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2025年4月15日に更新済み
2025年4月15日
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Sun
BackMarket コンテンツクリエーター
APN設定はスマートフォンなど、SIMカードを使ったモバイルデータ通信を行うために必要なものです。スマホの買い替えやキャリアの乗り換えによるSIMカードの入れ替えなどで、APN設定をしないとインターネットの接続ができません。APN設定はユーザー自身で対応できる作業ですが、設定が上手く行かない場合もあるため正しい方法や手順を知っておくといいでしょう。こちらのページではiPhoneとAndroidスマホの両方で、APN設定の方法を詳しく解説します。
APNは「Access Point Name」の略称で、各キャリア(携帯電話会社)が提供する回線に接続してモバイルデータ通信をできるようにするために必要な設定です。
スマホやタブレットなどのデバイスからインターネット接続を行う場合、各キャリアごとにあるアクセスポイントを経由してモバイルデータ通信が行われます。そのため、端末側でAPN(アクセスポイントネーム)の正しい設定が必要となります。
ただ、以下でも詳しく解説していますがAPN設定について手動で行う必要がないケースも多く、SIMカードを入れることで自動入力で設定が完了していることもあります。
APN設定をするケースでは以下の通り、SIMカードを新たに入れる場合やeSIMを追加する時などが想定されます。
リファービッシュ品などで購入したスマホ端末に乗り換え・機種変更する
格安SIMなどキャリアの変更をする
海外旅行向けで現地で使えるeSIMをインストールする
ドコモやau、楽天モバイルなど大手キャリアで通信契約とスマホの購入を両方行う場合には基本的にAPN設定がされていますが、ユーザーご自身でSIMカード(またeSIM)を入れる際には個別での設定をします。eSIMについて、eSIM対応機種のiPhone・Androidスマホも関連記事でご紹介しています。
SIMカードなどスマホ関連の用語集でも解説していますが、モバイルデータ通信を端末単独で行う際にはAPN設定は必要である一方で、SIMカードを挿入せずにWi-Fiやテザリングだけで通信をするスマホにはAPN設定が不要となります。
スマホ2台持ち・サブスマホで運用するユーザーの多くは、自宅のWi-Fiやメインスマホのテザリングで通信をするような使い方になりますので、通信契約をしないサブスマホではAPN設定との関連がありません。
なお、Back Market(バックマーケット)ではiPhoneなど人気のスマホ機種について、リファービッシュ品でお得に販売しています。スマホの買い替え前にAPN設定の確認をしておきたいユーザーは、リファービッシュ品の価格もチェックしてみてはいかがでしょうか。
iPhoneとAndroidスマホのそれぞれでAPN設定の対象機種や手順が異なりますので、まずはiPhoneのAPN設定からご説明します。
iPhoneのAPN設定について、iOSのバージョンが16以降であれば自動設定に対応する通信キャリアが多いです。具体的にはドコモにau、ソフトバンク、楽天モバイル、ワイモバイルなどが対象となります。
そのため、自動設定に対応しているiOSバージョン・キャリアであれば、SIMカードを挿入した状態で初期設定を行えばモバイルデータ通信がすぐできます。関連記事よりiPhone/iPadの初期設定(アクティベーション)をご参考ください。
iOS 16以降のバージョンで最初からインストールされているiPhone機種は、iPhone14シリーズ以降のモデルが該当します。ただ、古い機種でもiPhone 8シリーズ以降であればiOS 16以降のバージョンアップが可能ですので、設定アプリからiOSのバージョンを確認した上でアップデートしておくことをおすすめします。詳しくはiOSの性能やバージョンで解説しています。
また、iOSのアップデートのほか、キャリア設定のアップデートも行う必要があり、設定アプリから「一般」>「情報」の項目からインストールすることができます。自動設定がされない場合にはチェックしてみるといいでしょう。
iOSのバージョンが古いほか、自動設定に対応していないキャリアでは手動でのAPN設定となりますが、各キャリアで用意されているAPN構成プロファイルのインストールがより確実な方法です。
例として、楽天モバイルではAPN設定方法(楽天モバイル公式ページ)より、iPhone用のAPN構成プロファイルについてURLが掲載されています。キャリア公式サイトのAPN設定の案内を参考に、APN構成プロファイルをダウンロードすると設定アプリに「ダウンロード済みのプロファイル」が表示されますので選択します。
プロファイルの詳細が表示されますので、問題なければ画面右上にある「インストール」をタップします。これでAPN設定は完了で、ユーザー個人で情報を入力する必要がないため簡単に手続きできます。
