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最近のiPhoneシリーズはIP68等級の耐水・防塵性能があり、水濡れや水没が起きても問題なく利用できるとされています。ただ、iPhoneの利用状況によっては故障することもありますので、お風呂でiPhoneを操作したり、プールや海などのアクティビティでiPhoneを携帯したいと考えているユーザーは要注意です。iPhoneの防水性能に関する正しい情報を解説するほか、水濡れなどのリスク対策もご紹介します。
はじめに、iPhoneシリーズごとの防水性能の違いを解説します。歴代iPhoneシリーズの比較でも解説していますが、2016年リリースのiPhone 7シリーズではじめて防水性能が追加されています。
初期のiPhoneモデルは防水に対応しておらず、具体的には2007年リリースの初代iPhoneから2015年リリースのiPhone 6Sシリーズが対象となります。AndroidスマホではXperiaやAQUOSなどのメーカー機種は早い時期から防水性能を有していましたが、iPhoneシリーズは遅れての実装となりました。
また、2026年3月リリースのiPhone SE(第1世代)も同様に、防水に対応していません。iPhone 6SやiPhone SE1など、古い機種はサブスマホでの購入や利用でまだ需要はありますが、性能面では最近のモデルと比べると劣ります。
👉iPhoneは古い機種の方が良い?最新モデルでなくても良い理由とは?
2016年9月にリリースされたiPhone 7・iPhone 7 Plusモデルではじめて、IP67等級の防水機能が搭載されました。また、以降の機種はIP67、iP68等級のいずれかで詳細は以下表の通りです。
iPhoneシリーズの防水性能 | 防水評価 | 対応機種 |
IP67等級 | 一定の圧力下で、1分程度の短時間水に浸すことが可能 | iPhone 7シリーズ iPhone 8シリーズ iPhone X/XR iPhone SE(第2世代・第3世代) |
IP68等級 | 一定の圧力下で、最大30分程度の長時間水に浸すことが可能 | iPhone XS/XS Max iPhone11シリーズ |
詳しくは以下でも解説しますが、IP67等級の防水評価では一瞬の水没では故障に影響しないとされているものの、1分以上の長時間な水没では耐えられない可能性が高いです。一方でIP68では、30分程度までの期間で水没しても耐えられるといった耐水性の違いがあります。
また、同じIP68等級でも水深の深さで耐水レベルが異なりますが、iPhone12シリーズ以降のナンバリングモデルは全て同じ防水性能(正確には耐水・防塵性能)となっています。
そのため、2024年最新モデルのiPhone16と2020年リリースのiPhone12モデルで比較しても、基本的には同じ防水性能だと言えます。水に濡れても壊れにくいiPhoneモデルを購入したい場合、最新機種だけでなく型落ちのiPhone機種でもスペック的に問題ないでしょう。
iPhoneなどスマートフォンの防水性能を示す基準でIP(等級)を取り上げましたが、より詳しくIPの仕様について解説します。IP(International Protection)は電化製品の防水や防塵に関する世界的な基準を示す指標で、水濡れの耐性以外にも砂やホコリなどの粉塵に関する保護等級を表しています。
IPによる保護等級は「IP55」や「IP68」などの数字で記載されていますが、2桁ある数字で最初の数字は防塵性能、後の数字は防水性能を示します。
IP5X:有害な影響が発生する粉塵が中に入らない
IP6X:粉塵が中に入らない(最高レベル)
IPX7:一定の水圧で短時間水に浸すことが可能
IPX8:一定の水圧で長時間水に浸すことが可能(最高レベル)
このように、防塵性能と耐水性能の規定がありますがIP68がそれぞれにおける最高レベルの性能だと言えます。スマートフォンの防塵性能はIP5X以上、防水性能はIPX7以上が大半です。
ただ、IP68等級のiPhoneでも完全な防水が約束されているわけではなく、場合によっては水没や水漏れによる損傷が発生する可能性があります。そのため、Apple公式ではiPhone 7シリーズ以降の防水性能について「防沫・耐水・防塵性能」と表現しています。
また、IP等級ではIP68が最も高性能と説明しましたが、iPhone XS/XS Max以降からiPhone16シリーズまで、以下表の通り耐水性能が異なります。
IP68等級の対象機種 | 耐水性能の条件 |
iPhone XS/XS Max iPhone11モデル | 水深2mまで(最大30分) |
iPhone11 Pro・iPhone11 Pro Max | 水深4mまで(最大30分) |
iPhone12シリーズ iPhone13シリーズ iPhone14シリーズ iPhone15シリーズ iPhone16シリーズ | 水深6mまで(最大30分) |
水深による強度の程度に違いがあり、iPhone12シリーズ以降の機種は6mまでの深さでも長時間耐えられることが分かります。
