iPhone16シリーズの比較

iPhone16シリーズの比較・各種類の違いを解説【おすすめモデルは?】

2024年10月7日に更新済み

iPhone16シリーズの比較では、各モデルの種類を理解することが重要です。下位モデル(iPhone16・iPhone16 Plus)と上位モデル(iPhone16 Pro・iPhone16 Pro Max)ではそれぞれ違いがあり、価格のほかスペックや特徴を把握した上で購入を検討するといいでしょう。iPhone16シリーズ全体の比較や、過去モデルとの違いもあわせて解説していますので、おすすめの機種を探してみてはいかがでしょうか。

yu mizuno

記事監修者:水野 裕

Back Market Japanの第1号社員・サプライチームリーダーとしてサイト内全ての商品を仕入れから販売、最適化まで管理。販売事業者との連携業務に従事しており、iPhoneなどのデバイスに関する専門知識はBack Market社内で最も精通している。業務経験と専門知識を活かし、正確で役立つ情報をご提供できるように努めている。 *監修記事一覧を確認

iPhone16シリーズの比較・違いに関する概要

はじめに、iPhone16シリーズに関する概要的な情報からご紹介します。iPhoneシリーズは毎年新作が発表されますが、2024年も最新モデルがリリースされました。

👉歴代iPhoneの種類やスペックを解説!

iPhone16シリーズの発売日・予約開始日について

iPhone16の発売日は、例年通りの時期(9月)になっています。具体的な日付は以下の通りで、2024年9月20日よりApple Storeなどで発売されました。

  • iPhone16シリーズに関する発表日:2024年9月10日

  • 予約開始日:2024年9月13日

  • 発売・リリース日:2024年9月20日

毎年開催される発表・KeynoteはiPhoneユーザーを中心に注目されており、iPhone16シリーズの発表・Keynoteでは新しいAI機能であるApple Intelligenceが特に話題になっています。

iPhone16シリーズの4つのモデル・種類(ラインナップ)

iPhone16シリーズのスペックや性能の違いについて以下でも詳しく解説しますが、4種類あるモデルがどのような特徴なのか、概要を把握するといいでしょう。iPhone15シリーズの種類に引き続き、iPhone16シリーズでは無印モデルとPlusモデル、ProモデルとPro Maxといった同じラインナップです。

モデルの種類(レビュー関連ページ)

概要と特徴

iPhone16のレビュー

最も安いモデルで、重量も170gと軽く片手で操作しやすい。

iPhone16 Plusのレビュー

無印モデルと同等の性能で、画面サイズが6.7インチと大きくバッテリー持続時間も長い。

iPhone16 Proのレビュー

6.3インチの画面サイズでプロセッサ・カメラが高性能。

iPhone16 Pro Maxのレビュー

6.9インチの大画面モデルでプロセッサ・カメラの性能が良いほか、バッテリー容量も最も大きいものの高額になっているモデル。

各モデルの概要・特徴は上記の通りで、性能や画面・端末サイズのほか価格も重要な比較ポイントです。iPhone16が最も安く、iPhoone16 Pro Maxが最も高額となります。

価格に関して別途解説していますが、iPhone16シリーズは全体的に高く無印モデルでも124,800円〜の価格帯です。最新機種を購入したいものの予算が合わない...という場合には、型落ちモデルをリファービッシュ品で安く購入するのも手です。

iPhone16シリーズのスペック・性能比較

iPhone16シリーズの各機種について、全体的なスペックを以下で比較しました。メモリ(RAM)や広角カメラの画素数など全モデルで共通している仕様もありますが、それぞれ異なる特徴があります。

 

iPhone16

iPhone16 Plus

iPhone16 Pro

iPhone16 Pro Max

ディスプレイサイズ・リフレッシュノート

6.1インチ・最大60Hz

6.7インチ・最大60Hz

6.3インチ・最大120Hz

6.9インチ・最大120Hz

解像度

2556 x 1179 (460 ppi)

2796 x 1290 (460 ppi)

2622 x 1206 (460 ppi)

2868 x 1320 (460 ppi)

本体サイズ

高さ: 147.6 mm 幅: 71.6 mm 厚さ: 7.8 mm 重量: 170g

高さ: 160.9 mm 幅: 77.8 mm 厚さ: 7.8 mm 重量: 199g

高さ: 149.6 mm 幅: 71.5 mm 厚さ: 8.25 mm 重量: 199g

高さ: 163.0 mm 幅: 77.6 mm 厚さ: 8.25 mm 重量: 227g

メモリ(RAM)

