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長年iPhoneを利用している方にとって、最近のiPhoneシリーズに指紋認証(Touch ID)がないことに対して不満を感じていることもあるでしょう。過去のiPhoneシリーズやSEシリーズでは、ホームボタン搭載の指紋認証が使いやすく好評でした。一方で最近のiPhoneシリーズは顔認証(Face ID)が一般的ですが、指紋認証がなくなった理由やそれぞれの生体認証についてのメリット・デメリットなど詳しく解説します!
はじめに、指紋認証(ホームボタン)が使えるiPhoneの歴史や、生体認証全体の変遷などをご紹介します。最近になってiPhoneを使い始めたユーザーやSEシリーズを使用したことがない方にとって、顔認証(Face ID)が一般的だと感じるかもしれません。
iPhoneにおける指紋認証(Touch ID)の対応は、2013年リリースのiPhone 5Sから始まっています。この機能により、ユーザーは指紋を使ってデバイスのロックを解除したり、購入を行ったりすることが可能になりました。
Touch IDはホームボタンに組み込まれ、以降のiPhoneモデルでも定番の機能です。iPhoneの歴代モデルでも解説していますが、2013年〜2017年の期間にiPhoneを使ったことがある方なら、ホームボタン搭載機種に馴染みがあるのではないでしょうか。
👉指紋認証(Touch ID)・ホームボタン搭載機種
iPhone 5S
iPhone 6・6 Plus
iPhone 6S・6S Plus
iPhone 7・7 Plus
iPhone 8・8 Plus
iPhone SE(第1〜3世代)
指紋認証が使えるiPhoneモデルは上記の通りで、最も新しい機種は2022年リリースのiPhone SE(第3世代)です。
ナンバリングモデルでは2017年リリースのiPhone 8シリーズまでホームボタンが搭載されていたものの、同年に発売されたiPhone Xモデルからは生体認証が顔認証(Face ID)に変更されました。
以下でも詳しく解説しますが、指紋認証・ホームボタンが廃止になったことで、フルスクリーンによる画面の拡大やセキュリティの強化など、様々な面で改善はされています。
ナンバリングモデルでは2017年のiPhone Xモデルから、2024年リリースのiPhone16シリーズまで、全て顔認証が導入されています。ホームボタン搭載のiPhoneが欲しいユーザーにとって期待外れのアップグレードになっていますが、代替モデルとしてはSEシリーズが選べます。
2022年時点でリリースされている第1〜3世代のiPhone SEはホームボタン・指紋認証が使えるモデルで、コンパクトな端末が特徴的です。同時期にリリースされているナンバリングモデルと比べて全体的な性能は劣りますが、指紋認証対応のiPhoneが欲しいユーザーにとって理想的な選択です。
しかしながら、2025年のリリースが予定されているiPhone SE(第4世代)の最新情報によると、従来のSEシリーズの傾向とは異なり、端末やディスプレイの拡大や顔認証へ移行する可能性が高いです。
これまでコンパクトな機種やホームボタン搭載のiPhoneを好みSEシリーズを使っていた方でも、第4世代のiPhone SEは微妙な印象を受けます。なので、2025年のiPhone SE(第4世代)のリリースをもって、指紋認証・ホームボタンの歴史が完全に途絶えることも想定されます。
iPhone 8シリーズやiPhone SEシリーズを愛用しているユーザーにとって、ホームボタン搭載の指紋認証(Touch ID)が廃止になるのは大きなデメリットだと言えますが、Appleの判断やスマートフォン市場の背景・トレンドなどを基に廃止理由を説明します。
iPhoneシリーズで指紋認証(Touch ID)が姿を消した主な理由は、テクノロジーの進化と顔認証技術の一般化にあります。2017年に発売されたiPhone Xで導入されたFace IDは、Touch IDに代わる新しい生体認証技術として登場しました。