ただし注意点としまして、iPhoneには2つ以上のAPN構成プロファイルをインストール・保存することができないため、別のSIMに乗り換えする際には既存のプロファイルを削除する必要があります。上記の例では楽天モバイルでのAPN設定手順を挙げましたが、以下画像のように別のキャリアのAPN構成プロファイルが残っていることもあります。
こちらはスマホでモバイルデータ通信ができない原因でも解説しており、APN構成プロファイルのダウンロードが上手く行かない時は、設定アプリから「一般」>「VPNとデバイス管理」から構成プロファイルの画面を確認して、不要なプロファイルを削除しておくといいでしょう。
AndroidスマホでのAPN設定では手動入力の場合、iPhoneとは異なりAPN構成プロファイルがないため、APN名やユーザー名などを各キャリアのホームページで確認する必要があります。
ただ、iPhoneと同様にドコモとau、ソフトバンク、楽天モバイルなどの主要キャリアであれば、設定不要でモバイルデータ通信が使えます。例として、楽天モバイルではご利用製品の対応状況確認ページより、Andriodスマホの各機種についてAPN自動設定の有無をチェックできます。
型落ちモデルで人気のGoogle Pixel 6aモデルで確認したところ、楽天回線対応モデルでありAPN自動設定も対応していることが分かります。不安な方はSIMカードの契約やモデル購入前に、キャリアの公式サイトから確認しておくことが望ましいです。
手動で設定する必要がある場合には、キャリアの公式サイトよりAPN情報をします。楽天モバイルの場合、「他社で利用していた製品でAPN設定は必要ですか?」のFAQページでご確認いただけます。
Androidは様々なメーカーがありますので、機種によって設定方法は若干異なりますが大体の流れは同じです。以下ではGalaxyモデル(OSバージョン:Android 14)での設定方法をご紹介します。
設定アプリより「接続」や「ネットワークとインターネット」を選択することで、「モバイルネットワーク」の項目が表示されるのでタップします。モバイルネットワークの画面より「APN」または「アクセスポイント」を選びます。
APNの画面では、設定済みのキャリア情報も表示されています。以下のGalaxyスマホでは楽天モバイルのAPN情報について設定済みですが、追加で設定したい場合には右上にある「+」ボタンをタップします。各キャリアの公式サイトで確認したAPN情報を基に、アクセスポイントの内容を入力して右上での「︙」をタップして保存をします。
設定したAPN情報について一覧で表示されるようになりますので、チェックを入れることで有効になります。iPhoneと異なりユーザー自身での入力操作をするため多少の手間はありますが、APN情報と登録する画面の場所が分かれば問題なく設定できます。
APN設定の手順についてiPhoneとAndroidの両方でご紹介しましたが、APN構成プロファイルをダウンロードしていなかったり、APN情報の手動設定で間違っている場合にはモバイルデータ通信ができなくなります。
APN設定をしていない(または失敗している)場合には、スマホのモバイルデータ通信が非対応のままです。アプリのほか、上記で紹介しましたiPhoneのAPN構成プロファイルをインストールする際には、Wi-Fi接続ができる環境が望ましいです。
LINEなどのメッセージアプリでも、Wi-Fi接続ができれば使うことができます。設定確認をする時間がない場合にはWi-Fiやテザリングでの代用をするといいでしょう。
各キャリアで契約するSIMカード・通信プランではデータ通信だけでなく音声通話付きの場合が大半ですが、APN設定をしなくても通話やSMSの機能は使えます。
そのため、APN設定ができないスマホユーザーで重要な連絡に応じられないのはまずい...と焦る方もいるかもしれませんが、SIMカードを正常に挿入できた端末であれば通話・SMSの利用は可能ですのでご安心ください。
iPhoneやAndriodスマホで実際のAPN設定を試してもモバイルデータ通信ができない場合、よくある失敗事例やトラブルに原因を確認しておきましょう。
意外と見落としがちなポイントとして、SIMカード関連があります。特に物理SIMを使う場合には、正常にSIMカードが認識されないとAPN設定へ進めません。
そもそもSIMカードを挿入していない
SIMカードを挿入する向きが間違っている
トレイの差し込みが不完全で認識されていない
設定が上手く行かない際には、SIMカードを一度取り外して再度挿入し直してから確認するといいでしょう。
特にAndroidスマホでの手動設定で気をつけるべき点ですが、入力したAPN情報の内容が間違っている可能性もあります。APN名やユーザー名は基本的にアルファベット表記なので、スペルミスやスペース(空白)で設定が上手く行かないことも想定されます。