8 GB

8 GB

8 GB

8 GB

ストレージ容量

128/256/512 GB

128/256/512 GB

128/256/512GB/1TB

256/512GB/1TB

プロセッサ

A18

A18

A18 Pro

A18 Pro

カメラ

広角カメラ:4,800万画素 超広角カメラ:1,200万画素

広角カメラ:4,800万画素 超広角カメラ:1,200万画素

広角カメラ:4,800万画素

超広角カメラ:4,800万画素

望遠カメラ:1,200万画素

広角カメラ:4,800万画素

超広角カメラ:4,800万画素

望遠カメラ:1,200万画素

バッテリー性能

3561mAh(動画再生時間目安:22時間)

4674mAh(動画再生時間目安:27時間)

3582mAh(動画再生時間目安:27時間)

4685mAh(動画再生時間目安:33時間)

カラー

ブラック・ホワイト・ピンク・ティール・ウルトラマリン

ブラック・ホワイト・ピンク・ティール・ウルトラマリン

ブラックチタニウム・ホワイトチタニウム・ナチュラルチタニウム・デザートチタニウム

ブラックチタニウム・ホワイトチタニウム・ナチュラルチタニウム・デザートチタニウム

iPhone16シリーズの新機能・iPhone15モデルとの比較

iPhone16シリーズのモデル比較をする前に、全機種で搭載された新機能や前モデルであるiPhone15シリーズとの違いを見ていきます。詳しくはiPhone16とiPhone15シリーズの比較でも解説していますが、全体的なスペックではiPhone16シリーズの方が良いですが、Pro・Pro MaxモデルではiPhone15シリーズも人気です。

iPhone16シリーズでは全機種でアクションボタン・カメラコントロールボタンを搭載

iPhone16シリーズで大きく変わった点では、物理的なボタンがあります。これまでiPhone15 ProモデルiPhone15 Pro Maxモデルだけ搭載されていたアクションボタンが、iPhone16シリーズでは全機種で対応しました。アクションボタンはカメラなどアプリの起動に役立つもので、日常的な操作で活用されます。

加えて、iPhone16シリーズではカメラコントロールボタンも端末右側の側面に追加されており、クリックやスライドでシャッターやズーム調整が可能です。カメラコントロールボタンでは使い勝手の悪さなどネガティブなレビューもありますが、写真や動画撮影をよくするiPhoneユーザーにとって有用でしょう。

iPhone15シリーズよりiPhone16シリーズの方が優れている性能ポイント

そのほか、新機能を含めiPhone15よりiPhone16シリーズの方が改善されているポイントをまとめました。

比較ポイント

iPhone16の新機能・優れている点

プロセッサ

A18・A18 Proの高性能なチップを搭載

下位モデルのメモリは6GBから8GBに増える

カメラ性能

下位モデルでマクロ撮影・空間ビデオ撮影に対応

上位モデルの超広角カメラは4,800万画素にアップ

バッテリー容量

全ての機種でバッテリー持続時間が長くなる

ディスプレイサイズ

上位モデルの画面サイズが従来より0.2インチ大きくなる

Apple Intelligence

iPhone16では全機種でAI機能に対応(日本では2025年以降に実装)

最新世代のプロセッサが使われているほか、下位モデルのカメラ性能が向上していたりバッテリー持続時間が延びているのも高評価です。また、iPhone16シリーズでは全てのモデルでApple Intelligenceに対応しています。

Apple IntelligenceはiPhone15 Pro・Pro Maxも対応

iPhone16シリーズへの乗り換えを検討しているユーザーの中で、Apple Intelligenceがどれだけ役立つか気になる方も多いでしょう。Apple IntelligenceはAppleが開発したAI機能で、以下のような用途で使えます。

  • メッセージ送信やメールの返信で文章の要約や修正に自動対応

  • オリジナルの画像・動画を制作

  • より正確で自然なSiriとのコミュニケーション

日本での実装は2025年以降と遅くなりますが、プライベートだけでなくビジネスシーンでも利用価値の高いAIツールは必見です。

また、Apple IntelligenceはiPhone16シリーズだけでなく、A17 Proチップを搭載しているとiPhone15 Pro Maxにも対応しています。新品だと高額なProシリーズでも、Back Market(バックマーケット)のリファービッシュ品なら型落ちモデルを中心にお得な価格で販売しています。Apple Intelligence対応の機種が欲しい方は、ぜひチェックしてみてください!

