iPhone16 カメラ性能

iPhone16のカメラ性能を解説!使いやすさやカメラコントロールボタンの評価は?

2025年3月8日


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Sun

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BackMarket コンテンツクリエーター

iPhone16シリーズのカメラスペックでは様々な改善があり、Pro・Pro Maxモデルだけでなく下位モデルの性能も向上しています。加えて、全機種で導入されたカメラコントロールボタンではシャッターのほかズーム調整などが可能です。ただ、iPhone15シリーズと比べてあまりアップグレードされていない点やデメリットもありますので、iPhone16シリーズのカメラ性能について全体的なレビューを確認しておくといいでしょう。

iPhone16シリーズのカメラ性能概要・メリットとデメリット

はじめに、iPhone16シリーズのカメラ性能についてメリットとデメリットから解説します。全体的な評価ではポジティブなレビューも多いですが、iPhone15シリーズと比べるとそこまで変わりないといった口コミも見受けられます。

iPhone16シリーズのカメラ性能に関する良い評判・メリット

iPhone16シリーズの発表・Keynoteではカメラ性能の改善が特に注目されていましたが、iPhoneユーザーの期待を裏切らない新機能が追加されました。

具体的には以下の通り、下位モデルのマクロ撮影・空間ビデオ撮影や上位モデルの4,800万画素超広角カメラ、Proモデルの最大5倍ズームのほか、全機種で対応したカメラコントロールボタンがメリットと言えます。

比較項目

カメラ性能のメリット

下位モデルのメインカメラ

Fusionカメラの変更によりマクロ撮影・空間ビデオ撮影などに対応

上位モデルの超広角カメラ

画素数が4,800万画素に向上

ズーム性能

Proモデルも最大5倍の光学ズームに対応

カメラコントロールボタンの搭載

物理的なボタンでシャッター・ズーム調整が可能に

iPhone16シリーズでは、下位モデル(iPhone16・iPhone16 Plus)と上位モデル(iPhone16 Pro・iPhone16 Pro Max)でそれぞれカメラ性能が異なります。これまでのiPhoneシリーズでは上位モデルのカメラ性能が高い傾向もありましたが、iPhone16シリーズでは下位モデルとの性能差があまりなく、無印モデルやPlusモデルでも充分な撮影スペックがあります。

各モデルの詳しい情報については、iPhone16シリーズのモデル比較をご参照ください。 また、iPhone16シリーズを少しでも安く購入するなら新品より

iPhone16シリーズのカメラ性能に関する悪い評判・デメリット

一方で、カメラスペックに関するデメリットや気になるポイントもあり、新機能のカメラコントロールボタンでは機能性で賛否あります。

比較項目

カメラ性能のデメリット

カメラの出っ張り

特にiPhone16 Pro・Pro Maxの出っ張りが目立つ(4.4mmほど)

全体的な実用性・機能性

普段使いの写真・動画撮影で活かせる追加機能が少ない

iPhone15 Pro・Pro Maxモデルとの比較

超広角カメラの画素数・Proモデルの5倍光学ズーム以外はあまり変わらず

カメラコントロールボタンの使いやすさ

ボタンの位置が悪い・操作性などで不評

iPhone15 Pro・Pro Maxではカメラの出っ張りが気になっていた部分ですが、iPhone16 Pro・Pro Maxでは0.5mmほど長くなり、カメラレンズの保護カバーがより重要となりました。

また、上位モデルは正直なところiPhone15シリーズでも充分な性能で、超広角カメラの画素数とProモデルの5倍光学ズームで大きな差を感じることがなければ型落ちモデルのカメラでも充分です。

iPhone16とiPhone16 Plusのカメラ性能

iPhone16シリーズのカメラ性能について、まずは下位モデルから詳しく見ていきます。iPhone16とiPhone16 Plusのカメラスペックは同じで、各機種はディスプレイサイズや端末の大きさ、バッテリー容量の違いがあります。詳しくはiPhone16のレビューiPhone16 Plusのスペック評価をご参考ください。

iPhone16・iPhone16 Plusのカメラスペック概要

下位モデルの全体的なカメラ性能について、以下表でまとめました。iPhone16シリーズよりメインカメラの名称が、広角カメラからFusionカメラに変更されています。

iPhone16・iPhone16 Plusのカメラ性能

詳細

画素数(アウトカメラ)

Fusionカメラ:48MP(4,800万画素) ƒ/1.6

超広角カメラ:12MP(1,200万画素)ƒ/2.2

画素数(インカメラ)

12MP(1,200万画素)

