |
生体認証 | Touch ID対応 | Touch ID対応 |
ワイヤレス充電 | Qi 対応(MagSafeは非対応) | Qi 対応(MagSafeは非対応) |
価格目安(リファービッシュ品:2024年8月時点) | 32,600円〜 | 16,800円〜 |
各性能の違いについては以下で詳しく解説しますが、iPhone SEシリーズはコンパクトなサイズで安価が売りのモデルで、第2世代のリファービッシュ品(整備済製品)は2万円前後と安く購入できます。
第3世代と第2世代のiPhone SEでは価格が異なるほか、プロセッサやバッテリー性能、通信規格(5G対応)などで第3世代にてアップデートされた点が伺えます。
ただ、全ての比較内容で第3世代が優れている訳ではなく、第2世代と変わらない点も多くあるので、これからiPhoneシリーズの購入を検討している方は性能比較について一通りチェックしてみるといいでしょう。
外見的なポイントからiPhone SE(第3世代)とiPhone SE(第2世代)を比較すると、基本的にはほぼ同じスマートフォンです。似ている部分が多く、見分けがつかないというレビューもあるので第3世代と第2世代のiPhone SEで区別をつける方法も解説します。
第3世代と第2世代のiPhoneは以下の共通点があり、ディスプレイの種類や解像度も同じスペックです。
ディスプレイサイズ:4.7インチ
端末の寸法:高さ138.4mm × 幅67.3mm × 厚さ7.3mm
ディスプレイの種類:Retina HDディスプレイ
解像度:1334×750ピクセル
重量もほぼ同じで、第3世代のiPhone SEは144gであるのに対して第2世代のiPhone SEは148gと4gだけ重くなっています。第2世代から第3世代のiPhone SEに乗り換えるユーザーは、実際に端末を持っていても重さの違いはほぼ気付かないレベルでしょう。
詳しくは、iPhone SEシリーズのサイズや画面の大きさ・特徴をminiモデルなどと比較した記事をご確認ください。
形状が同じであるため、カバーやフィルムなどのiPhoneアクセサリーも共通して利用できます。そのため、第2世代のiPhone SEや2017年にリリースされたiPhone8で使えるケースであれば、第3世代のiPhone SEでも利用可能なことが多いです。
※アクセサリ品によっては互換性が保証されていない場合もあります。
フィルムも同様に、画面が同じサイズであるiPhone7とiPhone8、SE2、SE3は、4.7インチ用のフィルムが使えます。ただ、第3世代のiPhone SEで古いモデル用のフィルムを使うと、ガラスの縁から空気が入るなど、ちょっとした不具合も確認されています。SE3ではエッジ部分が丸みがあり、フィルムが3Dになっているタイプの方が望ましいです。
現在iPhone SEシリーズを利用しているユーザーで、自分が使っているモデルの世代がよく分からない...忘れてしまったという場合には、端末の「設定」アプリから確認してみましょう。
設定のアプリから一般→情報の順番に選択すると機種名とモデル番号が表示されます。機種名では第3世代と第2世代、どちらも「iPhone SE」とだけの表示なので、モデル番号をタップして確認します。
*関連記事で「iPhone SE世代の見分け方・確認方法」についてご確認できます。
モデル番号がSE3、SE2によって異なり、以下のキャプチャ画像ではA2296のモデル番号になるため第2世代のiPhone SEであることが分かります。第3世代のiPhone SEでは、モデル番号がA2782となります。
見た目の違いと関連して、第3世代と第2世代のiPhone SEでカラーバリエーションの比較もしてみます。iPhoneシリーズでは通常、新しいモデルが登場すると新色も出ますが、第3世代のiPhone SEは以下の通り、黒と白と赤の3色ラインナップでほぼ同色です。
カラー比較 | iPhone SE(第3世代) | iPhone SE(第2世代) |
黒系 | ミッドナイト | ブラック |
白系 | スターライト | ホワイト |
赤系 | PRODUCT(RED) | PRODUCT(RED) |