iPhone16シリーズのデザイン・カラーラインナップの比較

iPhone16のデザインや色の種類について、下位モデルと上位モデルでそれぞれ異なります。ユーザーの個性や好みによって評価が分かれますが、どちらも良さがあります。

iPhone16シリーズのデザイン(下位モデルと上位モデルの違い)

iPhone16シリーズのデザインについて、下位モデルと上位モデルは以下のような傾向があります。カラー以外はiPhone15シリーズと同じ特徴で、無印モデルとPlusモデルはアルミ素材がフレームで使われているのに対し、Pro・Pro Maxは軽量で高強度のチタンフレームになっています。

デザイン比較

iPhone16・iPhone16 Plus

iPhone16 Pro・iPhone16 Pro Max

フレーム

アルミニウムフレーム

航空宇宙グレードのチタンフレーム

背面ガラス

カラーインフューズドガラス(光沢感がある)

マット仕上げのより耐久性のあるガラス

カラーの特徴

彩度の高い鮮やかな色

より洗練されたトーン・チタン仕上げのメタルカラー

iPhone16 Pro・Pro Maxは高級感・重厚感のある印象で、ビジネスシーンでも相応しいデザインです。一方でiPhone16・iPhone16 Plusはカラーの種類が以下の通り多く、個性的な外観を選びたい方におすすめです。

iPhone16シリーズの色・カラーラインナップの種類

iPhone16シリーズの色の種類は、下位モデルより5パターンと上位モデルで4パターンあります。iPhone15シリーズのカラーラインナップとよく比較されますが、特に下位モデルで違いがあります。

カラバリ比較

iPhone16・iPhone16 Plus

iPhone16 Pro・iPhone16 Pro Max

色の種類

ブラック・ホワイト・ピンク・ティール・ウルトラマリン

ブラックチタニウム・ホワイトチタニウム・デザートチタニウム・ナチュラルチタニウム

パステルカラーが特徴的なiPhone15・iPhone15 Plusとは異なり、iPhone16・iPhone16 Plusではビビットなピンクやウルトラマリンなど、主張の強いカラーが含まれています。また、定番色であるホワイトが追加されたほかミントグリーンが特徴的なティールも人気です。

上位モデルはチタン素材を活かしたカラーに統一されていますが、新たにデザートチタニウムが登場しました。過去のiPhoneシリーズで、ゴールドやローズ系のカラーが好きだったユーザーにとって好まれるような彩色になっています。

iPhone16シリーズの画面サイズ・端末の大きさを比較

iPhone16シリーズの各モデルを比較する上で、画面や端末のサイズも重要なポイントです。これまでのiPhoneシリーズでは2パターン程度の画面サイズに留まりましたが、iPhone16シリーズでは全機種で画面サイズが異なるため、用途や好むポイントに応じて選ぶことが重要です。

iPhone16シリーズの画面サイズ比較(全てのモデルで異なる)

画面サイズは以下の通りで、ピクセル密度自体はiPhone15シリーズと変わりないですが、Pro・Pro Maxモデルの画面が0.2インチ大きくなりました。

画面サイズ比較

画面サイズ

解像度

ピクセル密度

iPhone16

6.1インチ

2556 x 1179

460 ppi

iPhone16 Plus

6.7インチ

2796 x 1290

460 ppi

iPhone16 Pro

6.3インチ

2622 x 1206

460 ppi

iPhone16 Pro Max

6.9インチ

2868 x 1320

460 ppi

従来のiPhoneモデルの画面サイズでは無印とProモデルが6.1インチ、PlusモデルとPro Maxモデルが6.7インチが定番でしたが、iPhone16 Proは6.3インチ、iPhone16 Pro Maxは6.9インチに拡大されています。

iPhone16シリーズの端末サイズ・重量比較

端末サイズと重さも以下の通り、比較しました。最も軽いのが無印モデルの170gで、Pro Maxモデルは227gと最も重くなっています。

端末サイズ比較

寸法

重量

iPhone16

147.6 mm × 71.6 mm × 7.80 mm

170g

iPhone16 Plus

160.9 mm × 77.8 mm × 7.80 mm

199g

iPhone16 Pro

149.6 mm × 71.5 mm × 8.25 mm

199g

iPhone16 Pro Max

163.0 mm × 77.6 mm × 8.25 mm

227g

iPhone16 PlusとiPhone16 Proは同じ重さ(199g)になっており、端末自体はPlusモデルの方が大きいですが、Proモデルでは望遠カメラが追加されているため見た目よりも重くなっています。