Face IDは3D顔認識技術を使用しており、2Dイメージに依存する初期の顔認識システムよりも高度なセキュリティを提供します。深度認識を利用して詳細な顔マップを作成するため、写真などで簡単に突破されることがなくなりました。
また、iPhone12シリーズ以降のモデルではマスク着用時の顔認証にも対応しています。外出先でのロック解除もしやすくなり、精度や利便性が向上しています。生体認証の不正利用リスクも低くなり、指紋認証だとiPhoneの所有者が寝ている間に指をホームボタンに当てられるとロック解除できますが、顔認証では目を開けないと反応しないためより安全です。
指紋認証がなくなったもう一つの理由は、大画面スマートフォンへの需要の高まりです。ユーザーはより大きな画面を求めており、メーカーはベゼル(画面の縁)を極限まで減らすフルスクリーンを採用したことで、デバイスの全体的なサイズを大きくすることなく画面サイズを拡大しようとしています。
従来のホームボタンに組み込まれていたTouch IDセンサーを取り除くことで、より大きな画面を実現することができました。画面の大きいスマートフォンは動画視聴やゲーム、作業などのタスクをより快適に行えます。
昔と比べてスマートフォンの用途は多様になっており、持ち運びはしにくいもののディスプレイが大きい端末の方が満足度が高いです。iPhoneのminiモデルが復活しないことなど、コンパクトな機種は今後普及しないと見込まれます。
ホームボタンが廃止になったことで、端末の外観がよりシンプルでスタイリッシュになりました。物理的なボタンがなくなったフルスクリーンのデザインは好評で、画面は大きくなったもののスリムで軽量です。
iPhoneの操作もジェスチャーやスワイプによる、無駄のない直感的な動作が可能となっています。アプリの切り替えなどスムーズで、片手での操作もストレスフリーです。
顔認証対応のiPhoneモデルはセキュリティの信頼性が高いほか、利便性の高さや全体的なスペックで評価されています。
顔認証(Face ID)のメリットとして、手を使わずにiPhoneのロックを解除できる点が挙げられます。買い物袋を持っている時や手袋をしている時、あるいは手が使えない状況でも、顔を向けるだけでデバイスを解除できます。
ハンズフリーは指紋認証のiPhoneにはない特徴・メリットで、毎回ホームボタンに指を当てる動作が面倒だと感じる場合には顔認証の方が便利だと感じるでしょう。
Touch IDセンサーが内蔵されていたホームボタンは、旧型iPhoneでは最も頻繁に使用される部品・パーツであり、そのため長年使っていると故障しやすい部分でもありました。
Face IDでは物理的なボタン自体が不要になり、このリスクが解消されました。デバイスの耐久性が向上し、よく消耗する部品がなくなったことでiPhoneの寿命・使える期間も延びています。
Face ID対応のiPhoneは単なる顔認証機能だけでなく、他にも多くの高性能な機能を備えています。iPhone 8やiPhone SEシリーズなどホームボタン搭載モデルと比べてバッテリー容量が大きく、より高度なカメラシステムを搭載し、全体的なパフォーマンスも向上しています。
参考までに、リファービッシュ品で人気のあるiPhone15シリーズと比較をすると、以下の通りスペックで差があります。
バッテリー容量:iPhone15モデルでは動画再生で最大20時間持続
カメラ:シングルカメラのSEシリーズと比較して、iPhone15モデルは4,800万画素のメインカメラと1,200万画素の超広角カメラを搭載
プロセッサ:iPhone15モデルは処理速度が優秀なA16チップを搭載
そのため、動画撮影やオンラインゲームなど高負荷な作業にも耐えられる機種を求めるユーザーにとって、顔認証対応iPhoneへのアップグレードは魅力的な選択肢となります。iPhone15シリーズのほか、より安価になっているiPhone14シリーズもおすすめです。
特にバッテリー容量が気になるユーザーにとって、端末・バッテリー自体が小さい指紋認証搭載モデルは持続時間が短いため要注意です。バッテリーの寿命・使える期間にも影響があるでしょう。
