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MacBookの寿命年数や買い替え時期の目安は?寿命の確認や延ばす方法も解説!

2024年7月25日に更新済み

MacBook AirやMacBook Proはデザイン性の良さだけでなく、性能の高さでも評価されているApple製品のノートパソコンです。ただ、同じMacBookモデルを長期間使っていると寿命を迎えているかどうか、劣化状況が気になるところです。また、新規でMacBookを購入したり買い替えを検討しているユーザーも、MacBookの寿命・耐用年数も知っておきたいですよね。そこで、こちらのページではMacBookの平均的な寿命や買い替え時期の目安、寿命を延ばす方法・対策などを一通り解説します!

yu mizuno

記事監修者:水野 裕

Back Market Japanの第1号社員・サプライチームリーダーとしてサイト内全ての商品を仕入れから販売、最適化まで管理。販売事業者との連携業務に従事しており、iPhoneなどのデバイスに関する専門知識はBack Market社内で最も精通している。業務経験と専門知識を活かし、正確で役立つ情報をご提供できるように努めている。 *監修記事一覧を確認

MacBookの平均寿命・いつまで使える?

ノートパソコンは決して安くない買い物で、特に高価になるMacBookではある程度の耐用年数に期待したいところです。実際、高性能なMacBookモデルは平均寿命として4年が一つの目安になり、長期間利用できます。

MacBookの寿命年数は4年|使い方によっては10年の耐用年数も

Appleの公式サイトより、各デバイスの耐用年数について以下の通り記載されています。

  • macOSやtvOSを搭載したデバイス(MacBook・iMACなど):4年

  • OS、iPadOSやwatchOSを搭載したデバイス(iPhone・iPadなど):3年

  • ほとんどのApple製品で、耐用年数が上記基準より長くなる

各ユーザーの使用状況データや評価基準を参考にすると、MacBookの平均寿命は4年でiPhoneの寿命・使える期間は3年であることが分かります。

ですが、同じiPhone機種を3年以上使っているユーザーもいるようで、MacBookの耐用年数は4年を超えることが多いです。Apple公式サイトでもほとんどのApple製品で基準よりも使用年数が長くなることが明記されていますので、ユーザーによっては10年近く使えることも想定されます。MacとWindows PCの違いでも解説していますが、MacBookは全体的に高性能で機種選びにて失敗しにくいメリットもあるでしょう。

ただし注意点として、MacBookの寿命目安はユーザーの使用状況によって異なります。メモリやハードディスクなど端末側の負荷が大きい作業を長時間行っていたり、バッテリーの充電回数が多いといったケースでは寿命が短くなる恐れもあります。

MacBook AirとMacBook Proで寿命に差がある?

MacBookの機種選びでは、MacBook AirとMacBook Proのどちらが良いかがよく悩むポイントです。MacBook AirとMacBook Proの違い・比較では、プロセッサ性能やディスプレイのスペックなどで差があり、動画編集やイラスト制作などクリエイティブな作業を想定している方はMacBook Proの方が適しています。

寿命・使える期間という観点では、MacBook AirとMacBook Proで同世代の機種を比較すると大きな差はありません。バッテリー持続時間の長いMacBook Proの方が耐用年数が長いことが推測されますが、M1・M2チップモデルのMacBookはバッテリー持続時間が大幅に伸びたことで、MacBook Airの寿命も充分に長いです。

MacBookで寿命を迎えているサイン・確認方法

MacBook AirやMacBook Proを現在お使いのユーザーで、使用年数が長く寿命が来ているかどうか不安に感じているケースもあるでしょう。買い替えのタイミングが分からない...という場合には、MacBookの充電回数や異常な動作の確認など、寿命を判断するポイントを見ておきましょう。

※以下の情報について、2024年7月時点での内容となります。

MacBookの充電回数(充放電回数)を確認

MacBookで寿命を迎えているかどうかを確認する上で、充電回数が明確な基準となります。Apple公式では「充放電回数」と呼んでおり、バッテリーの電力を使い切って0%からマックス100%まで充電した時点で1回とカウントした単位となります。

各MacBookでは充放電回数の基準が設定されており、大半のMacBookモデルでは1,000回となります。1,000回の充放電をすることで、バッテリーが消耗されたと判断されます。また、2009年モデルなどあまりに古い機種は500回や300回など充放電回数の基準が少なくなります。

※バッテリーの消耗=本来のバッテリー容量と比較して、80%を下回ることを意味します。

お使いのMacBookでも、充放電回数をご確認いただけます。MacBookの「システム情報」より、ハードウェアの項目から「電源」を選択することで、以下画像の通りバッテリーの状態が分かります。