iPhone16 Pro・Pro Maxは大きさ・重量がアップ

iPhone15 Pro・Pro Maxモデルと比較すると、iPhone16 Pro・Pro Maxモデルは端末の大きさ・重量が多少ですがアップしています。動画視聴やオンラインゲームをよくするiPhoneユーザーにとって、画面が大きくなること自体はポジティブな改良と言えますが、片手で扱いづらい端末といった印象も受けます。

iPhone14 miniが登場しなかった理由でも解説していますが、iPhoneに限らず最近のスマートフォンは多様化が進んでいることもあり、画面の大きいモデルが人気です。それでもコンパクトなスマホ機種は一定の需要があり、iPhoneシリーズでは2021年にリリースされたiPhone13 miniモデルが比較的高性能でおすすめです。

iPhone16シリーズのディスプレイ性能を比較

iPhoneシリーズではディスプレイ性能も注目されていますが、下位モデルと上位モデルで違いがあります。リフレッシュレートの高い機種を使いたいなら、iPhone16 Pro・Pro Maxモデルがおすすめです。

下位モデルと上位モデルの違い(常時表示ディスプレイ・リフレッシュレート)

Proシリーズは常時表示ディスプレイとProMotionテクノロジーを備えており、下位モデルとのディスプレイ性能より優れています。常時表示ディスプレイは、iPhone端末がロックされた状態でも暗い画面に日付やカレンダー、通知などが表示され続ける機能で常に必要な情報をチェックできるメリットがあります。

Pro・Pro Maxではリフレッシュレートも高く、最大120Hzのアダプティブリフレッシュレートで滑らかな画面の動きが特徴的です。アプリゲームをよくするユーザーや、映画やドラマなど動画コンテンツの視聴機会が多い方にとって高いリフレッシュレートは魅力的です。

対して無印・Plusモデルには常時表示ディスプレイに非対応で、60Hzのリフレッシュレートを維持しています。iPhone16シリーズでは下位モデルのリフレッシュレート改善も期待されましたが、実現されませんでした。

下位モデルと上位モデルの共通点(最大輝度・ダイナミックアイランド)

ただ、常時表示ディスプレイとリフレッシュレート以外は同じようなスペックで、下位モデルでも以下の通り最大輝度の高さやダイナミックアイランドの搭載で評価されています。

  • 最大輝度:屋外のピーク輝度は共通で2,000ニト

  • 全機種でダイナミックアイランドを搭載

  • 全機種で最新世代のCeramic Shieldを搭載

また、iPhone16シリーズでは最新世代のCeramic Shield(セラミックシールド)が使われており、画面の耐久性がより上がっています。ある程度の高さからの落下では耐えられず画面が割れる可能性は高いですが、これまで以上に頑丈になっているためiPhoneの寿命・使える期間はより長くなるでしょう。

iPhone16シリーズのカメラ性能|下位モデルと上位モデルの違い

これまでのiPhoneシリーズでは、上位モデル(Pro・Pro Max)と比べて下位モデルの性能が劣る印象でしたが、iPhone16シリーズでは下位モデルのカメラスペックも改善されています。

カメラ性能の比較

iPhone16・iPhone16 Plus

iPhone16 Pro・iPhone16 Pro Max

カメラの数

デュアルカメラ

トリプルカメラ

メインカメラ(Fusionカメラ)の画素数

4,800万画素

4,800万画素

メインカメラの性能

センサーシフトの光学式手ぶれ補正

第2世代センサーシフト:光学式手ぶれ補正

広角カメラの画素数

1,200万画素

4,800万画素

写真撮影の機能

ナイトモード・最新世代のフォトグラフスタイル・マクロ写真撮影・空間写真撮影など

ナイトモード・ナイトモードでのポートレート・最新世代のフォトグラフスタイル・48MPマクロ写真撮影・空間写真撮影・Apple ProRAWなど

動画撮影の機能

最大4K・60fpsのビデオ撮影・空間ビデオ撮影・オーディオミックス機能など

最大4K・120fpsのProResビデオ撮影・Logビデオ撮影・空間ビデオ撮影・スタジオ品質の4マイクアレイ・オーディオミックス機能など

光学ズーム性能

2倍

5倍

デジタルズーム性能

最大10倍

最大25倍

カメラコントロールボタン

搭載

搭載

iPhone16シリーズ共通のカメラ機能では上記で紹介しましたカメラコントロールボタンのほか、最新世代のフォトグラフスタイルやマクロ写真・空間ビデオ撮影、オーディオミックスがあります。