iPhone SE(第2世代)のカラーと比較すると、ミッドナイトは青っぽい色彩でスターライトはクリーム色に近い白色、PRODUCT(RED)はより濃い赤色と多少の違いはありますが、そこまで変わりありません。
カラーのバリエーションは正直なところ乏しく、新しいモデルであるiPhone15のカラーと比較すると、選択肢が少ないように感じます。ただ、iPhoneケースを付けて利用するユーザーも多いので、無難な黒や白を選んでおいても問題ないでしょう。
iPhoneの性能ではプロセッサ(CPU)が重要なポイントで、コンピュータの頭脳としての働きをするプロセッサは高性能であると処理速度も向上します。
第2世代のiPhone SEはA13 Bionicのチップが採用されており、これはiPhone11シリーズと同等の性能です。対して第3世代のiPhone SEはA15 Bionicのチップが搭載されており、iPhone13シリーズと同じプロセッサとなります。
2019年リリースのiPhone11相当(SE2)と、2021年リリースのiPhone13相当(SE3)ほどの差があるプロセッサでは、やはり第3世代のiPhone SEの方が操作がスムーズに感じます。iPhone SE(第2世代)も決して悪くないスペックですが、Webサイトの閲覧だけでなくゲームや動画など複数のアプリを多用するユーザーだと重く感じるでしょう。
カメラ性能に関しては共通点がある一方で、iPhone SE 第3世代ではアップデートされた機能もありますが、最近のiPhoneモデルで搭載されているカメラのような高いスペックは期待できせん。
第3世代と第2世代のiPhone SEは、以下のカメラ性能が同じです。基本的なスペックに違いがないので、そこまでカメラ機能を使わないユーザーはほぼ同じように感じられます。
シングルカメラ(1,200万画素)
インカメラ(700万画素)
光学式手ブレ補正
ポートレートモード
ナイトモードはリリース前に搭載される可能性があるといった情報もありましたが、実際のところは最新のiPhone SE3にもナイトモードはありません。第3世代のiPhone SEで大きく変わったカメラの機能は、Deep FusionとスマートHDRの2点が挙げられます。
16コアのNeural Engineが搭載されたことで、第3世代のiPhone SEではDeep Fusionと呼ばれる機能が追加されました。
Deep Fusionは高度な画像合成技術で、画像の質感を高めて細部の表現が向上しました。暗い場所での撮影に役立つ機能で、カメラ撮影が得意でないユーザーも美しい写真が撮れるようになります。
スマートHDRは、静止画を撮影する際のハイダイナミックレンジ合成の改良版であり、明暗差のある風景も撮影しやすくなりました。
例えば逆光の状況でも、人の顔が暗くならず背景は白飛びしない程度で明るさのバランスが維持されるため、より鮮明な写真が撮影できます。夜景などの撮影をしたいユーザーにとって、スマートHDRの機能によるメリットを感じられます。
ただ、カメラの画素数やレンズはそれぞれ変わらず、1200万画素の広角カメラ1つ(シングルカメラ)なので、最近のiPhoneシリーズのカメラと比べるとそこまで良い画質では撮影できないでしょう。
通信規格に関する比較では、5Gに対応しているかどうかが大きな違いになります。第3世代のiPhone SEから5Gに対応しており、超高速・大容量の通信に向いています。
これまで第2世代のiPhone SEを使っていたユーザーは5G通信ができませんでしたが、第3世代にアップグレードすることで以下のようなメリットが考えられます。
4Gと比較して20〜100倍の速度で通信が可能
動画や動的アプリなどを気軽に楽しめる
多数の同時接続に向いている
そのため、動画のダウンロードやソーシャルゲームの利用など、5G環境でスピーディーな通信をしたい機会が多いユーザーはおすすめです。
ただ、5Gにはデメリットな点もあり、利用するエリアによっては通信環境が微妙で4Gよりも安定しないケースが想定されます。
エリアによっては通信が安定しない
使用するデータ通信量が大きくなる
5G対応の料金プランが高くなる