また、iPhoneの防水性能(耐水・防塵性能)の傾向として下位モデルと上位モデルで性能の違いがほぼないことも注目されます。iPhone11シリーズでは無印モデル(水深2mまで)とPro・Pro Maxモデル(水深4m)までの違いがありますが、iPhone12シリーズ以降では下位モデルも同等の性能です。
無印モデルやPlusモデル(または復活しなくなったminiモデル)は、上位機種と比べて耐水性能に変わりがないため、Pro・Pro Maxモデルとの比較ではプロセッサやカメラ性能、バッテリー容量などのポイントを基準に検討してみるといいでしょう。詳しくはカメラ性能別のiPhoneランキングでも解説しています。
iPhone12シリーズ以降のIP68等級は高い耐水性能を誇りますが、お風呂で動画を視聴したりマリンスポーツでiPhoneを使った写真・動画撮影を考えているユーザーは、防水ケースや防水ポーチの利用が望ましいです。
これまで説明しましたIP等級の耐水性能基準は、一定の水圧・真水の常温での水没テストになるため、高温のお風呂や海水の水没では確実に耐えられないことも想定されます。そのため、お風呂やプール・海で意図的に水没させて水中で撮影するといった使い方は推奨されません。
また、防塵・耐水性能は端末の劣化によって精度が下がります。iPhoneの寿命・買い替えのタイミングが近い端末は短時間の水没でも故障の可能性が上がるため、100%の防水を保証してくれるスペックでないことを知っておくのが重要です。
IP68等級のiPhoneモデルでも、以下のような使い方をすると水漏れによる故障リスクが高くなります。
iPhoneを携帯したままお風呂やプールに入る
サーフィンなどマリンスポーツで使う
シャワーなど強い水圧で水をかける
極端に温度の高い(または低い)環境、あるいは湿度の高い条件で利用(サウナなど)
iPhone本体を分解する
落下など強い衝撃を与える
IPX8等級の耐水性能は水没に強い反面、IPX5やIPX6と比べて噴流耐性がないため噴水には弱いです。また、高い湿度によって端末の内部に結露が発生して故障することも想定されます。
短時間の水没で故障してしまうリスクを対策するには、スマホ用の防水ケース(防水ポーチ)の利用がおすすめです。防水ケースがあると、プールや海での写真・動画撮影も安心です。防水ケースに入れるとホームボタンの指紋認証が反応しないこともありますが、iPhone X以降で搭載された顔認証なら簡単にロック解除できます。
プールや海など外出先の利用やマリンスポーツのiPhone携帯では、強い衝撃による端末の破損もよくあります。そのため、防水だけでなく耐衝撃性も備わっているケースだとより安全です。
iPhoneの耐水性能についてこれまで解説しましたが、誤ってお風呂に水没させてしまったり、ズボンのポケットにiPhoneを入れたまま洗濯をしてしまうといったアクシデントが発生した際の対処法も重要です。
iPhoneの水濡れや水没で、ジュースやコーヒーなどの水以外の液体で濡れた場合、速やかに水道水で軽くすすぐことが推奨されます。液体による腐食を防ぐことが目的となりますが、すすぎの際にはiPhoneを完全に浸さないよう注意してください。
また、水道水ですすぐ前にはiPhoneをすぐに取り出し、電源をオフにするのもお忘れなく対応しておきましょう。電源が入った状態で水分が中に入るとショートの要因になり、修復不能な故障のリスクが高まります。
iPhoneをすすぎ終わったら、表面を柔らかい布で優しく拭き取りましょう。メガネ拭きなどのマイクロファイバークロスを使い水分を取り除き、速やかに乾燥させます。
電源をオフにした状態で、マイクロファイバークロスやレンズクロスなどの柔らかい布で拭き取ります
特に充電ポートやボタン周辺の水分をしっかりと拭き取ります
SIMトレイを取り出し、その内部も軽く拭いておきます
SIMカードが濡れたままだとデータ通信などの利用ができない可能性もあるため、SIMトレイを押し出してチェックしておくといいですね。
拭き取り後は、iPhoneを自然乾燥させることが重要です。風通しの良い場所に置く、または扇風機を使って冷たい空気を当てて乾燥を進めます。
注意点として、ドライヤーやヒーターなどの熱源を使用して乾かすことは避けてください。高温はデバイスを損傷する可能性があります。また、デバイスが完全に乾くまで充電やアクセサリの接続は行わないでください。目安として、iPhoneが濡れてから充電やアクセサリの接続をするまで最低でも5時間程度置くようにしましょう。
iPhone12シリーズ以降の機種が現状、iPhoneモデルの中でも最も高い耐水性能となります。耐水性能のほか、カメラスペックやバッテリーの持ちなどを重視するユーザーは最新モデルを優先しがちですが、最近のiPhoneモデルは高くコスパ面で微妙です。
高性能なiPhoneを安く購入するなら、型落ちモデルがおすすめです。Back Market(バックマーケット)より販売しているリファービッシュ品は、5〜10万円の価格帯で気軽に購入できる機種が多く購入しやすいです。