iPhoneのAPN構成プロファイルならインストールだけなので間違えることはないですが、Androidユーザーの場合は入力した内容を見直すほか、以下でも紹介しているAPN設定のリセットも効果的です。
APN設定が正常でも、スマホのモバイルデータ通信がOFFのままだとインターネット接続ができませんので要注意です。
スマホの機種変更のほか、海外旅行で一時的に利用するeSIMの現地用モバイルデータ通信でも、移動中に機内モードにしていたことでモバイルデータ通信がOFFになっているケースがよくあります。そのため、APN設定後にはモバイルデータ通信がONになっているかどうかの確認が必要です。
APN設定以前の問題で、キャリアごとの対応バンド(周波数帯)が一致していないことでモバイルデータ通信ができません。
購入前にスマホメーカーの公式サイトやモデル情報を確認しておくことが望ましいですが、iPhoneのほか大半のAndroidスマホでは極端に古い機種でない限り、国内キャリアの通信に一通り対応します。Google Pixel 6 Proのレビューページなどでも解説していますが、4Gのほか5G通信にも幅広く対応しています。
APN設定後に端末を再起動することで、モバイルデータ通信ができるようになる可能性もあります。APN設定の反映が遅いほか、電波が安定してない状況ではスマホを再起動することで解説することもあります。
また、一度機内モードにしてから再度モバイルデータ通信をONにすることで、インターネット接続ができるケースもありますので試してみるといいでしょう。
スマホの設定を一通り確認して再起動をしてもモバイルデータ通信ができない場合には、APN設定を一度リセットしてみることをおすすめします。
iPhoneの場合には設定アプリより「モバイル通信」の項目を選択することで、以下キャプチャの通り「モバイルデータ通信ネットワーク」がありますのでタップします。
※登録しているSIMが複数ある場合には、モバイル通信の画面でSIMの項目からAPN設定をリセットしたい回線を選択してから、モバイルデータ通信ネットワークの項目をタップします。
APN設定の画面で下にスクロールすると「設定をリセット」の項目がありますので、タップしてリセットします。リセット後、再度APN設定を試してみるといいでしょう。
Android機種の場合も同様に、設定アプリからAPN設定のリセットが可能です。APNの手動設定でご紹介しました「APN」または「アクセスポイント」の項目を選択し、右上のメニューボタンをタップすると「初期値にリセット」が表示されます。
初期値にリセットをタップをすることで、既存のAPN情報が削除されますので再度設定し直すと良いでしょう。
スマホのAPN設定手順や注意点など一通りご紹介しましたが、バックマーケットではiPhoneの機種変更など有益な情報を発信しているほか、新品よりもお得なリファービッシュ品(整備済製品)のスマートフォンを販売しています。
iPhoneやAndroidスマホの購入を検討している方は、ぜひリファービッシュ品について一度ご確認いただけますと幸いです。リファービッシュ品は中古品と異なるデバイスで、専門家による検品やクリーニングのほか、必要に応じた修理や部品交換を行った上で出荷されます。
詳しくはリファービッシュ品と中古品の違いで解説していますが、バックマーケットのリファービッシュ品は1年間の動作保証と30日間の返金保証、バッテリー容量保証もあり安心して使えます。また、型落ちモデルのリファービッシュ品は特にお得で、新品だと高額なiPhoneシリーズでも5万円以下の価格帯で購入できる機種が多いです。
Androidスマホユーザー向けでも、GalaxyやGoogle Pixelシリーズなど人気のモデルを取り扱っていますが、日本国内ではiPhoneユーザーの割合が多いこともあり、リファービッシュ品のiPhoneがより人気です。
APN設定を確認したい方の中で、古いスマホの売却を検討していることも想定されます。使わなくなったスマホ端末の処分・廃棄方法もありますが、新しいスマホの購入費用を減らす目的でも売却がおすすめです。
バックマーケットではリファービッシュ品の販売だけでなく、スマホやタブレットなどのデバイス買取サービスも実施しています。詳しくはBack Market買取サービスの紹介ページでご確認いただけますが、Web上からすぐに査定価格を確認できるほか、故障品も買取対象なので安心です。
はじめてスマホの買取サービスを利用する方にとって、手続きやデータ管理で不安に思うかもしれませんが、バックマーケットの買取サービスは宅配買取で簡単に依頼できます。また、買取した端末は専用のツールで確実にデータ消去を行いますので、個人情報が悪用されることはありません。
コンテンツクリエーターとして7年の経験を持ち、以前はゲーム業界で活動していました。BackMarketの目標である、リファービッシュ品の普及と「新しい」の再定義に貢献することをミッションとして掲げます。整備済製品の魅力やデバイス選定のポイントなど、役立つ情報を今後も提供していきます。