MacBookのバッテリー情報

・参考:Mac ノートブックのバッテリーの充放電回数を調べる

例として、2019年モデルの13インチMacBook Proで充放電回数を確認したところ、719回と表示されています。1,000回の充放電回数を満たしておらず、状態も正常であるため寿命はまだ来ておらず問題ないことが伺えます。

仮に充放電回数が1,000回を超えていたり、状態で「修理サービス推奨」など表示された場合にはバッテリーの消耗が進んでいるため、MacBookの買い替えやバッテリー交換などの対応が必要となるでしょう。

最新のmacOSに対応していない

MacBookが最新のmacOSに対応していない場合、それは寿命を迎えているサインの一つです。Appleは定期的に新しいmacOSをリリースしますが、古いモデルはこれらの新しいバージョンに対応しなくなることがあります。

例えば、macOS 14 SonomaはMacBookの場合、2018年以降のモデルを対象にアップデートが可能です。それより前のMacBook機種では、macOS 13 VenturaやmacOS 12 Montereyなどが最新となります。直近のバージョンであれば問題ないですが、あまりに古いmacOSだとセキュリティリスクが増し、新しい機能やアプリケーションを利用できなくなるため、買い替えを検討する時期だと言えます。

そのため、以下でも買い替えでおすすめのMacBookモデルについて紹介していますが、今から購入する場合には2020年以降のモデルで、Apple製のシステムオンチップ(SoC)であるM1・M2・M3世代チップが推奨されます。性能の高さだけでなく、macOSのサポートが長期的に続くことからもおすすめです。

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ビンテージ製品に該当する

リリースからある程度経過したApple製品は、「ビンテージ」と「オブソリート」に分類されます。ビンテージ製品とは、販売が終了してから5年以上7年未満の製品を指します。この期間中は部品在庫がある限り、修理サービスを受けることができます。

一方、オブソリート製品は販売終了から7年以上経過したもので、Appleからのハードウェアサポートは提供されません。ビンテージ製品に該当する場合、それは寿命が近づいているサインと考えられます。MacBookの場合、2014年より以前のモデルがビンテージ製品になります。

👉歴代モデルのMacBook Air・MacBook Proを比較!

MacBookのストレージ容量に空きがない

ストレージ容量が常にいっぱいの場合、MacBookのパフォーマンスが低下し、寿命が近づいていると考えられます。また、古いMacBookモデルでは元々のストレージ容量が少なく、用途に合わないことから買い替えを検討するといいでしょう。

ストレージの空き容量を確認するには、Appleメニュー「このMacについて」を選び、情報ページからチェックができます。ストレージが不足している場合、不要なファイルやアプリケーションを削除するか、外部ストレージを利用して容量を確保することも推奨されます。

異音な熱など本体の異常な動作・不具合を確認

MacBookが異常な動作を示す場合も、寿命が近くなっている目安だと言えます。具体的には以下の事象が確認されると要注意です。

  • デバイスの異音:ファンの音が異常に大きい場合、内部の冷却システムに問題がある可能性があります。ファンが常に高速で回転している場合、CPUの負荷が高すぎるか、内部の通気が悪い可能性があります。

  • 過熱:MacBookが過熱している場合、冷却システムの効率が低下しているか、内部の埃が原因である可能性があります。定期的に内部を清掃し、通気を確保することが重要です。

  • パフォーマンスの低下:動作が遅くなったり、頻繁にクラッシュする場合、ハードウェアの劣化やソフトウェアの問題が原因である可能性があります。また、充電してもすぐに電池が切れるなどバッテリーの消耗も想定されます。

これらのサインを確認することで、MacBookが寿命を迎えているかどうかを判断できます。

MacBookの寿命(バッテリー寿命)を延ばす対策

MacBookに関する寿命の目安・確認方法だけでなく、これからMacBookを購入するユーザー向けに寿命を延ばすための対策も知っておきたいですよね。macOSのアップグレードが重要であるほか、バッテリーの消耗を抑えるための対策が効果的です。

常に最新のmacOSバージョンにしておく

MacBookの寿命を延ばすためには、macOSのバージョンを最新にする必要があります。macOSのアップデートは機能の追加だけでなく、セキュリティの改善やバグの修正、電力効率の最適化なども含まれます。

古いmacOSを使い続けるとパフォーマンスの低下や不具合など、寿命を短くしてしまうリスクが高くなります。OSのアップデートは見逃しがちですが、最新のOSバージョンに関する通知が来たら早めに対応しておくといいでしょう。

電力の節約(低電力モード)

MacBookのバッテリー消耗を抑える対策として、低電力モードがおすすめです。バッテリーの寿命を最適化させる手段として、システム設定の「バッテリー」項目より低電力モードをオンにします。