カメラの数

前面1つ・背面2つ

写真撮影

センサーシフト光学式手ぶれ補正・フォトニックエンジン・スマートHDR 5・次世代のポートレート・最新世代のフォトグラフスタイル・ナイトモード・マクロ写真撮影・空間写真撮影など

動画撮影

4Kビデオ撮影・1080p HDビデオ撮影・アクションモード搭載・空間ビデオ撮影・マクロビデオ撮影・オーディオミックス機能など

ズーム

最大10倍のデジタルズーム・最大2倍の光学ズームイン

これまでのiPhoneシリーズと同様、下位モデルは望遠カメラのないデュアルカメラシステムを採用しています。そのため、光学ズームは最大2倍に限られますがFusionカメラの搭載により精度が上がっています。

iPhone16・iPhone16 Plusで追加されたカメラ機能・改善点

下位モデルのカメラ性能では、超広角カメラの絞り値が変わったことやカメラの並びが縦配置に変更されたことで、上位モデル限定だったマクロ撮影・空間ビデオ撮影に対応しました。

iPohne16・iPhone16 Plusの改善点

詳細

超広角カメラの比較

絞り値が向上したことで暗いシーンでの撮影性能が改善

追加機能・アップグレード

最新世代のフォトグラフスタイル・マクロ撮影や空間写真(ビデオ)撮影に対応

カメラの配置・並び

斜め配置から縦配置に変更

また、iPhone16シリーズ共通で最新世代のフォトグラフスタイルも利用可能です。従来の写真編集機能ではフィルタが使えましたが、その代替となる機能で、クールローズやニュートラルなどスタイルの選択肢が増えて個々のトーンや色を微調整でき、写真の外観に対するコントロールがより向上しています。

iPhone16 ProとiPhone16 Pro Maxのカメラ性能

一方で、iPhone16 ProとiPhone16 Pro Maxは光学ズーム性能が同じになったことでカメラ性能の違いがなくなりました。

Pro・Pro MaxモデルはA18 Proチップのプロセッサが高性能で、バッテリー容量も改善されたため写真や動画撮影により特化したモデルと言えます。全体的なスペックではiPhone16 ProのレビューiPhone16 Pro Maxの解説ページで取り上げています。

iPhone16 Pro・iPhone16 Pro Maxのカメラスペック概要

上位モデルのカメラ性能について、全体的なスペックは以下の通りです。過去モデルと同様、Pro・Pro Max機種は望遠カメラを含むトリプルカメラシステムとなります。

iPhone16 Pro・iPhone16 Pro Maxのカメラ性能

詳細

画素数(アウトカメラ)

Fusinoカメラ:48MP(4,800万画素) ƒ/1.78

超広角カメラ:48MP(4,800万画素) ƒ/2.2

望遠カメラ:12MP(1,200万画素)ƒ/2.8

画素数(インカメラ)

12MP(1,200万画素)

カメラの数

前面1つ・背面3つ

写真撮影

第2世代のセンサーシフト光学式手ぶれ補正・フォトニックエンジン・スマートHDR 5・次世代のポートレート・最新世代のフォトグラフスタイル・ナイトモード・ナイトモードのポートレートモード・48MPのマクロ写真撮影・空間写真撮影・Apple ProRAWなど

動画撮影

4Kビデオ撮影(最大120fps)・1080p HDビデオ撮影・アクションモード搭載・空間ビデオ撮影・マクロビデオ撮影・Apple ProRes(プロレズ)・ Log撮影・4Kドルビービジョンのスローモーションビデオ撮影・スタジオ品質の4マイクアレイ・オーディオミックス機能など

ズーム

最大25倍のデジタルズーム・最大5倍の光学ズーム

下位モデルと比べたiPhone16 Pro・Pro Maxのカメラでできること

下位モデル(iPhone16・iPhone16 Plus)と比較して、上位モデルのカメラ性能で優れている点を以下でまとめました。

iPhone16 Pro・iPhone16 Pro Maxでできること

詳細

超広角カメラの画素数

1,2000万画素から4,800万画素に向上

望遠カメラの搭載

最大5倍の光学ズームが使える

写真撮影

光学式手ぶれ補正の改善・ナイトモードでのポートレート撮影・Apple ProRAW・4,800万画素のマクロ撮影など

動画撮影

最大120fpsの4Kドルビービジョン対応動画撮影・ProResビデオ撮影・Logビデオ撮影・スタジオ品質の4マイクアレイなど

動画撮影に関してiPhone16 Pro・Pro Maxモデルがより特化しており、クリエイター向けのカメラデバイスとして高く評価されています。また、iPhone16シリーズのストレージ容量では上位機種で最大1TBまで選択できるため、端末に多くの動画データを保存できます。