5Gが使えないiPhone SE(第2世代)は致命的な機能劣化ではなく、普段から5Gを多用しており今後も高速通信を重視するユーザー以外は、4Gだけの通信環境でもそこまで困らないでしょう。
ストレージ容量でiPhone SE2とiPhone SE3を比較すると、どちらも同じ仕様となります。64GBと128GB、256GBの3種類から選択可能です。
ライトユーザーであれば64GBの容量でも問題なく使えますが、写真や動画撮影を頻繁にする場合や動画など大きなデータをダウンロード保存する場合、64GBではすぐに容量がいっぱいになることが想定されます。
iPhone14シリーズのストレージ容量では、128GBと256GBのほか512GBと1TBを選択できます。動画やアプリのダウンロードをする機会が増えている一方で、最新のiPhoneモデルはストレージ容量がより大きくなっている傾向にあります。
ストレージ容量をどれにすれば良いか悩む場合、128GBのモデルが無難な選択となります。また、現在使っているスマートフォンで入れているアプリの数が多かったり、動画の撮影や保存を多用するユーザーは256GBの端末がおすすめです。
バッテリー性能も気になる比較ポイントで、第2世代から第3世代のiPhone SEにアップグレードされたことで、どれだけ電池持ちが改善されたかを確認してみましょう。
第3世代と第2世代のiPhone SEでは以下表の通り、第3世代でバッテリーの持ちが多少良くなっています。
バッテリー性能 | iPhone SE 第3世代 | iPhone SE 第2世代 |
バッテリー容量 | 2,018mAh | 1,821mAh |
動画再生時間 | 最大15時間 | 最大13時間 |
動画再生(ストリーミング)時間 | 最大10時間 | 最大8時間 |
オーディオ再生時間 | 最大50時間 | 最大40時間 |
動画再生時間の目安だと、2時間ほどバッテリーの持続時間が伸びています。バッテリー容量が増えたほか、プロセッサの性能も上がっていることで改善されています。
ただ、コンパクトなSEシリーズのバッテリーは、iPhoneシリーズ全体から比較すると持ちが悪いです。以下では、2021年リリースのiPhone 13と2022年リリースのiPhone 14と、バッテリー性能を比較しました。
バッテリー性能 | iPhone SE(第3世代) | ||
バッテリー容量 | 3,279 mAh | 3,227mAh | 2,018mAh |
動画再生時間 | 最大20時間 | 最大19時間 | 最大15時間 |
動画再生(ストリーミング)時間 | 最大16時間 | 最大15時間 | 最大10時間 |
オーディオ再生時間 | 最大80時間 | 最大75時間 | 最大50時間 |
お分かりの通り、最近のiPhoneモデルと比べたら第3世代のiPhone SEよりもiPhone13・14シリーズの方が良い性能です。
性能的にはiPhone12 miniのバッテリー持続時間と第3世代のiPhone SEが同じ仕様で、端末のサイズが小さいことからバッテリーの持ちは決して良くはありません。
以下でもご紹介していますが、SEシリーズはヘビーユーザーにとって物足りないスペックで、スマホのバッテリー持ちが普段から気になる場合には、価格は高くなりますが最近のiPhoneモデルも検討してみると良いでしょう。iPhone14とiPhone13の違い・比較なども参考に、様々なiPhoneモデルから自分に合った性能を判断してみてはいかがでしょうか。
iPhone SEシリーズの購入で、価格の違いも特に気になるポイントです。iPhone SE 第2世代はすでに販売終了しているため、Apple Storeで販売していた当時の価格と、現在でもお得に購入できるリファービッシュ品の価格で比較をします。
Apple公式より新品の端末を購入する場合、以下の価格となります。第2世代は2022年3月に販売終了していますので、当時の価格です。
Apple Storeの価格比較 | iPhone SE 第3世代 | iPhone SE 第2世代 |
64GB | 62,800円 | 44,800円 |
128GB | 69,800円 | 49,800円 |
256GB | 84,800円 | 60,800円 |