iPhone16・iPhone16 Plusのカメラは斜め配置から縦配置に変わり、メインカメラがFusionカメラになったことで、これまで非対応だったマクロ写真・空間ビデオに対応しました。クリエイター向けの写真・動画撮影でも、無印やPlusモデルは充分に使えます。

より高精度なカメラを使いたいiPhoneユーザーは、iPhone16 Pro・Pro Maxが適しています。超広角カメラが4,800万画素に上がったことや、最大4K・120fpsのProResビデオ撮影にも対応しています。詳しくはiPhone16シリーズのカメラ性能でも解説していますので、カメラスペックの高さを重視する方はぜひご参考ください。

iPhone16シリーズのプロセッサ・CPU性能を比較

プロセッサや処理速度の性能に関して、iPhone16シリーズでは最新世代のチップを搭載しています。下位モデルはA18・上位モデルはA18 Proが使われており、GPUコア数も以下の通り異なります。

プロセッサ比較

プロセッサ

プロセス技術

CPUコア数

GPUコア数

Neural Engine

iPhone16・iPhone16 Plus

A18

3nm

6コア

5コア

16コア

iPhone16 Pro・iPhone16 Pro Max

A18 Pro

3nm

6コア

6コア

16コア

海外サイト(nanoreview.net)で掲載されているGeekbench 6のベンチマークスコアも、比較してみました。A18 Proチップ搭載の上位モデルが若干高い数値になっています。

ベンチマークスコア比較

iPhone16

iPhone16 Plus

iPhone16 Pro

iPhone16 Pro Max

Geekbench 6(シングルコア)

3192

3231

3337

3330

Geekbench 6(マルチコア)

7788

7849

8261

8346

処理速度がより改善され、動画編集や最新のオンラインゲームなど様々な用途でPro・Pro Maxが使えます。ただ、同世代のチップであることから下位モデルと上位モデルで大きなベンチマークスコアの差はありません。対してiPhone15シリーズでは、A16チップ(下位モデル)とA17 Proチップ(上位モデル)で、性能の差がより大きいです。

Web閲覧やSNSなどのアプリ利用、動画視聴など基本的な用途であれば、無印・Plusモデルでも問題ないスペックです。

iPhone16シリーズのバッテリー容量・持続時間比較

スマートフォンのスペックではバッテリー持ちも気になるポイントですが、iPhone16シリーズでは全体的にバッテリー持続時間が延びています。

👉iPhoneのバッテリー寿命の目安を解説!

iPhone16シリーズのバッテリー持続時間(前シリーズより大きく改善)

各モデルのバッテリー持続時間目安は以下の通りで、前シリーズから比較して動画再生で1〜4時間ほど長くなっています。

バッテリー持続時間の比較

動画再生

動画ストリーミング

オーディオ再生

iPhone16

最大22時間

最大18時間

最大80時間

iPhone16 Plus

最大27時間

最大24時間

最大100時間

iPhone16 Pro

最大27時間

最大22時間

最大85時間

iPhone16 Pro Max

最大33時間

最大29時間

最大105時間

特にiPhone16 Pro・iPhone16 Pro Maxモデルはバッテリー容量が増えており、動画再生で最大4時間延びています。iPhone16 Pro Maxは歴代機種の中でも最もバッテリー性能に優れており、動画再生で最大33時間持続します。

iPhone16シリーズの充電性能

充電性能に関してはiPhone16シリーズ共通で、20Wの高速充電に対応しています。充電スピードに関して若干の違いがあり、iPhone16とiPhone16 Proは30分で最大50%充電であるのに対し、iPhone16 PlusとiPhone16 Pro Maxはバッテリー容量が大きいことから35分で最大50%の仕様となっています。