外出先で長時間MacBookで作業する際など、充電できない状況で低電力モードが役立ちます。ある程度使用しており充電回数が多い端末でも、電池持ちが良くなり快適に使えます。画面が多少暗くなりCPUの速度が下がるといったデメリットもありますが、充電回数を少なくしたい場合におすすめの機能です。

フル充電(100%)や完全放電(0%)を避ける(バッテリー充電の最適化)

低電力モードとは別で、MacBookのバッテリーオプションには「バッテリー充電の最適化」もあります。バッテリーの充電に関して、全く残量がない0%の状態や長時間フル充電で維持するとバッテリーの劣化が進みます。

macOS Big Sur以降のバージョンで利用可能な機能ですが、バッテリー充電の最適化を有効にすることで、80%まで充電するとフル充電まで遅らせるなどユーザーの充電の傾向を学習した上で自動調整されます。

MacBookを長期間使用しない場合の対策

MacBookを長期間使用しない場合も、バッテリーのフル充電は避けておくといいでしょう。AppleはMacBookを6ヶ月以上保管する場合、6ヶ月ごとにバッテリーを50%まで充電することを推奨しています。

また、バッテリーは極端な温度に弱いため適切な温度で使用・保管することが重要です。特に、高温環境(直射日光下や車内など)や極端な低温環境で使用したり置いておくのは避けるべきです。適切な温度管理によりバッテリーの劣化を防ぎ、寿命を延ばすことができます。

MacBookの寿命・買い替えのタイミングが来たらどうする?

同じMacBook機種を長期間使用している場合、買い替えやバッテリー交換を検討することになります。高品質で安いMacBookに買い替えしたい場合には、リファービッシュ品(整備済製品)がおすすめです。

MacBookのバッテリー交換はデメリットも多い

バッテリーの劣化による寿命を感じる場合、バッテリー交換をすれば同じMacBook機種を継続して使えるのではと感じる方もいるでしょう。確かにバッテリー交換という選択肢もありますが、費用などのデメリットがあります。

AppleCare+に加入している場合には無料でのバッテリー交換は可能ですが、例として2020年モデルのMacBook Pro(M1)でApple Storeへ交換依頼をする場合、37,500円の料金が発生します。決して安くないため、バッテリーだけ通販で手に入れて自分で交換するユーザーも中にはいますが、専門家でない方のバッテリー交換ではMacBook自体の破損リスクが高いです。

MacBookの寿命・劣化ではバッテリーのほか、ハードウェア側の消耗・故障も想定されます。なので、快適にMacBookを使うには端末自体を買い替えする方が確実です。

中古のMacBookは品質面で不安

MacBookの買い替えでは新品(定価)だと高額になるため、MacBookを安く買う方法として中古品で比較する方もいるでしょう。相場と比べて安く購入できるメリットはありますが、中古MacBookは以下のような注意点があります。

  • バッテリー消耗による寿命の懸念

  • 外観の傷など使用感がある

  • 個人間取引では動作保証や返金保証がない

フリマサイトなど個人で販売している中古MacBookは品質チェックがされておらず、交換や返金ができないので故障リスクが高いです。中古iPadはやめておいた方が良い?と言われる理由と同様に、MacBookも中古品は避けておくといいですね。

安く高品質なMacBookモデルを買うならリファービッシュ品(整備済製品)

中古品とは異なり、Back Market(バックマーケット)で販売しているリファービッシュ済のMacBookは以下のポイントから信頼できます。

  • 新品と同等の動作が確認された上で出荷

  • バッテリー容量保証もあり劣化の心配がない

  • 1年間の動作保証と30日間の返金保証もあり安心

新品・定価よりもお得な価格で購入できるほか、品質も安定しておりおすすめです。最近のMacBookモデルは高性能ですが、円安や物価高などの影響もあり高額の傾向にあります。ノートパソコンの買い替えで予算が限られている方は、ぜひリファービッシュ品をご活用ください。

整備済製品や再生品などと呼ばれるリファービッシュ品について、詳しく知りたい方はリファービッシュと中古の違いなど関連記事もご参考ください。

MacBookの買い替えでおすすめのリファービッシュ品・機種は?

リファービッシュ品は型落ち機種を中心に、安く販売しているメリットが大きいです。整備済製品のMacBook Airをはじめ、高性能なモデルでも10万円以下でご購入いただけます。

また、MacBookでは各機種によってディスプレイサイズや重さが異なりますが、用途に応じて選ぶことが重要です。詳しくは13インチのMacBook Airで後悔する理由など、関連記事で解説しています。

👉中古品のMacBookで狙い目・おすすめの機種は?