顔認証のiPhoneモデルは高性能ではありますが、利用時のデメリットもあり一部のユーザーにとって不評な特徴もあります。ホームボタン搭載のiPhoneや、指紋認証が可能なAndroidスマホを使っている方にとって不便に感じるかもしれません。
iPhoneの顔認証では、ユーザーがマスクや帽子を着用している際に認証されないことがあります。iPhone12シリーズ以降のFace IDはマスク・眼鏡着用でも認証されますが、眉毛の部位を認識していることから、帽子で隠れると正しく反応しません。
外出時によくマスクや帽子を着用している方は、顔認証させずに毎回帽子を外すといった面倒な対応も必要になるでしょう。
顔認証技術には、指紋認証と比べて悪用されやすいケースもあります。Face IDは高度な3Dマッピング技術を使用して偽装を防いでいますが、双子や家族などの似た顔立ちの人がデバイスのロックを解除できた事例もあります。
また、マルウェアによってiPhoneユーザーの顔の動画データが盗まれて、iPhoneのほか銀行口座への不正アクセスといった事例も報告されています。不審なアプリやWebサイトにはアクセスしないことが望ましいですが、安全性の高い顔認証でも悪用される可能性があります。
iPhoneの顔認証は、サイドボタンや画面内に指紋センサーを搭載したAndroidスマートフォンと比較すると不便だと感じるユーザーも多いです。
Androidデバイスでは顔認証と指紋認証の両方が使えるモデルも多く、指紋センサーを使ってワンタッチで素早くロック解除でき、スマホが平らな場所に置かれている場合や持ちにくい角度で保持している場合でも問題ありません。顔認証と指紋認証の使い分けがiPhoneでも実現できるとより良いですが、現状ではどちらの生体認証しか対応していません。
顔認証(Face ID)対応のiPhoneモデルが一般的になっている一方で、ホームボタン搭載のSEシリーズがBack Market(バックマーケット)のリファービッシュ品で特に人気です。指紋認証の良さや需要が高い理由について、改めて確認します。
ホームボタンは直感的な操作が可能で、画面を表示させるほかダブルクリックや長押しでアプリや機能をすぐ起動できます。
顔認証のiPhoneモデルはスワイプやジェスチャーで様々な操作が可能ですが、物理的なボタンの方がシンプルで分かりやすいといった安心感もあります。ガラケーからスマホへの乗り換え・買い替えをしたい方でも、指紋認証のiPhoneが使いやすく感じるでしょう。
最近のスマホは端末が大きく、片手での操作がしづらいといったレビューが多いです。また、顔認証ではディスプレイに顔を向ける手間や一定の角度でスマホを持つ必要があり、そのため特定の状況では不便さを感じることがあります。
対して指紋認証対応のiPhoneは、画面を見ずにスムーズにロック解除できます。片手でのスクロール・タップ操作もしやすく、手が小さいお子様向けのスマホでもおすすめです。
ホームボタンの需要が高いことから、仮想ホームボタンを画面に表示させるAssistiveTouchという機能もiPhoneにはあります。AssistiveTouchをオンにすることでホームボタンが表示できるほか、シングルタップやダブルタップ、長押しなど特定の動作に対する機能の割り当ても可能です。
物理的なホームボタンと比較して操作性は異なりますが、ホームボタンが壊れたりジェスチャー操作に慣れない方にとって仮想ホームボタンが役立ちます。
iPhone 7やiPhone SE(第1世代)など古いモデルを長期間使うと、ホームボタンの動作不良など故障も見られます。正常に起動しない原因を確認したり、故障の場合には修理よりリファービッシュ品の買い替えを検討してみるといいでしょう。
ホームボタンが作動しない場合には、いったん端末のシャットダウン・再起動で様子を見ることをおすすめします。物理的な不具合以外にも、ソフトウェアでの問題が発生している可能性もあるため、異常やバグを再起動で修正されるかどうか確認するといいでしょう。