また、iPhone15シリーズと比較してMagSafeでの充電スピードも改善されました。iPhone12シリーズ以降の機種では最大15Wに留まっていましたが、iPhone16シリーズでは最大25WのMagSafe充電に対応しています。ワイヤレス充電を普段から活用しているiPhoneユーザーにとって、利便性の良さで期待できるでしょう。

iPhone16シリーズの価格・ストレージ容量を比較

iPhone16シリーズの各モデルについてスペック・性能を中心にこれまで解説しましたが、価格の違いも確認しておきましょう。iPhone15の価格から据え置きになり、新品での購入が予算的に難しく感じる場合には型落ちモデルもおすすめです。

👉iPhoneが高い理由・世界各国の価格を比較!

iPhone16シリーズのリリース価格・ストレージ容量について

iPhone16シリーズの価格(Apple Store参考)は以下表の通りで、iPhone15シリーズと同水準です。ストレージ容量によって値段が異なりますが、iPhone16シリーズのストレージ容量もiPhone15シリーズと全く同じオプションとなりました。

価格比較

iPhone16

iPhone16 Plus

iPhone16 Pro

iPhone16 Pro Max

128GB

124,800円

139,800円

159,800円

-

256GB

139,800円

154,800円

174,800円

189,800円

512GB

169,800円

184,800円

204,800円

219,800円

1TB

-

-

234,800円

249,800円

最も安いiPhone16(128GB)では124,800円の価格で、1TBまでの容量になるとiPhone16 Pro Maxでは約25万円の価格帯まで上がります。

iPhone16シリーズよりコスパに優れたリファービッシュ品もおすすめ!

上記の価格を見て、スマホ・iPhoneの買い替えで出せる予算ではない...と感じる方は、最新の機種にこだわらず型落ちモデルのiPhoneもリファービッシュ品で見てみるといいでしょう。リファービッシュ品は中古品と異なり、専門家による検品やクリーニングのほか状態に応じた修理・部品交換も行います。

詳しくはリファービッシュ品と中古品の比較でも解説しており、価格が安いだけでなく品質面でも高く評価されています。iPhone15シリーズのほか、より安く購入できる型落ちモデルのiPhoneを多数揃えていますので、気になる方は価格をチェックしてみてください。

iPhone16シリーズの比較まとめ|各種類のメリット・デメリットは?

iPhone16シリーズの各種類について一通り確認した上で、それぞれのモデルを購入するメリットとデメリットをまとめました。用途や重視しているポイントに応じて、どの機種が適しているか確認してみてはいかがでしょうか。

iPhone16モデルの特徴・メリットとデメリットの比較

無印モデルのiPhone16はベーシックな性能ですが、アクションボタンやカメラコントロールボタンの搭載、Apple Intelligenceの対応など基本的なスペック・仕様は備わっています。

評価レビュー

メリット

デメリット

iPhone16

シリーズ内では価格が最も安い

軽くコンパクトな機種が欲しい方におすすめ

大画面のスマホが好みな方にとって合わない

望遠カメラ非搭載

バッテリー持続時間が比較的短い

加えて、価格の安さや端末の軽さがメリットで、大画面のスマホより扱いやすさを優先したいiPhoneユーザーにとって無印モデルがおすすめです。

👉iPhone16のレビュー・スペック解説はこちら!

iPhone16 Plusモデルの特徴・メリットとデメリットの比較

iPhone16 Plusモデルは、無印モデルと比べて画面が大きくバッテリー持続時間も長いです。Pro・Pro Maxと比べてスペックは下がり、無印モデルより高いため中途半端な機種として認識されがちですが、大画面モデルを安く購入したい方に適しています。

評価レビュー

メリット

デメリット

iPhone16 Plus

6.7インチの大画面モデル

カメラ性能は低くても問題ない方にとって安く買える

無印モデルと比べて重くなる

望遠カメラ非搭載

比較的人気のないモデル

iPhone16シリーズでは下位モデルの性能も上がり、Pro Maxモデルだとオーバースペックに感じる方はPlusモデルから選んでみるといいでしょう。

👉iPhone16 Plusのレビュー評価まとめ!

iPhone16 Proモデルの特徴・メリットとデメリットの比較

上位モデルのiPhone16 Proは、プロセッサが改善されたほかカメラ性能もiPhone16 Pro Maxと同等になった点で評価されています。iPhone15 Proモデルは光学ズームで最大3倍ですが、iPhone16 Proは最大5倍に上がりました。

評価レビュー

メリット

デメリット

iPhone16 Pro

プロセッサ性能が高く様々な用途に対応

望遠カメラの光学ズームが改善(最大5倍)