ただ、超広角カメラの画素数や光学ズームの違いについてあまり感じないiPhoneユーザーも多く、下位モデルでも充分な撮影スペックだと言えます。

iPhone16の新機能:カメラコントロールボタンのレビュー

上記のカメラ性能に加えて、iPhone16シリーズではカメラコントロールボタンの搭載が注目されます。物理的なボタンでシャッターを切ったり、スライド操作によるズーム調節が可能です。

カメラコントロールボタンのクリック操作

iPhone16シリーズのカメラコントロールボタンは、タッチセンサーと呼ばれるような静電容量式ボタンになっており、端末の側面下部(右側)にあります。クリック操作でできることは以下の通りで、カメラの起動や撮影がより簡単になりました。

  • クリック:タッチするだけで、ホーム画面を経由せずにすぐにカメラアプリを起動できます。

  • ロック画面での長押し:同様にカメラアプリを起動できます。

  • クリック(カメラを起動した状態):即座に写真を撮影し、迅速かつ効率的に写真を撮ることができます。

  • 長押し(カメラを起動した状態):ボタンを押し続ける間、ビデオ録画がされます。

ロック画面からでもすぐにカメラアプリを起動できるのは大きなメリットで、すぐに撮影したい状況やランチやディナー、友達との写真などスマートに行えます。

カメラコントロールボタンのスワイプ操作

カメラコントロールボタンのスワイプ機能により、ユーザーはメニューに入ることなく簡単にカメラ設定を調整できます。

  • ズーム倍率の変更:初期設定のスワイプではズーム機能の調整が可能です。

  • ダブルタップでのメニュー変更:2回軽く押すことでメニューオーバーレイが開き、露出操作や被写界深度、フォトグラフスタイルなど様々な写真撮影コントロールを選択できます。

ズームのほか露出やトーンなどの調整も、カメラコントロールボタンで全て操作可能です。スライドで撮影したいフォトグラフスタイルを選びやすく、Proシリーズでは望遠カメラとの切り替えでも便利です。

カメラコントロールボタンの使い勝手・メリットとデメリット

カメラの起動ではアクションボタンも便利でしたが、カメラコントロールボタンは撮影時の操作・調整でも活用できます。普段からiPhoneのカメラを多用したり、キレイにiPhoneで撮影する方法を実践したいユーザーにとってiPhone16シリーズのカメラ性能はおすすめです。

ただ、カメラコントロールボタンに関してネガティブな口コミもあり、以下のような注意点を知っておくといいでしょう。

  • 感度やボタン位置に関する問題:一部のユーザーはボタンの感度がよく分からず、スライドやダブルタップがしづらいといったレビューがあります。また、横向きでの撮影がしづらい(ボタンの位置が遠い)口コミもあります。

  • 多機能過ぎて使いづらい:様々なメニュー・機能をボタンで使えるための学習期間が必要かもしれません。

  • ケースとの互換性: 一部のスマホケースはボタンにうまく対応できない場合があり、誤作動などの不具合も考えられます。

端末側面の下にあるカメラコントロールボタンは、アクションボタンとは逆側になるため混同することはあまりないですが、端末を持つ部分に近いため間違えてカメラアプリを起動・撮影するといったことも想定されます。

iPhone16とiPhone15シリーズのカメラ性能を比較

iPhone16シリーズとのカメラ性能比較で、iPhone15シリーズのスペックも見ていきます。注目される比較ポイントは以下の通りで、画素数やズーム性能の違いがあります。

カメラ性能の比較

iPhone16シリーズ

iPhone15シリーズ

超広角カメラの性能

Pro・Pro Maxで4,800万画素

全機種で1,200万画素

光学ズームの性能

iPhone15 Pro Maxのみ最大5倍(Proモデルは最大3倍)

iPhone16 Pro・Pro Maxの両方で最大5倍

下位モデルの機能制限

マクロ撮影・空間ビデオ撮影などに対応

マクロ撮影・空間ビデオ撮影は非対応

そのほか、下位モデルの超広角カメラの絞り値やフォトグラフスタイルの機能性など違いがありますが、iPhone15シリーズのカメラでも幅広い撮影に対応します。

加えて、iPhone15シリーズでは以下のようなメリット・評価されているポイントがあり、型落ちモデルでもカメラ性能は充分です。カメラ性能でおすすめのiPhoneランキングでも紹介していますが、以下のようなメリットがあります。