また、再起動のほかiOSのバージョンが古い場合にはアップデートが推奨されます。iOSのアップデートは機能の追加だけでなく、報告・確認されたバグの修正も含まれるため、常に最新の状態にしておくと良いですね。
ホームボタンの不具合は故障以外にも原因があり、ユーザーの指やホームボタンの汚れも影響します。
指先が濡れていると正常に認証されない
ホームボタンの汚れもエラーの原因になる
保護フィルムがホームボタンを覆っているのも原因の一つ
といったケースも想定されるため、念のため確認しておくといいでしょう。
ホームボタンが完全に壊れている場合には修理も検討されるかと思いますが、型落ちモデルであるiPhone SE(第2・第3世代)は、リファービッシュ品だと比較的安価で購入しやすいです。また、長年同じ機種を使っている場合にはバッテリーの劣化もあるため、機種自体を買い直す方が良いでしょう。
バックマーケットのリファービッシュ品は新品と同等の動作が確認された上で販売しており、1年間の動作保証は30日間の返金保証、バッテリー容量保証もあり安心です。気になる方は、リファービッシュ品のiPhoneラインナップから価格比較をしてみてはいかがでしょうか。
ホームボタン搭載の指紋認証が使えるiPhoneが欲しい場合には、iPhone SEシリーズの第2世代・第3世代がおすすめです。それより古い機種もリファービッシュ品で購入可能ですが、スペックの低さなどデメリットもあります。
iPhone 8やiPhone SE(第1世代)は、指紋認証を搭載した古いモデルです。これらのデバイスは発売当時には優れた選択肢でしたが、現在ではハードウェアやソフトウェアのサポートが限られており、性能不足が目立ちます。
プロセッサ性能が低い(オンラインゲームなどで動作が重いことも)
バッテリー持続時間が短い(iPhone 8・SE1は動画再生で最大13時間)
最新のiOSバージョンに非対応
などの特徴があり、メインスマホで使うにはスペック不足が懸念されます。iPhone SE1は2016年、iPhone 8は2017年リリースと発売から時間が経過しているため、機能制限やセキュリティでの不安もあります。ただ、スマホ2台持ちで運用したいユーザーにとって、1〜2万円の価格帯でサブスマホを安く購入できるメリットもあるでしょう。
手頃な価格でホームボタン付きのiPhoneを探していて、最低限のスペックを求めるなら第2世代のiPhone SEがおすすめです。iPhone SE(第2世代)はA13 Bionicチップ(iPhone 11と同じプロセッサ)を搭載しており、5Gには対応していませんがWi-Fi 6やBluetooth 5.0をサポートしており、無線接続性能は問題ありません。
価格重視で最新機能にこだわらない方には、コストパフォーマンスに優れた選択肢だと言えます。リファービッシュ品のiPhone SE(第2世代)は1万円台で購入できる機種も多く、2024年11月時点ではiOSのアップデートサポートの対象になっているため、ライトユーザー向けの機種で適しています。
もう少し高い性能を求めるものの、高額な出費は避けたい方にはiPhone SE(第3世代)がおすすめです。iPhone SE(第3世代)はA15 Bionicチップ(iPhone13シリーズと同じプロセッサ)を搭載しており、中価格帯ながらハイエンドなパフォーマンスを提供します。詳しくはiPhone SE(第3世代・第2世代)の違いもご参考ください。
SE3では5Gにも対応しているため、高速ネットワークにも対応し将来的な安心感があります。また、バッテリー持続時間も多少延びているため、外出先でiPhoneを使う機会が多いユーザーにも適しています。バックマーケットのリファービッシュ品なら3万円台で購入できますので、指紋認証(ホームボタン)が使えるモデルの中で最も性能が良い機種を選ぶならSE3から検討してみるといいでしょう。
コンテンツクリエーターとして6年の経験を持ち、以前はゲーム業界で活動していました。BackMarketの目標である、リファービッシュ品の普及と「新しい」の再定義に貢献することをミッションとして掲げます。整備済製品の魅力やデバイス選定のポイントなど、役立つ情報を今後も提供していきます。