画面が大きくなったことで重量もアップ

iPhone15 Proと大きな性能さがない

6.3インチの画面サイズは動画視聴やアプリゲーム・カメラ撮影に適していますが、重量も増えた点がデメリットだと言えます。また、全体的な性能ではiPhone15 Proとあまり変わらず、光学ズームとカメラコントロールボタン以外は似たようなスペックです。

👉iPhone16 Proのレビュー・他モデルとの性能比較

iPhone16 Pro Maxモデルの特徴・メリットとデメリットの比較

ハイエンドモデルのiPhoneが欲しく、画面サイズが大きい端末を好むならiPhone16 Pro Maxがおすすめです。プロセッサ性能に優れているため、動画編集などクリエイティブな用途でも快適に使えます。

評価レビュー

メリット

デメリット

iPhone16 Pro Max

過去最大の画面サイズ(6.9インチ)

カメラ性能が高いほかバッテリー持続時間も長い

端末サイズが重く扱いづらい

シリーズ内で最も高額のモデル

デメリットとして挙げられることでは、端末の大きさ・重さがあります。片手では使いづらい端末サイズで、227gの重量だとポケットへの入れづらさも感じます。また、iPhone16シリーズ内では価格が最も高くなり、コストパフォーマンス面での不安もあります。

👉iPhone16 Pro Maxのレビュー解説・使いやすさ

iPhone16シリーズと過去モデルの比較・違いについて

iPhone16シリーズの各種類を比較した上で、スペック面でいらない機能が多かったり価格の高さが気になるユーザーは、過去モデルもあわせて検討してみるといいでしょう。iPhone15やiPhone14シリーズもリファービッシュ品では人気の機種で、それぞれ購入するメリットがあります。

iPhone16シリーズと比べたiPhone15シリーズのメリット

iPhone16シリーズは間違いなく過去最高のスペックを誇りますが、カメラコントロールボタンの使いづらさや価格の高さなどデメリットもあり、型落ちモデルのiPhone15シリーズを購入する選択肢もあります。

  • 同じUSB-Cコネクタ対応

  • 上位モデルのカメラ性能はiPhone16 Pro・Pro Maxとあまり変わらない

  • 下位モデルは値下げされて、リファービッシュ品はより安く購入できる

iPhone16とiPhone15シリーズの比較をした上で、スペックを下げて安く購入したい場合にはiPhone15シリーズがおすすめです。互換性の高いUSB-Cコネクタが使えるほか、iPhone16シリーズのリリース後に下位モデルの値下げがされているので買いやすくなっています。

iPhone16シリーズとiPhone14シリーズではどちらが人気?

2022年にリリースされたiPhone14シリーズも、リファービッシュ品でよく選ばれています。プロセッサ性能が下がり、Lightningコネクタのモデルになりますが以下のようなメリットがあり人気です。

  • 下位モデルのリファービッシュ品は10万円以下で購入できる

  • 上位モデルはアクションボタン搭載・メインカメラ性能も4,800万画素と高い

  • iPhone14シリーズのカラーではブルーやディープパープルなど人気色がある

コスパが良いほか、iPhone16シリーズで搭載されているアクションボタン・4,800万画素のメインカメラが使える点も良く、価格重視のユーザーにおすすめです。

iPhone16の顔認証が使いづらいユーザーはiPhone SE(第3世代)がおすすめ

また、iPhone16シリーズ全体のデメリットでは指紋認証(Touch ID)に対応していない点もあります。iPhoneとAndroidスマホの違いで、顔認証と指紋認証の両方に対応しているAndroid機種に対し、最近のiPhoneナンバリングモデルは顔認証のみと不便です。

ホームボタン搭載の指紋認証が使いたいiPhoneユーザーは、SEシリーズの機種がおすすめです。比較的性能の高いiPhone SE(第3世代)は人気で、iPhone14・iPhone14 Plusと同じA15チップを搭載しています。人気のiPhone機種ランキングでもiPhone SE3が紹介されており、リファービッシュ品ではより安くご購入いただけます。

Sun

筆者:SunBackMarket コンテンツクリエーター

コンテンツクリエーターとして6年の経験を持ち、以前はゲーム業界で活動していました。BackMarketの目標である、リファービッシュ品の普及と「新しい」の再定義に貢献することをミッションとして掲げます。整備済製品の魅力やデバイス選定のポイントなど、役立つ情報を今後も提供していきます。

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