コスパ重視ならM1チップ搭載のMacBook Air

機能性と価格、両方のバランスを考慮するならM1チップ搭載のMacBook Airがおすすめです。以前のMacBookはIntelCPUが搭載されていましたが、Apple社が開発したM1チップのプロセッサによって、処理速度やバッテリー持続時間が大幅に向上しました。

MacBook Airは性能の高さだけでなく端末の軽さ・持ち運びのしやすさでも評価されており、講義やゼミでノートパソコンを使う機会が多い大学生におすすめのMacBookでも人気です。10万円前後の予算が許容できて、どのノートパソコンにするべきか悩む方はM1チップ搭載のMacBook Airが無難な選択となるでしょう。

性能も重視するならM2世代チップ搭載のMacBook Pro

新たに買い替えしたいMacBookでは、動画編集やプログラミングなど専門的なビジネスシーンで多用する場合にはM2世代チップのMacBook Proがおすすめです。同世代のMacBook Airと比べて高額になりますが、重いクリエイティブ作業やマルチタスクにも対応するスペックでProResエンコード/デコードエンジンを搭載しているため、動画編集などのメディア作業にも最適です。

MacBook Proモデルでは16インチの機種もあり、作業効率や性能を重視するユーザーにおすすめです。ただ、16インチのMacBook Proで後悔する注意点もあり、持ち運びをする機会が多い場合には14インチの方が望ましいでしょう。

購入費用を極力抑えるならIntelCPUのMacBookもおすすめ

Apple M1チップとIntelCPUのMacBook比較でも解説していますが、リファービッシュ品のMacBookでは過去モデルのIntelCPU搭載機種が比較的安くなっています。

なるべくコストを下げてMacBookを購入したいユーザー向けで、Intelチップ搭載のMacBook Airが推奨されます。そのほか、学割でMacBookを安く買う方法など低予算でMacBookを探している方向けの関連記事もぜひご参考ください。

MacBookの寿命でよくある質問と回答まとめ

MacBookの寿命について一通り解説しましたが、長期間同じMacBookを使っているユーザーはバッテリーなどの状態を見た上で、買い替えのタイミングであるかどうか判断するといいでしょう。

また、これからMacBookを使い始めたい方は高品質で寿命の長いリファービッシュ品がおすすめです。最後に参考までに、MacBookの寿命に関する質問と回答もまとめました。

MacBookで10年以上使えるケースもある?

実際、MacBookユーザーで同じ機種を10年以上使用できるケースもあります。特にMacBook Proは高い品質で、適切にメンテナンスを行えば10年以上の利用が可能です。

例えば、2012年製のMacBook Proを現在でも使用しているユーザーもいます。用途に応じてRAMの増設やSSDへの換装などのアップグレードを行うことで、パフォーマンスを維持しながら長期間使用できます。

しかし、ハードウェアの劣化や最新のソフトウェア・macOSに対応できなくなることも考慮する必要もあるため、寿命の目安である4年が経過したら買い替えを検討するといいでしょう。

寿命が近いMacBookのパフォーマンスが低下した場合は?

パフォーマンスの低下を改善するためには、以下の方法があります。現在使っているMacBookの動作が重く、フリーズや強制再起動・シャットダウンなどが発生する場合にはチェックしてみてください。

  • ソフトウェアのアップデート:最新のmacOSにアップデートすることで、パフォーマンスの向上やセキュリティの強化が期待できます。

  • ストレージの整理:不要なファイルやアプリを削除し、ストレージの空き容量を確保することで動作がスムーズになります。また、MacBookに負担がかかっているアプリの削除でパフォーマンスが改善されます。

  • スタートアップのクリーンアップ:システムの起動で自動で立ち上がるプログラムも整理することで、快適な動作となります。

リファービッシュ品のMacBookで古い機種は寿命が短い?

リファービッシュ品自体の寿命は基本的に新品と同等で、適切にメンテナンスされていれば4年以上、場合によっては7年程度使用することが可能です。

ただし、過去機種ではmacOSの対応バージョンが古く、セキュリティの脆弱性が確認されるほかビンテージ製品に該当して修理の依頼ができないといったデメリットもあります。IntelCPUのMacBookなど過去モデルから購入検討する際には、2017〜2018年以降の機種を優先するといいでしょう。

Sun

筆者:SunBackMarket コンテンツクリエーター

コンテンツクリエーターとして6年の経験を持ち、以前はゲーム業界で活動していました。BackMarketの目標である、リファービッシュ品の普及と「新しい」の再定義に貢献することをミッションとして掲げます。整備済製品の魅力やデバイス選定のポイントなど、役立つ情報を今後も提供していきます。

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