  • メインカメラの画素数は同じ4,800万画素

  • iPhone15 Pro Maxの光学ズーム性能はiPhone16 Pro・Pro Maxと同じ5倍

  • USB-Cコネクタ対応で動画など大容量データの転送がしやすい

  • 全機種でダイナミックアイランドを搭載(撮影中でも通知をすぐ確認できる)

iPhone16シリーズでは下位モデルのマクロ撮影など改善はされていますが、革命的というよりも専門的なアップデートであり、ユーザーの特定のニーズや使用目的によって評価が分かれそうです。

カメラ性能自体、最新でなくても問題ない場合には安く購入できる型落ちモデルも検討するといいでしょう。全体的な性能を比較したい方は、iPhone16とiPhone15シリーズの違いもご確認ください。

iPhone16シリーズのカメラ性能に関するレビューまとめ

iPhone16シリーズのカメラスペック・レビューについて一通り解説しましたが、おすすめポイントや評価点を最後にまとめました。

下位モデルは改善点が多くクリエイター向けの端末でも充分活用

歴代のiPhoneシリーズでは総じて、上位機種の方がカメラ性能に特化しており下位機種は劣っている印象でしたが、iPhone16シリーズでは無印モデル・Plusモデルのカメラでできることが増えました。

クリエイター向けのマクロ撮影や空間写真・ビデオ撮影に対応したほか、カメラコントロールボタンも下位機種で搭載されたことから、望遠カメラがなくてもキレイな写真・動画を撮影できます。iPhone16 ProはiPhone16 Pro Maxはプロセッサやカラーデザインなど好評ですが、安く購入することを重視するなら下位機種もおすすめです。

👉iPhone16シリーズの色・人気カラーを解説!

上位モデルはiPhone15 Pro・Pro Maxとあまり変わらないカメラ性能

一方でiPhone16 Pro・Pro Maxモデルは、4,800万画素の超広角カメラやより改善されたビデオ撮影機能など進化はしていますが、明確な新機能はカメラコントロールボタン以外は特に確認されていません。

そのカメラコントロールボタンはユーザーレビューでは賛否あり、必ずしも必要な機能ではないため、一世代前のiPhone15 Pro・Pro Maxモデルも再評価されています。型落ちモデルでも高性能で、アクションボタンが使えることからカメラの起動が便利です。詳しくはiPhone15シリーズのカメラ性能・解説ページもご参考ください。

iPhone16シリーズのカメラ性能が必要・おすすめなユーザーの特徴

2024年最新モデルのiPhone16シリーズについて、カメラ性能が魅力的で購入する価値があるユーザーの傾向は以下の通りです。

  • ビジネスシーンやクリエイター向けの動画制作・編集をしたい

  • カメラコントロールボタンを活用したい

  • Proモデルでも最大5倍の光学ズームを使いたい

カメラスペックにこだわりがあり、特に動画撮影についてオーディオ編集をしたり高画質でのスローモーション撮影などを想定している場合には上位モデルがおすすめです。また、iPhone16 Pro・Pro Maxは従来よりも画面サイズが多少大きくなっており、カメラ撮影の利便性も向上しています。詳しくはiPhoneシリーズのサイズ比較でも解説しています。

型落ちモデルのリファービッシュ品でも高性能なカメラが使える!

iPhoneシリーズのカメラは年々ハイスペックになっているものの、価格の高さが大きなデメリットに感じて購入を諦める方もいるでしょう。iPhoneが高い理由として、円安の影響や物価高もあり下位モデルでも10〜15万円の価格帯となります。

予算に見合うiPhoneを購入するなら、新品だけでなくリファービッシュ品(整備済製品)も比較してみるといいでしょう。Back Market(バックマーケット)で販売しているリファービッシュ品は定価より安いだけでなく、品質の高さでも安心できます。

👉リファービッシュ品と中古品の違いを詳しく!

型落ちモデルのiPhoneをお得に購入する方法でも、海外ではリファービッシュ品がより浸透しています。新品と同等の動作が確認された上で出荷しているほか、環境保全にも大きく貢献できることから今後も需要が高まります。

また、iPhone16シリーズの発売日・リリース以降ではiPhone15やiPhone14シリーズの価格が下がったこともあり、より購入しやすくなりました。iPhone14シリーズのカメラ性能など、数世代前のスペックでも性能が高いので気になる方は型落ちモデルも比較してみてはいかがでしょうか。

Sun

筆者:SunBackMarket コンテンツクリエーター

コンテンツクリエーターとして7年の経験を持ち、以前はゲーム業界で活動していました。BackMarketの目標である、リファービッシュ品の普及と「新しい」の再定義に貢献することをミッションとして掲げます。整備済製品の魅力やデバイス選定のポイントなど、役立つ情報を今後も提供していきます。

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