ストレージ容量によって価格差が異なりますが、平均的にiPhone SE(第3世代)の方が2万円前後高くなります。
第2世代のiPhone SEを今から購入する場合、中古品やリファービッシュ品などが選択肢として挙げられます。ただ、個人間取引で売買される中古品は品質面でのリスクや保証がされないことなど懸念点が多いため、新品と同等の動作が確認されているリファービッシュ品がおすすめです。
バックマーケットでは様々な種類のiPhoneシリーズをリファービッシュ品(整備済製品)で提供しており、iPhone SEモデルも多数販売しています。2024年8月時点での価格目安について、以下表でまとめました。
リファービッシュ品の価格比較 | ||
64GB | 32,600円〜 | 16,800円〜 |
128GB | 34,998円〜 | 34,100円〜 |
256GB | 54,977円〜 | 29,800円〜 |
リファービッシュ品の方が、第3世代と第2世代の価格差が大きくなります。古い型落ちモデルになるほど価格が安くなる傾向があり、第2世代のiPhone SEでは2万円以下で購入が可能です。
iPhone SE 第3世代もリファービッシュ品だと格安で、あまりストレージ容量がいらないユーザーであれば、3万円台でご購入いただけます。この第2世代のiPhone SEとの価格差を目安に、どちらを買った方が良いか(2万円程度の費用追加で見合うか?)を判断すると良いでしょう。
iPhone SEについて第3世代と第2世代の違いを一通り解説しましたが、ユーザーの好みやiPhoneに対して重視しているポイントを基準に、どちらを買うのが良いかを最後にまとめました。
iPhoneなどのスマートフォン購入で最低限の費用に抑えたい場合には、第2世代のiPhone SEが適しています。
カメラにそこまで性能を求めていない
外出先でiPhoneを長時間使うことはあまりない
2年くらいしたらまた機種変更をするかもしれない
など、高性能なスマートフォンよりも、とりあえずは安くそれなりの性能で使える端末が欲しいなら第2世代のiPhone SEがおすすめです。バックマーケットのリファービッシュ品では2万円前後と安く、全ての端末はSIMフリーなので格安SIMでの通信も可能です。
一方である程度の性能をiPhoneに求めており、一度スマートフォンを購入したら3年以上は使っておきたいユーザーには、第3世代のiPhone SEを推奨します。
第2世代のiPhone SEはいつまで使える?でも解説していますが、古いモデルであるiPhone SE2は2026〜2027年を目安にサポートが終了する可能性があり、iOSのアップデート対象外による特定のアプリ使用不可や不具合など、数年先で起きることが想定されます。
すぐにAppleのサポート対象外にはならないのである程度は利用可能ですが、同じスマートフォンを長く使いたいユーザーにとっては不安に感じるでしょう。そのため、機能面の良さも考慮して長期的な利用ではiPhone SE3の方がおすすめです。
iPhone SEシリーズではコストパフォーマンスに優れている一方で、カメラ性能やバッテリーの持ち、処理速度など基本的なスペックが不十分と感じるユーザーもいるでしょう。
iPhoneを購入する用途で、より鮮明な写真・動画を撮影したかったりソーシャルゲームを毎日プレイすることや、動画編集に関するアプリを多用するなど、ヘビーユーザーとしての目的が強い場合には他のiPhoneモデルも比較してみてはいかがでしょうか。
各iPhoneモデルの比較では、iPhone13とiPhone12の違いなどを関連ページでも取り上げています。より新しいモデルであるiPhone14とiPhone13の違い・比較ページなど、もっと良い性能のiPhoneを検討している場合にはぜひご参考ください。
*iPhone SE(第4世代)の発売日やスペックに関する情報について、関連記事より解説しています。
コンテンツクリエーターとして6年の経験を持ち、以前はゲーム業界で活動していました。BackMarketの目標である、リファービッシュ品の普及と「新しい」の再定義に貢献することをミッションとして掲げます。整備済製品の魅力やデバイス選定のポイントなど、役立つ情報を今後も提供していきます。