価格の安さを重視するなら、iPhone13シリーズがおすすめです。耐水性能はiPhone12シリーズと同じですが、iPhone13シリーズはバッテリー性能やプロセッサ、カメラなど様々な点で改善されておりiPhone13とiPhone12の比較ページでも解説しています。
シネマティックモードなど汎用性の高いカメラ機能を搭載
処理速度が速く上位モデルではバッテリー持続時間の長さ、カメラ性能で高く評価
コンパクトな機種が欲しいユーザー向けにiPhone13 miniモデルもおすすめ
望遠カメラ搭載や120Hzのリフレッシュレートが魅力的に感じるならiPhone13 ProやPro Maxモデルが適していますが、普段使いのスマホであれば下位モデルでも問題ない性能です。
防水性能のほか、ディスプレイやカメラなど全体的に高性能なiPhoneが欲しいならiPhone15とiPhone14シリーズの比較をしてみるといいでしょう。iPhone16と比較してもそれほど劣らず、特に下位モデルはリファービッシュ価格が下がっており購入しやすいです。
USB Type-C対応のiPhoneが良いならiPhone15がおすすめ
スペックの良さやApple Intelligenceを今後使うならiPhone15 Pro・iPhone15 Pro Maxモデルが人気
Lightningコネクタでも問題ないならiPhone14の方が安く購入しやすい
性能と価格のバランスを基準に、どのモデルが良いか検討してみてはいかがでしょうか。最新のiPhone16シリーズはカメラ性能やプロセッサなど改善されていますが、数世代前の機種でも幅広い用途に対応します。
iPhoneの防水性能に関して、ホームボタン搭載のSEモデル(第2世代・第3世代)はIP67と劣ります。水没による故障リスクは多少高くなりますが、指紋認証(ホームボタン)対応のiPhoneモデルは依然として需要がありリファービッシュ品で人気です。
片手でのロック解除がしやすく、端末自体がコンパクトであることからお子さん向けのスマートフォンでも適しています。iPhoneのサイズ比較でも解説していますが、大型ディスプレイが主流になっている中で小型モデルの需要もあり、SEシリーズはリファービッシュ品だと5万円以下の製品も多くおすすめです。
iPhoneの防水・耐水性能では、どこまで大丈夫か?といった正しい使い方を知っておくことが重要ですが、万が一の水濡れや水没による対策も大事です。バックマーケットでは安価なリファービッシュ品を提供しているだけでなく、バックアップサービスによる補償もあり安心です。
バックマーケットでは、リファービッシュ品のスマートフォンやタブレット、ノートパソコンなどを対象にBack UPのオプションを提供しています。いわゆるバックアップサービスであり、以下のような補償内容となります。
偶然の事故による落下や水濡れ(水没)を12ヶ月補償
修理サービスの提供、または修理費の請求も可能
業界最高水準のデータ復旧サービスも
リファービッシュ品の基本的な保証では1年間の動作保証と30日間の返金保証が付いていますが、故障による経済的な負担やデータ消失のリスク対策としてバックアップサービスのオプションを追加できます。
大事な写真や動画データのほか、ビジネスシーンで使うiPhoneとしてデータ管理を確実にしたい場合には、バックアップサービスのご利用を推奨します。
また、水没などによる故障で修理が難しい場合や、古い端末であるため買い替えをご希望の際には、故障したiPhoneの売却もしておきたいところです。
古くなったスマホや壊れた携帯電話については売却できず処分しかないと思うかもしれませんが、バックマーケットの買取サービスは故障品も売ることが可能です。iPhoneを売るならどこがいい?の関連記事で解説していますが、Back Market買取サービスでは専用ツールによるデータ消去も確実に行いますので安全です。
Web上での査定価格見積りや買取依頼など、バックマーケットの買取サービス詳細でご紹介しています。古くなったiPhoneの売却を検討している方は、iPhoneを売る前にするべきこともご参考ください。
iPhone13シリーズなど、防水性能の高い機種をお得に買うならリファービッシュ品(整備済製品)が適しています。リファービッシュ品は中古品と異なり、専門家による検品やクリーニングのほか修理や部品交換も必要に応じて行うため、安定した品質で提供されます。
バックマーケットの整備済製品が安い理由について気になる方もいますが、品質を下げて販売しているのではなく、プラットフォームに多数のリファービッシュ品販売業者が参入することで購入側にとって魅力的な価格競争を展開しているなど、安心できる背景があります。iPhoneの水漏れ故障やデータ消失のリスクが気になる方は、バックマーケットのバックアップサービスオプションもあわせて、ぜひリファービッシュ品を活用してみるといいでしょう。
コンテンツクリエーターとして6年の経験を持ち、以前はゲーム業界で活動していました。BackMarketの目標である、リファービッシュ品の普及と「新しい」の再定義に貢献することをミッションとして掲げます。整備済製品の魅力やデバイス選定のポイントなど、役立つ情報を今後も提供していきます。